手のひらの上で開催されるもう1つのオリンピック
本作は、2016年8月5日に開幕を迎える「リオデジャネイロオリンピック2016」に先駆けて配信中の公式モバイルゲームだ。
アーチェリー、射撃、バスケットボール、サッカー、テニス、卓球の6つの競技をプレイし、各スポーツの醍醐味を体感することがプレイヤーの目的となる。
いずれの競技も準決勝から始まり、勝利するとそのまま決勝戦へ、という流れ。負けると3位決定戦へと進んでいく。そのため、1回のプレイにつき最低2試合をこなすことなる
テニスやサッカーなどの球技だと、本来なら自らが走ってボールを拾いに行かなければならないが、試合中の操作はすべてフリックのみで対応できるので、誰でも手軽に楽しめるはずだ
６つの各競技ルール
基本的にはフリック操作のみで遊べる仕組み。しかしプレイする競技によっては、ボールを操作するタイミングや、指でボールの軌道を自由に描けるようになっているものもある。
そのため、シンプルに見えるスポーツでも、いい成績を収めるにはある程度のコツをつかむ必要がある。
競技中は画面の右側に表示されている「チャンスゲージ」がたまっていき、これが満タンになるとステータスが一定時間だけ大幅に強化される。
これによって、それまでは劣勢だった試合でも逆転するチャンスが生まれることもある。
サッカー：カーブをしっかりと描くことが重要
サッカーは、フリック操作だけだと正面のシュートしか狙うことができない。そこで、指でなぞってボールにカーブをかけるといった細工を加えてゴールを狙っていくことがポイントとなる
テニス：チャンスゲージの使い方が勝利のカギ
テニスでは、相手のコートにボールを打ち返す際に、フリックする向きによってコースをコントロールすることができる。ラリーが続いているような状況ではチャンスゲージがたまっていきやすいので、このれを有効的に活用していきたい
アーチェリー：風向きを計算しながら矢を放て
アーチェリーの操作は少し複雑で、風向きを確認した後、制限時間内に的へ向けて矢を射ることが求められる。これらの操作は、画面をタップした状態で動くカーソルの位置を調整しつつ的を狙うという手順だ
射撃：タップだけの簡単操作が魅力
所持している弾の数だけ空中に皿状の円盤が放出されるので、それらを銃で撃ち落とすことが目的となる。標的は画面上からすぐになくなることはないので、タップ操作で落ち着いて撃ち抜こう
卓球：ラケット位置が高すぎても低すぎてもダメ
卓球の操作も非常にシンプル。画面上のラケットを、相手が打ってくるボールに合わせてぶつけるだけだ。ただし、ラケットの位置によっては、逆に相手にチャンスボールを与えてしまう可能性もあるため、細かな調整が必要になってくる
バスケットボール：とにかくスピードが命！
バスケットボールでは、相手とフリースローの打ち合いとなる。シュートはフリックのみで打てるのだが、力加減が難しいのに加え、初戦の相手でもかなりのスピードで点数を稼いでくる。そのせいか、慣れるまではいちばん難しい競技となるかもしれない
種目等級を上げて装備をレベルアップ
各種目で3位以上の結果を残すと、順位に応じてポイントを獲得できる。
このポイントがたまっていくごとにチャンスゲージの獲得量がアップし、より試合を有利に進めることが可能となる。
また、課金アイテムとなってしまうが、「ぺブル」といったアイテムを消費することによっても強化することができるので、ランキングで上位を狙いたい方は購入してみるのも手である。
各種目の装備は、レベルが上がるごとに、求められるポイントも多くなっていく。そのため、序盤こそ苦労は少ないものの、後半になるにつれて積極的に上位を目指す必要がある
誰もがアスリートの世界を堪能できる作品
リアルでスポーツが苦手という方の中には、ゲームでも自分が動くゲームをあまりプレイしない傾向があるように思う。
実際に筆者もその1人であるため、本作をプレイする前まではわずかばかりの抵抗感があった。
しかし、「サッカーはボールを蹴りながらゴールにシュートする」といったような、最低限のルールしか理解できていなくてもすんなりと遊ぶことができた。
その上、対戦相手が世界のどこかにいるほかのプレイヤーなので、試合での真剣勝負を楽しむこともできる。
ゲームとはいえ、参加している種目であらゆる強豪を倒し、1位の座を獲得したときの気分は悪いものではなかった！
もともとスポーツに興味があるという方でも、シンプルな操作で気軽に遊ぶことができるため、いち早くオリンピック気分を堪能したいなら、ぜひ一度プレイしてみてほしい。
- 使用した端末機種：iPhone SE
- OSのバージョン：iOS 9.3.2
- プレイ時間：約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン：1.0.6
- 課金総額：0円
(C) 2016 IOC.
