TGS「オセロニアンの戦」出場者など強豪プレイヤーも参戦
4回目となる「オセロニアンの宴」は、東京にて開催。
会場も広くなり、参加者も80人にまで増えたほか、参加者の中には東京ゲームショウ2016で行われた「オセロニアンの戦」の出場者など、強豪プレイヤーの姿も見られた。
今回のイベントは、「ニコニコ生放送」にて配信されており、会場に足を運んだプレイヤーはもちろん、参加できなかったプレイヤーも、イベントの様子を生放送で観戦できるようになっていた。
開会式では、けいじぇいPこと、香城卓プロデューサーをはじめ、過去のイベントを盛り上げてきたメンバーが登壇した。
MC
- ちゅうにーさん
- みそしるさん
- 香城プロデューサー(通称、けいじぇいP)
解説者
- タイガー桜井さん
- 宮坊さん
ゲスト
- 高梨悠介さん(元オセロ世界チャンピオン)
難易度アップの逆転オセロニアクイズ
開会式のあとは、参加者やゲストたちがあいさつ代わりにバトルを楽しむウォーミングアップマッチがスタート。
ルール上、160コストという限られたデッキ編成だったにも関わらず、参加者たちは練習試合とは思えないほどガチなバトルを繰り広げていた。
まずは対戦を通じて交流を深める参加者たち。けいじぇいPは試作中のデッキで参加者と対戦していた
そして、ウォーミングマッチのあとは、『逆転オセロニア』の最新情報をツイッターで呟いているリリアさんから、本作に関するクイズが開始。
問題はぜんぶで5問あり、プレイヤーはあらかじめ渡された白と黒の紙を、正解だと思う2択の回答にあわせて上にあげるといった、シンプルな内容だ。
強豪たちがそろった予選ラウンドはまさに激戦区!
練習試合やクイズを通して、参加者の緊張も解けてきたところで、いよいよ予選ラウンドがスタート。
今回の大会は、以下のルールで行われた。
- デッキコストの上限は160
- 参加者は黒・白のチームに分かれて予選を行う
- 参加者は全員、最初にオセロの駒を3つ持っている
- 参加者同士の対戦では、勝者は敗者から駒を1個もらえる
- 運営スタッフとの対戦では、勝てば駒が2個、負けても駒が1個もらえる
- MCや解説者との対戦では、勝敗関係なく駒が1個もらえる
- 元オセロ世界チャンピオンの高梨さんにオセロで勝利すれば駒10個、負けても1個もらえる
- 予選終了後、両チームの駒の所持数上位2名が決勝に進出する
参加者の中には、過去のイベントの出場者や、カップ戦で上位に名を連ねるような有名プレイヤーも多く予選からハイレベルな戦いが繰り広げられていた。
また、ほとんどの人がマスターランクに達しており、コスト制限のおかげで勝てた場面もあれば、実力差を痛感させられる試合もあった。
そんな予選ラウンドを制し、決勝ラウンドへ進出したのは以下の4名。
決勝ラウンド進出者(以降、敬称略)
- ギース(白チーム1位)
- Exit(白チーム2位)
- しょーま(黒チーム1位)
- モカ(黒チーム2位)
準決勝第1試合:ギースVSモカ
準決勝第1試合は、白チーム1位のギースと、黒チーム2位のモカの対戦となった。
おたがい蘭陵王をリーダーにした神属性メインのデッキを使用。
中盤までは似たような動きをしていくのかと思いきや、ギース選手が2手目に配置したアルンのコンボスキルを発動し、早い段階からの攻撃的なプレイスタイルによってモカのHPを削っていく。
しかし、モカがサマー・ルサリィのコンボスキルによって増やしたダメージマスによって、ギースの駒の置き場を制限。
最終的にはモカがルキアの手駒ロックによって確実なる勝利を手にした。
対戦動画
準決勝第2試合:Exit vs しょーま
準決勝第2試合は、黒チーム1位のしょーまが、白チーム2位のExitと対戦。
序盤からカウンターや防御スキルによって、自分の被害を最小限に抑えつつ、相手のターンにもダメージを与えていったExitに対し、しょーまも毎ターンの毒スキルでジワジワと削っていく状態に。
しかし、Exitがお互いHP50%を切ろうというタイミングからアズリエル、グエリアス、サマー・アラジンと畳みかけ、勝利を収めた。
対戦動画
3位決定戦:ギース vs しょーま
3位決定戦では、1試合目と打って変わって、罠カウンター駒を盛り込んだデッキに切り替えたギース。
ブレスドソーディアンのコンボルートにアゲハを配し、誘いをかけるがしょーまは慎重に応戦する。
しかし、罠でじわじわとHPを削りながら有利に勝負を進めたギースが、最後にサマー・フギンとムニンのコンボを決めて勝利した。
対戦動画
決勝:Exit vs モカ
決勝は、その名に恥じないハイレベルな戦いとなり、お互いに強力なコンボスキルを警戒しつつ、裏を読みあうにらみ合いとなった。
終盤、ハーピストエンジェルか、アラジンのどちらのコンボを受けるかの二者択一でハーピストエンジェルを選び、HP1,781を残すことに成功したモカ。
そこから放ったヴァイセとグエリアスのコンボで逆転勝利かと思われたが、なんとExitは残りHP82で耐え、再逆転で優勝をつかみ取った。
対戦動画
高火力とバランスが勝利の秘訣
イベント終了後、見事優勝を手にしたExitにインタビューをさせていただいた。
――優勝おめでとうございます。今大会を終えての感想をお聞かせください。
Exit:白熱した決勝戦だったので、勝つことができて感動しています。HPが100を切るところからの逆転は、人生で10本の指に入るくらいのうれしさです。
――今回の「オセロニアンの宴」に参加されたきっかけを教えてください。
Exit:シルバーラグーン杯で69位に入ることができたのが大きな理由です。カップ戦で上位に入れたことで、オフラインイベントでも戦ってみたいと思い、今回の宴に応募しました。
――『逆転オセロニア』を始められたのはいつからですか?
