ECサイトに加え実店舗でも購入可能に! コンシューマーへの普及に期待
HTC Viveは、Oculus Riftとならび、現時点で最高のVR体験を可能にしてくれるVR製品。
HTC NIPPONは今回、国内のPC販売会社においてViveの実店舗での販売、および体験予約を可能にしたことを明らかにした。
玉野氏に続いて登壇したのは、HTC CORPORATIONの北アジア統括代表取締役ジャック・トン氏、およびVR新技術部門担当レオナルド・パオ氏。
Viveの他にはない強みとして、座ったままでも立って動き回っても楽しめることや、コントローラーの重要性について力説。
コンテンツ制作チームの増加についても触れ、エコシステムに力を入れてサポートできる体制を作っていくことがVRの発展につながると話す。
続いて、国内の販売における業務提携パートナーである株式会社デジカの代表取締役社長ジャック・モモセ氏が登壇。
6月1日から行っているオンライン販売を請け負っており、本日より実店舗における体験の予約ができる、VR予約システムをローンチした。
現時点では一部地域でのみ利用可能だが、年末までにすべての都市で提供開始される予定だ。
正規販売パートナーとしては、ドスパラ、TSUKUMO、ユニットコムが名を連ね、これらのうち、一部を除いて、本日より店舗で体験・購入ができるようになっている。
Viveで新たなエンターテイメントを生み出す制作者たちも登壇
続いて、実際にViveを活用したプロジェクトを手がけている企業の担当者たちがプレゼンテーションを行った。
各社とも、頭の向きや位置を感知できるルームスケールを評価しているようで、Viveでなくてはならない理由などの制作秘話が飛び出した。
『消滅都市』などで知られるグリーのWright Flyer Studioからは、VR Studio 副部長の江本真一氏が登壇。
SNSを扱ってきた会社ならではの視点で、VRの今後の利用を模索しているようだ。
タッチ&トライコーナーでコンテンツを体験
タッチ&トライコーナーでは、コロプラネクストの山上氏が紹介した『colopl Cyberpong VR』の他に、大量に飛んでくるフルーツを刀で切るアクションゲームと、2次元アイドルが歌うライブステージの舞台に立てるコンテンツが体験できた。
会場には、グリーンバックを使って、プレイヤーとコンテンツ映像を合成するデモも行われていた。周りの人から見て、何をしているのかが分かるようになっている。
ちなみに、Viveは大学の研究室などからも多く注文がされているとのこと。ゲームなどのエンターテイメント以外での使い道も研究されているようで、今後の動向に注目していきたい。