まずはしっかりとルールを覚えよう!
『Dota Underlords』は、8人のプレイヤーがそれぞれランダムに選出されるヒーローを購入して部隊を作り上げていき、1対1の対戦を繰り返してライフを削り合うバトルロイヤルのゲーム。
相手のライフを0にして、最後まで生き残っていたプレイヤーが勝つという勝利条件は、従来のバトルロイヤルゲームと変わらないだろう。
本稿では、1試合の流れや操作について解説していく。まずは基本的なルールを覚えて、オフラインのNPC対戦でゲームに慣れていくところから始めよう。
試合の基本的な流れ
本作の試合の流れ自体はシンプルであり、できることも限られているので難しい操作を必要としない。そのため、ルールをしっかりと把握すれば、どんなプレイヤーにも勝機はあると言っていいだろう。
1試合の流れは、以下の通り。
- ラウンド開始(ゴールド支給)
- 各プレイヤーが制限時間内に準備
- ランダムにほかのプレイヤーと対戦
- 勝敗に応じてライフが減少&次のラウンドへ
試合時間は30分~1時間ほどであり、空いた隙間時間などにちょっとだけプレイする、というのは少し難しいのがネックだ。
ただし、それはオンライン対戦の場合。オフラインのNPCとの対戦では、いつ中断しても続きからプレイできるため、僅かな時間でも遊べるようになっている。
1.ラウンド開始(ゴールドの支給)
ラウンド開始の合図とともに、プレイヤーにはゴールドが支給される。このゴールドで自分の部隊を強くしていくので、計画的に利用していこう。
また、支給されるゴールドは自身の連勝数などによって増減する。勝ち負けを繰り返しているとゴールドは増えにくくなるため、いかに連勝をキープできるかがこのゲームの鍵とも言える。
ゴールドがもらえる条件
- 基本ゴールド:5ゴールド
- 勝利時:+1ゴールド
- 3連勝・3連敗時:+1ゴールド
- 5連勝・5連敗時:+2ゴールド
- 7連勝・7連敗時:+3ゴールド
- 利子:所持ゴールドの10%(端数切り捨て、最大5ゴールド)
2.各プレイヤーが制限時間内に準備
ゴールドを受け取ったら、戦闘を行う自分の部隊を整える準備フェイズに入る。制限時間は約25秒となっており、その間に準備を完了させる必要があるのだ。
プレイヤーが主に操作するのはこの準備フェイズのみ。ここで勝敗が分かれると思っていいだろう。
準備フェイズでできることは、以下の通り。
- ヒーローの購入
- ヒーローの販売リスト更新
- ヒーローの売却
- ヒーローの配置変更
- 経験値増加
- 装備アイテムの着脱
ヒーローの購入・販売リスト更新・売却
ラウンド毎に商品が変わるショップから、所持しているゴールドを消費してヒーローを購入できる。
ヒーローは初期ステータスが高かったり、スキルが強かったりするほど消費するゴールドが高くなる。強いヒーローだけを集めようと思ったら、かなり多くのゴールドが必要になるだろう。
もし、ショップに並んでいるヒーローの中にほしいヒーローがいない場合は、2ゴールド消費するとラインナップを更新可能。
また、更新回数に制限はない。ゴールドに余裕がある場合は、狙いのヒーローが出るまで更新することもできる。自分のゴールドの残額に応じて利用していこう。
また、不要になったヒーローは売却でゴールドに変換できる。手に入るゴールドは、そのヒーローを購入したときと同じ値段となる。
盤面に置けるヒーローや手持ちに持っておけるヒーローは数に限りがあるので、ゴールドが足らないときやヒーローを整理したいときなどには、売却して入れ替えていこう。
ヒーローの配置変更
購入したヒーローは、盤面に配置しなければ戦闘に参加できない。
盤面に配置する方法は非常に簡単で、手持ちのヒーローをタップしたままドラッグして、配置したいところで指を離すだけ。
もし置きたい場所とは違うところに配置されても、ヒーローの移動は何回でも行える。前のラウンドで配置したヒーローも動かせるので、戦略に合った陣形をその都度組んでいこう。
経験値増加
プレイヤーにはレベルがあり、そのレベルと同じ数だけ盤面にヒーローが配置できる。どんなに強いヒーローをそろえても、レベルが低いと盤面に置けなくなってしまう。
そのため、勝利に近づくには終盤戦に向けてヒーローをそろえつつ、プレイヤーのレベルを上げていくことも必要になってくるのだ。
経験値は5ゴールドで4獲得でき、一定値に達すればレベルが上がっていく。ちなみに、プレイヤーレベルは最高10であり、盤面に置けるヒーローも10体までとなっている。
プレイヤーレベル別必要経験値
レベル | 次のレベルまで必要な経験値 | 総経験値 |
---|---|---|
1 | 1 | 0 |
2 | 1 | 1 |
3 | 2 | 2 |
4 | 4 | 4 |
5 | 8 | 8 |
6 | 16 | 16 |
