ネクソンの新作『FIFA MOBILE』を先行体験!メディア向け説明会レポート

ネクソンは8月28日(金)、年内配信予定の新作サッカーゲーム『EA SPORTS(TM) FIFA MOBILE』のメディア向け説明会を開催。本稿では、説明会で語られたゲームの概要に加えて、先行体験会で分かった本作の特徴や魅力もあわせて紹介していこう。

※掲載されている画像は開発中の画面となります

圧倒的ボリューム!人気シリーズ最新作がスマホで登場

ネクソンより年内配信予定のスマホ向け新作サッカーゲーム『EA SPORTS(TM) FIFA MOBILE』(以下、『FIFA MOBILE』)のメディア向け説明会が、同社オフィスにて開催された。

本作は、これまでに60タイトル以上がリリースされている『EA SPORTS(TM) FIFA』シリーズの最新作となっており、開発は中国のElectronic Arts Inc. China Studioが手掛けている。

説明会では、ネクソン事業本部 第2事業部長 中西啓太氏と、『FIFA MOBILE』の運用ディレクターである竹本涼平氏の2名が、本作の概要とゲーム内容について紹介してくれた。

中西啓太氏(写真左)と竹本涼平氏(写真右)

開発を手掛ける中国のElectronic ArtsのJace Yang氏によるビデオメッセージでは、本作へ期待を寄せるコメントが贈られた

『FIFA MOBILE』の3つの特徴とは?

中西氏は、モバイル向けとして登場する『FIFA MOBILE』の大きな特徴として、「圧倒的なライセンス」「モバイルに最適化された操作感」「シーズンリセットなし」の3つを挙げていた。

ライセンス」に関しては、世界36リーグ、650以上のクラブチームから、17,000名以上の選手が実名で登場。これは、サッカーゲームのアプリではNo.1を誇る圧倒的なライセンス数だ。

試合中の操作方法は、バーチャルパッドとボタンで操作する「ボタンモード」に加えて、モバイル向けに画面のタップとスワイプのみで操作ができる「ジェスチャーモード」が採用されている。

竹本氏による、実機プレイでの操作解説。操作はあまり得意ではないとのことだったが、しっかりとゴールを決めていた

シーズンリセット」というのは、シーズンが更新されるタイミングで、ゲームとクラブや選手とのライセンス契約の変更が行われたときに、対象のクラブや選手の情報がリセットされてしまうことを指している。

本作では、このリセットが行われないため、一度獲得した選手は、次のシーズン以降もずっと使い続けることができる。

もちろん、選手情報の細かなアップデートは、そのときに合わせて随時行われていく

2つのオンライン対戦モードについて

続いて『FIFA MOBILE』の主なコンテンツが紹介された。本作には、メインの対戦コンテンツとして「VSマッチ」と「VSアタック」の2つが用意されている。

VSマッチは、お互いのプレイヤーが操作し合ってリアルタイムで戦う、従来の対戦モード。1試合のプレイ時間は6~10分程度と短めだ

VSアタックは、それぞれのプレイヤーがAIを相手にする対戦モード。90秒間の制限時間内に、相手よりも多くゴールを決めたほうが勝利となる

新モード「シミュレーションリーグ」が追加

また、シリーズ初となる「シミュレーションリーグ」が登場。

このモードは、プレイヤーがクラブチームの監督となり、チームの戦略や戦術などを細かく設定して、毎週自動で行われていくリーグ戦を戦っていくといった内容だ。

試合結果によって、リーグの昇格と降格がある。試合結果を見ながら、チームが勝てるように戦術を見直していく

その他にも、いわゆるギルド機能である「リーグ」もあり、他のプレイヤーとコミュニケーションを取りながら、交流や対戦なども楽しめるようだ。

さらに、オークション機能となる「市場」では、他のプレイヤーと選手の取り引きをすることができる。お気に入りの選手を獲得しやすくなる嬉しい機能だろう。

オークションで使用する通貨は、課金だけでなくゲーム内でも入手できる

本作のリリース時期については、クローズドβテスト後に調整予定ではあるが、今年の秋頃を目指しているとのこと。

先日より事前登録キャンペーンを開始しているので、気になる人はぜひ登録しておこう。

開発版の『FIFA MOBILE』をたっぷり体験!

説明会に続いて、『FIFA MOBILE』の開発版をプレイできる体験会が行われた。以下では、実際に遊んでみて分かった、本作の魅力について詳しく紹介していこう。

まずは、サッカーゲームでは気になる人も多いかと思われるグラフィックだが、選手の特徴をしっかりと捉えた、かなりクオリティの高い仕上がりになっている。

ゴールを決めたあとのワンシーン。選手の表情の変化などの細かな部分も再現されており、実際の試合に負けない迫力が伝わってくる!

