世界で問題になっている「ゲーム依存症」への考察を行う
[以下、リリースより]
今回のテーマ「eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」
遡ること約1年前、2017年2月20日(月)、黒川塾46テーマ「景表法、カジノビジネスのエンタメ的考察」にて、木曾崇氏、山本一郎氏を招聘し、日本における「eスポーツ」の課題を、景表法、賞金制、プロ制度などの面から考察を行いました。
当時はeスポーツを取り巻く環境は各種団体が林立し、個別の活動のなかそれぞれが新たな局面を模索していました。
しかし、2018年2月1日、「一般社団法人日本eスポーツ連合」(以下:JeSU:Japan esports Union)が発足しました。
JeSUは「日本eスポーツ協会(JeSPA:2015年発足)」「e-sports促進機構(2015年発足)」「日本eスポーツ連盟(JeSF:2016年発足)」の3つの団体を統合したもので、今後はプロライセンス発行により、かねてより課題だった賞金制などに改革をもたらすとともに、eスポーツ・プロライセンス保有選手を選定し、世界大会、オリンピックへの選手の覇権も視野に入れた活動を行う旨を発表しました。
しかし、それらに関しては正当性の疑義や異論もあり、JeSU発足後、JeSU加盟以外のeスポーツ協賛、プロゲーマー育成が促進されています。
また、1月には、「Gaming disorder」(直訳すると「ゲーミング障害」)として、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎにより日常生活が困難になる症状を、新たな疾病として世界保健機関(以下、WHO:World Health Organization)が「国際疾病分類」に加えるという内容をジュネーブで記者発表しました。
今回のWHOの発表によると「Gaming disorder」の症例としては
- ゲームをする衝動が止められない
- 何よりもゲームを最優先する
- 問題が起きてもゲームを続ける
それらによって個人や家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じるというものです。
今回の黒川塾では、eスポーツの開催に伴う景表法、プロゲーマーの雇用などに関して、早期から警鐘を鳴らし続けてきたカジノの専門研究者の木曾崇氏と、投資家の山本一郎氏をお招きしてお話を伺います。
それぞれのエンタテインメント産業の振興と活性化のために必要な何かを皆様と共有できれば幸いです。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
ゲストプロフィール(敬称略)
木曾崇(きそたかし)
日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部首席卒業(カジノ経営学専攻)。
米国大手カジノ事業者グループでの会計監査職を経て、帰国。
2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。
2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。新刊著書として「日本版カジノのすべて」を発売。
山本一郎(やまもといちろう)
1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる。
統計処理を用いた投資システム構築や社会調査を専門とし、Aetas株式会社エグゼクティブ・プロデューサー、東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員、東北楽天ゴールデンイーグルス育成・故障データアドバイザー、株式会社データビークルプロデューサーなど現任。
東京大学と慶應義塾大学とで組成される「政策シンクネット」の高齢社会研究プロジェクト「首都圏2030」の研究マネージメントを行うなど、社会保障問題や投票行動分析に取り組む。
「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
主催・司会 ナビゲーター・コメンテーター・黒川文雄
東京都生まれ。アポロン音楽工業を経て、ギャガコミュニケーションズ(現在のギャガ)にて映画配給宣伝、セガエンタープライゼス(現在のセガ)にてゲーム宣伝を革新的に進化させ、ゲーム内広告を世界で初めて展開。
デジキューブにてゲームソフトのコンビニ流通を開拓、デックスエンタテイメントにてFLASHを用いた世界初のネット型対戦カードゲーム『アルテイル・ネット』を展開、ブシロードにて取締役副社長、製造管理、海外販売、オンラインゲーム開発。
NHNJapanにては家庭用ゲームメーカーとの大型の共同タイトルを企画開発、運営まで。
あらゆるエンタメジャンルに精通したメディアコンテンツ研究家であり、本イベント・キュレーター。
コラム連載など、多岐にわたる人脈と長年のナレッジの蓄積で新たな地平を切り拓いてきました。参加する皆様方とともに成長をしていきたいと思います。
開催主旨
音楽、映画、ゲーム、ネット、IT、すべてのエンタテインメントの原点を見つめなおし、来るべき未来へのエンタテインメントのあるべき姿をポジティブに考える会です。
開催時期に合わせてゲスト・テーマを決定し、参加者とそれらを共有し、現状分析、動向を研究し、新たな化学変化を起こし、まだ見ぬ方向性、あるべきエンタメ像を創造するものです。
参加者においては、新たな気づき、明日からの活力になる勉強会、企画開催を心がけます。
音楽、映画、ゲーム、ネットワークなど、すべてのエンタメビジネスに精通した「黒川文雄」がナビゲートするエンタメ小宇宙。「エンタテインメントの未来を考える会」(黒川塾)開催決定です。
明日からのエンタメビジネス、自らのライフスタイルへの気付きを与え、与えられる会にしたいと考えます。
毎回多才なゲストを招待しての事例紹介、クロストーク、リスナー参加型の質疑応答形式もあります。
開催概要
- 開催日程:2018年4月26日(木)
- 19:00開場:受付開始
- 19:30開演:90分~程度 ※終了後 懇親交流会あり
開催会場
- 開催会場:千駄ヶ谷 学校法人 東京ネットウエイブ
※昨年開催の会場が異なります。ご注意ください。 - 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目8-17
- JR中央総武線 千駄ヶ谷駅 徒歩3分
地下鉄 大江戸線 国立競技場 A4出口 徒歩4分
地下鉄 副都心線 北参道 出口2 徒歩7分
参加費
- peatix:事前申し込み 3,000円 1ドリンク代込み 軽食あり
- peatix:事前申し込み(学割):2,500円(専門学校・大学など学生証をお持ちいただけた方対象とします)
- 当日料金:一般3,500円/学生3,000円(学生証をご持参ください)
ぜひ足をお運びください!
あらゆるジャンルのクリエイター、プロデューサー、ディレクター、起業家、営業、販売促進などすべてのポジティブなマインドをお持ちの方を歓迎します。
もちろん、それらの職業のかたに限定するつもりはありませんので、一般のかたも奮ってご参加ください。
エンタメ業界に所属していなくても結構です。ここが何かの「入口」になるかもしれませんし、「出口」になるかもしれません。積極的な参加をお待ちしております。
- 【問合せ先】イベント運営責任者 黒川文雄 kurokawa.fumio@gmail.com
(協賛:東京ネットウエイブ)