7 | 24 | 32 |
8 | 32 | 56 |
9 | 40 | 88 |
10 | - | 128 |
装備アイテムの着脱
「中立フィールド」での戦闘の際、勝つと3つのアイテムから1つを選べ、負けたらどれか1つがランダムで手に入る。
アイテムの中には、ヒーローに直接装備させるものと、常時発動したままになるパッシブの効果を持つ2種類のアイテムがある。
直接装備させる場合は、画面右側タブの一番下にあるアイテムリストから行える。キャラの配置と同様に、アイテムをタップしたままドラッグして、装備させたいキャラの上で離せば装備できる。
3.ランダムにほかのプレイヤーと対戦
準備を終えたら、いよいよほかのプレイヤーと対戦する。対戦相手はランダムで選ばれる上に、戦闘はフルオートで進行されるため、この瞬間は見ているだけでOKだ。
また、左端に並んでいるプレイヤー一覧から、ほかのプレイヤーとタップすると、相手の戦闘を観戦できる。
ここで相手の手持ちや陣形を確認して、自身の部隊を変更していくという戦略も取れる。強力な部隊を作っている相手に対して、有利な戦略や部隊を組み立てていこう。
4.勝敗に応じてライフが減少&次のラウンドへ
戦闘が終わると、勝敗に応じてライフが減少する。勝利時はノーダメージであり、敗北時にのみダメージが発生する。
敗北時に受けるダメージは、ラウンドごとに決められた固定ダメージに、戦闘で残った相手ヒーローの星の数が追加された数値となる。
例:ラウンド27敗北時、相手の残ヒーローが星3と星2一体ずつの場合
ラウンド固定ダメージ2+3+2=7ダメージ
ダメージ計算で、ライフが0になったプレイヤーは脱落。ここまでの流れを、最後の1人になるまで繰り返していくのが、本作の1試合である。
戦略性を生む「合成」と「アライアンス」
試合の流れだけを見ると、ヒーローを買って配置し、オートで戦わせているだけのシンプルな内容にも見える。
しかし、本作にはヒーローの強さだけで勝敗が決まるような、単調な戦いで終わらせないための要素が2つ存在する
それが、強いヒーローを作れる「合成」と、特定のヒーローをそろえた時に発動する「アライアンス」というもの。
同じヒーローを集めて行う「合成」
合成とは、同じヒーローを3体集めることで、自動的に合成されてレベルアップしていくシステム。
星1を3体集めると星2になり、星2を3体集めると星3へと進化していく。進化するとステータスが倍近くまで上昇し、1ゴールドで買えるヒーローでも非常に頼れる存在になっていくのだ。
この方法を使えば、少ないゴールドでも強力なヒーローを量産していけるので、基本的には合成できるヒーローを買っていくのがいいだろう。
注意しなければならないのが、本作はヒーローの数を全プレイヤーで共有しているということ。各ヒーローの最大数が決められており、他プレイヤーとまったく同じ部隊を組むことはできない。
また、特定のヒーローを星3にしようとしたとき、どうしても残りの1体がショップに並ばないパターンがある。
この場合、既にほかプレイヤーにそのヒーローを取られており、ショップに並ぶ数が残っていない可能性が高いのだ。
そろえることで強力なバフが発生する「アライアンス」
各ヒーローには、2~3個の「アライアンス」というものが設定されている。
同じアライアンスを持つヒーローを盤面に一定数そろえると、それぞれに用意された強力なバフ効果が発動するようになっている。
このバフ効果は戦闘への影響が大きく、たとえ星3ヒーローが多くても、バフなしではバフありの星2ヒーロー部隊にも負けてしまうことがあるのだ。
自身が発動している、もしくは発動できそうなアライアンスは、画面右側の一番上のアイコンをタップすると確認できる。
今どのアライアンスが何体いるのかや、アイコンをタップすればアライアンスの効果も確認できる。準備でヒーローを買うときや、盤面に配置するときなどには確認するようにしよう。
注意点として、同じヒーローは盤面に並べてもアライアンスの数が増えない。
同名ヒーローは何体いても1体分として扱われるため、バフ効果を発動させるには、同じアライアンスを持つ別のヒーローを配置する必要があるのだ。
同じヒーローを利用した「悪魔」の小ネタ
「悪魔」のアライアンスは、ボードに1体だけ悪魔がいるときに、ピュアダメージ量が50%プラスされるという強力な効果。
効果の仕様上、複数の悪魔を自分の盤面に置くことができないと思い、単体で機能させるアライアンスだと考えがちだ。
しかし、同じヒーローならアライアンスは1体分と換算されるため、2体以上配置しても悪魔のバフが発動したままになる。
高いダメージを叩き出せる悪魔を複数体並べられる戦術なので、機会があれば試してみてほしい。
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