また、本作の大きな特徴として、各選手のパラメータ設定の細かさが挙げられる。

「瞬発力」や「決定力」、「敏捷性」といったさまざまな能力値が、選手ごとにかなり細かく設定されており、サッカーにあまり詳しくない人でも、ひと目にその選手の強みが分かるようになっている。

ステータス画面。とにかく能力値の項目が多く、選手の得意分野がひと目で分かる

試合では、各選手の能力を最大限に活かせるように、編成やフォーメーションを考えていく。もちろん、大好きな選手だけを起用したドリームチームを作ってもいいだろう。

編成画面。右側に表示されている「OVR:86」というのが、大まかなチームの強さを表している

フォーメーション設定画面。オーソドックスなものから、攻撃・守備に大きく偏ったものまで、豊富な種類の中から選ぶことができる

2つの操作モードの違いについて

本作の操作モードである「ボタンモード」と「ジェスチャーモード」。これらの操作の違いは、以下のようになっている。

ボタンモード:パッドとボタンで操作する基本モード

  • 移動:バーチャルパッド
  • 各種アクション:ボタンタップ(フリックで特殊アクション)

ボタンモードは、バーチャルパッドで移動をして、ボタンのタップでシュートやパスをする、従来のコントローラー操作に近い操作モード。

ボタンタップの代わりにボタンの上下左右フリックで、ループシュートやロブパスなどの特殊なアクションが発動する。

また、ボタンを長押しすることで、パスやシュートの強さを調整可能だ。

パスボタンを上フリックすると、ふわっと浮かせるロブパスが発動。ここからボレーシュートなどにもつなげられる

シュートを打つと見せかけて、ドリブル突破を狙う「フェイント」などのアクションもあり、かなりテクニカルな動きができるアクション性の高さにも注目したい。

また、「ダッシュ&スキル」のボタンをダブルタップすると、各選手の固有スキルが発動。

ルーレットなどの華麗なドリブルで相手を抜き去って、有利な戦局を作り出すといったゲームコントロールも可能だ。

相手にボールを奪われると、各ボタンが「スライディング」などの守備ボタンに切り替わる

ジェスチャーモード:タップ&フリックで操作できる簡単モード

  • 移動:バーチャルパッド(未操作時はオートで移動)
  • パス:パスをしたい場所をタップ
  • スワイプ:シュートをしたい方向へフリック

ジェスチャーモードは、画面の好きな場所をタップ/フリックすることでパスやシュートができる、簡単操作モード。

フリックの長さや軌道でシュートの強さやコースを変更できるが、こちらのモードではボタンモードにある特殊なシュートなどは使用できなくなるようだ。

これらの操作モードは、オプションでいつでも変更できる

よりテクニカルな操作をしたい場合は、ボタンモード。簡単操作でスピーディーに試合を展開させたい場合はジェスチャーモードを使用する、といったところだろうか。

また、ボタンモード時でも、ジェスチャー操作はできるので、状況に合わせて使い分けていくのが良さそうだ。

トレーニングで選手を強化しよう!

各選手は、「トレーニング」「進化」「強化」の3つメニューで能力を強化することができる。

トレーニングでは、他の選手やトレーニング専用カードを素材にして経験値を獲得し、選手の能力を強化していく

進化では、ベースとなる選手よりもOVR(レベル)が高い選手を使用して、選手の進化段階を上げられる。素材として使用する選手によって、進化の成功率が変化する

また、これら以外にも、スキルブーストと呼ばれる強化システムがある。

スキルブーストでスキルを強化すると、そのスキルを持っているすべての選手を強化できるといった感じだ

対戦をしながら素材を集めて、強化するといった、スマホゲームらしいゲームサイクルになっているので、普段サッカーゲームをあまりプレイしない人でも遊びやすいのではないだろうか。

ミニゲームでプレイスキルを向上!

スキルゲームというモードでは、狙ったところにボールを蹴ったり、ドリブルで相手をかわしたりといった、試合で重要になる操作テクニックをミニゲームで遊びながら練習することができる。

ゴールにある的を射抜いて得点を稼いでいくミニゲーム。フリックの強弱でしっかりと狙いをつけて、ゴールの枠を捉えていこう

決められたコースを、障害物を回避しながらドリブルで進んでいくミニゲーム。AI操作の対戦相手よりも素早く進んで、ゴールまでボールを運ぼう

ドリブルのほうのミニゲームは、細かい操作が要求されるため、やや難しく感じた。意外と対戦相手が強いので、勝てるようになる頃には操作もかなり慣れているはずだ。

スーパープレイも簡単に再現可能!

最初は操作が難しい印象を受けたが、短時間でコツをつかむことができ、ややテクニカルなボール操作もすぐにできるようになった。

センタリングからボレーシュートといったプレーも、簡単操作で再現できるので、ぜひゲームがリリースされたらチャレンジしてみよう。

パスボタンを上フリックして、ゴール前の味方に向かってロブパス

パスがくる前にシュートボタンを長押しでパワーをチャージ。タイミング良く指を離して、強烈なボレーシュート

リプレイでゴールの瞬間をプレイバック。実際の試合のような臨場感だ

ゴールを決めたら観客にアピール! めちゃくちゃ気持ちいい!

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※掲載されている画像は開発中の画面となります