上級者のプレイを自分のものにしよう!
ハイレベルな戦いの数々に熱狂した「オセロニアンの戦 2017夏」。その戦いを見て、『オセロニア』への熱気がより高まっている人もいるのではないだろうか。
上級者のデッキ編成や打ち方を見て、自身の打ち方に取り入れるのは上達への近道。
また、クラスマッチなどで流行する駒は、「オセロニアンの戦」などの大会で出場者が使っていたことがきっかけで広まることも多い。
そこで、筆者が見た「オセロニアンの戦」決勝大会での注目プレイや、今後流行していくであろう駒をピックアップ解説しよう。
耐久デッキ対策のポイント「ウィング」
最初に紹介したいのは、準々決勝から仙台大会代表ぱてぃちえーると福岡大会代表いっせー@耐久の1戦。
第1試合、ぱてぃちえーるが、上辺に配置されたいっせー@耐久のメルノガイスの右隣にエンデガを打った場面。実はこの1手は、オセロ力を競い合う駆け引きが行われている。
実は、ここでエンデガをひっくり返してしまうと、実際のオセロでいうところの「ウィング」と呼ばれる悪形になってしまうのだ。
ウィングは、辺を確保できているように見えて、逆に相手に辺を取り返されやすい不安定な形。
辺を取られた側は、自分が角を取るか、相手にウィングが伸びていない方の角を取らせるだけで、辺を取り返すことができるため、かなり有利に盤面を展開できるのだ。
耐久デッキの場合、決定打は生まれにくいので、相手のコンボルートはあまり気にする必要はない。
2ターン目闘化アシュナリーアンヘルが八面六臂の活躍
同じく、ぱてぃちえーる対いっせー@耐久の2試合目から、ぱてぃちえーるが2ターン目に辺に闘化アシュナリーを打った場面。
実は、ここで召喚されたアンヘルの位置が重要。この位置にアンヘルがあることでコンボスキルを連続で発動させられるうえ、相手もアンヘルをひっくり返しにくいという状況に持ち込める。
「通常攻撃ダメージの60%の特殊ダメージを与える」というダメージ量の塩梅も良く、ATKの低い駒とコンボさせることで罠回収にも活用可能でかなり便利な駒になってくれる。
2ターン目にアシュナリーが手駒にいるという条件こそあるが、可能であれば狙ってみるのも一手だ。
闘化ブランジェッタ流行の予感
次に注目したいのは準々決勝で大阪大会代表伊丹と東京大会準優勝の社畜坊主@登山部の対戦。優勝者伊丹を苦しめた戦い。
勝負のカギを握ったのは、社畜坊主@登山部の孫尚香。
罠や吸収、HP割合の特殊ダメージなど、魔属性の駒の攻撃手段は数多くあるが、アズリエルなどの毒スキルは健在。
特に決勝大会では、闘化ブランジェッタを採用しているデッキが数多く見られ、これからさらに対人戦で流行していくことが予想できる。
そんな流行を先読みして、孫尚香を採用した社畜坊主@登山部のファインプレーが見事に決まった試合となった。
アンデッドは使用できる場面が限定的のため、採用率は低かったが、相手が魔属性リーダー時に効果があるコンボスキルを持ち、属性によるしばりが少ない孫尚香は注目すべき駒。
特に現環境では、ストラクチャーセット「Master of Curse(マスターオブカース)」の登場により、アズマリアやヴォルートをリーダーなど魔属性のリーダーを採用する人は増えていくだろう。
そのため、入手している人はデッキへの編成を検討してみるのもいいだろう。
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