リアルタイムCG技術を応用して非エンタメ業界にも積極展開
[以下、リリースより]
エンターテインメント業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオは、2016年におけるバーチャルリアリティ(以下「VR」)技術への取り組みについて発表いたします。
2016年は各メーカーより様々なVRデバイスの発売が予定されており、ゲームはもちろんのこと、映画やアミューズメント施設での利用、さらに建築や自動車など非エンターテイメント分野での活用なども期待されております。VRの市場規模は2020年までに300億ドルに達するとの予想(出典:Digi-Capital)もされています。
こうした背景を踏まえて当社では、盛り上がりが期待されるVR市場をさらに活性化するため、当社が保有する世界トップレベルのリアルタイムCG技術をVR分野に応用し、同市場のコンテンツ制作企業に向けて新しいソリューションを展開してまいります。対象となる業界は幅広く、当社が基盤を置いているゲーム・映像に加え、建築や自動車、製造など非エンターテイメント業界にも積極的に展開いたします。
開発中のVR技術デモのスクリーンショット
2016年3月に開催された世界最大のゲーム開発者会議GDC2016に、当社のリアルタイムレンダリングエンジン「Mizuchi」の技術デモ“Museum”のVR版を展示いたしました。実写に迫る本VRデモのクオリティに、国内・海外のお客様から大変好評を頂きました。
3DCGを用いたインタラクティブコンテンツやARの制作に強みのあるキャドセンターと連携し、建築・住宅業界向けのVR技術デモの開発にも取り組んでおります。こちらもイベントで展示予定です。
VR技術デモの公開について
当社が開発に取り組んでいるVRの技術デモは、2016年に開催される各種イベントにて公開いたします。
出展予定のイベント
- 6月22日 ~ 6月24日:第24回 3D&バーチャルリアリティ展
- 6月29日 ~ 7月1日:第2回 先端コンテンツ技術展
- 7月5日、15日:GTMF2016(Game Tools & Middleware Forum)
- 8月24日 ~ 26日:CEDEC(Computer Entertainment Developers Conference)
- 9月15日、16日:東京ゲームショウ2016
「Mizuchi」について
Mizuchiは、物理ベースレンダリングの考え方をサポートするレンダリングエンジンです。特に、光の反射を正確に扱うことで可能となる圧倒的な質感表現に強みがあります。リアルタイムグラフィックスでありがながら、金属、木材、ガラスなど多様な材質を実物さながらの質感で表現することができます。柔軟な設計になっており、ゲームはもちろん、映像や非エンターテイメント分野向けコンテンツ制作においても利用できます。
(C)Silicon Studio Corp., all rights reserved.
※Mizuchiは、シリコンスタジオ株式会社の登録商標です。
※その他、記載されている名称は各社の商標または登録商標です。