テクモ創業50周年!最新VRデバイスが満を持してお披露目
冒頭、コーエーテクモホールディングス社長の襟川陽一氏が登壇。新型VRデバイス「VR センス」のお披露目を行った。
大きさとしてはゲームセンターにあるような筐体に近い。もともと業務用ゲーム機を手がけていたテクモらしいマシンだ。
そんなテクモは今年創業50周年を迎える。節目を飾るマシンとして、ゲームはもちろん、さまざまな分野での利用も視野に力を入れていくという襟川氏は語った。
VRセンスは2017年夏、アミューズメント施設向けに第1弾の稼働を始めていく予定だ。
体全体で感じられるギミックが搭載
VRセンスの詳細はゼネラルプロデューサーであり、企画・デザインの設計も担当した襟川惠子氏が担当。筐体の特徴を資料を交えて説明していった。
VRセンスは、PSVRで見る映像に合わせて筐体側のギミックが起動することで、体験者がさまざまな刺激を味わうことができるデバイス。
最大の特徴は、嗅覚や触覚を刺激するギミックが搭載されている点。
視覚や聴覚以外のものも感じられることで、より現実世界に近い感覚でVRコンテンツを楽しむことができる。
五感すべてを感じられるのは世界初。特許出願中だ
香り機能は、小さなカプセルを5、6個並べて瞬間的に香りを出すことが可能。
シーンが切り替わった際に香りが残らない工夫がされている。
気になる触覚機能。詳細は明かされなかったが、VRセンスでは、体のどこかに突然なにかが触れるといった感覚が味わえる。
シーンに合わせて利用することで、驚きや没入感はより強いものになりそうだ。
その他、業務用ゲーム機としては大きすぎず、安全性が高く、施設の従業員がずっとついていなくても問題ないとのこと。導入のしやすさもウリであると惠子氏は語った。
発表会の最後には開発中のコンテンツも発表された。
『三國無双』や『GI JOCKEY』など、コーエーの人気シリーズも含まれているので、今後の展開にも注視していきたい。
かつてないVR体験ができそうなVRセンスだったのだが、デバイスの調子が悪いらしく、残念ながら特徴的なギミックを直接体験することはできなかった。
2月10日から幕張メッセで開催される「ジャパン アミューズメント エキスポ2017」(JAEPO2017)にもVRセンスは出展予定なので、その身で実際に体験してみてはいかがだろうか。
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