Exit:ゴールデンウィークの逆転祭からですね。ちょうど、遊ぶゲームを探しているときに、逆転祭をやっていたので興味を持ちました。
――クラスマッチのランクを教えてください。
Exit:ちょうど、先月マスターランクになりました。今回戦った方にもマスターランクの人が多く、かなりやりこまれている人ばかりで、よく優勝できたなと今でも驚きです。
――今回の大会にあたっての作戦を教えてください。
Exit:リーダーは、ムーニアで行くことは決めていました。
デッキは、HPは22,000を最低限に確保しつつ、いかにダメージを多く与えられる駒を多く入れるかコンセプトです。
S駒はアズリエル1枚の構成だったのですが、上手いことに、絶妙なタイミングで手駒に入ってくれたので、それが大きな勝因だと思っています。
けいじぇいPが明かすオセロニア開発の裏側
白熱の戦いのあとには、リリアさんによるけいじぇいPへの突撃インタビューが行われた。
『逆転オセロニア』の初期段階からディレクターとして、開発に携わっていたけいじぇいPは、開発スタート段階での企画書を公開した。
プロトタイプとして作られた本作をブラッシュアップしていくにあたって、けいじぇいPは全国の高校をめぐり、高校生に実際にプレイしてもらって意見をもらったという。
目標は「国民的対戦ゲーム」
続いて、ユーザーからTwitterを通して、リリアさんに寄せられたけいじぇいPへの質問をぶつける「教えてけいじぇい」のコーナーへ。
Twitterで事前に集められた質問のほか、会場の参加者からもけいじぇいPへの質問が飛び出し、さまざまな情報が明らかとなった。
その質問と回答をダイジェストで紹介しよう。
――好きなキャラクターは誰ですか?
釣り目の女の子が好きなので、最近はヘイランがお気に入り。ムーニアやグエリアスなど、カップ戦の報酬のキャラクターには、キャラクターコンセプトから携わっているので愛着があります。
――先日、実装の予定が発表されたリリア駒の能力を教えて!
開発中の画像(下画像)を持ってきました。また、11月には大きなイベントがないので、リリアの誕生日を記念したイベントも現在準備しています。
――フレンドに使ってもらう駒はリーダー駒ではなく別に設定できるようにしてほしい
助っ人の問題については対策は現在考えており、改修を進めている最中です。実装には、もう少し時間がかかりそうなので、今しばらくお待ちください。
――11月のプロデューサーレターで発表された「闘化」について、闘化をした場合、スキルレベルは引き継がれますか?
闘化では、パラメーターや印だけでなく、スキル自体も変わる予定です。そのため、スキルレベルは引き継ぎません。
――秋のオセロニアンの宴は今回で最後ですが、今後もこのようなイベントは続けていくのでしょうか?
来年以降も、オセロニアンの宴は続けていきます。さらに、公式からユーザーに対して発信する部分を強化していきたいと思っているので、オンラインの方向からもイベントを企画しています。
――アルタイルの進化前と進化後で、服がはだけてしまうのはなぜ?
進化前の絵に比べて、進化後の絵にはインパクトが大きく出るようにしています。アルタイルの変化についてはアートディレクターの趣味です。(笑)
――決戦イベントのスケジュールが3時間で切り替わるようになりましたが、その理由は?
プレイし始めたばかりの方が、いろいろな駒を手に入れられるようにしてほしいので、短いスパンでさまざまな決戦を楽しめるようにしました。
ただ、「新しい決戦イベントはもっと時間を長くしてもいいのではないか」という意見も出ていますので、闘化など新システムが出そろった段階で、一度検討してみたいと考えています。
――今後も、最凶決戦はありますか?
これからも、最凶決戦は考えています。11月にも予定しています。これからも何かの節目に新しい最凶決戦は追加していきます。
――今後、オセロニアをどのように成長させていきたいですか?
『逆転オセロニア』のコンセプトである「逆転、対戦、観戦」を突き詰めていき、ゆくゆくは、「対戦ゲームといったらオセロニア!」というような国民的対戦ゲームにしていきたいです。
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