エフェクトを使いこなして動画を見やすくしよう!
プレミアプロのエフェクト機能には、動画の場面をスムーズに切り替えたり、見栄えを良くしたりするのに便利な機能がたくさんあります。
場面の切り替え(フェードイン/アウト)
2つの動画をフェードイン/アウトでつなげたい場合は、エフェクトの「ビデオトランジション」から、好みのエフェクトを選んで動画の間に配置するだけでOK。種類がたくさんあるので、シーンの雰囲気などに合わせて選びましょう。
エフェクト機能を使った画面の切り替え方
- 上部メニューから「ウィンドウ」⇨「エフェクト」を選択
- 「ビデオトランジション」の項目にある「>」をクリック(エフェクトのパターン一覧が開く
- 好きなエフェクトを選んで、編集バーの動画の間にドロップ
- 配置したエフェクトの左右をドラッグして、エフェクトの長さを調整する
- (一部のエフェクトは)クリックで選択後、エフェクトコントロールでサイズや向きなどを調整する
試しにディゾルブを入れてみると、こんな感じの演出になります。
あとはエフェクトを見ながら微調整をすればOK。効果時間は、編集バーのエフェクト部分をダブルクリックすると、秒数を入力して変更することもできます。
また、画面がスライドするようなエフェクトの場合は、だいたいエフェクトコントロールで方向などを変えられるので、忘れずにチェックしておきましょう!
各エフェクトの特徴をざっくり紹介
名前だけだとイメージしにくいので、エフェクトの項目ごとの特徴を簡単に紹介していきます。
3Dモーション:画面自体ががっつり回転して切り替わる
- アイリス:中心から四角だったり丸だったりの図形が広がるようにして切り替わる
- イマーシブビデオ:バーチャルな演出でド派手に切り替わる
- スライド:パワーポイントのスライドみたいにページが切り替わるイメージ
- ディゾルブ:画面がうっすらと消えながら切り替わる。フェードイン/アウトのイメージに一番近い
- ページピール:本のページをめくる感じ
- ワイプ:スライドの派生といった感じ。説明難しいので省略
この中でも使いやすそうなものをいくつか紹介します!
おすすめ①:ディゾルブ→クロスディゾルブ
すっと消えつつ、次の動画がスッと現れてくる、クセのない画面切り替え。あまり目立たせずに自然な流れで動画をつなげたいときはおすすめ。万能です。
おすすめ②:3Dモーション→キューブスピン
キューブが回転するような感じで画面が動いて、次の動画と入れ替わります。エフェクトコントロールの左上の▼と▶で上下or左右の方向に切り替え、反転にチェックを入れると回転方向を逆にできます。
おすすめ③:ディゾルブ→暗転 or ホワイトアウト
一度完全に真っ暗(ホワイトアウトは真っ白)になってから、次の動画に切り替わります。クロスディゾルブよりも画面が切り替わってるのを目立たせたいときはこちら。
おすすめ④:スライド→スライド or 押し出し
次の動画が差し込まれるよう感じで移動してきます(紙芝居のイメージに近い)。こちらもクセがなく使いやすいです。スライドは元の画面に重なるように、押し出しは元の動画を押し出しながら切り替わります。
動画の最後でBGMの音量を小さくする
- エフェクト→オーディオトランジション→クロスフェード→指数フェード
動画のBGMをなめらかにつなげたいときに便利なのが、「指数フェード」のエフェクト。画像のフェードアウトの音楽版といった感じで、音が徐々に小さくなるといった処理を勝手にしてくれます。
動画のつなぎ目だけでなく、動画のラストにBGMが途中終了してしまうときなどは、指数フェードを1~2秒程度で設定するときれいに終了できます。
配置した指数フェードは、他のエフェクトと同じく、バーを左右に動かしたり、ダブルクリックで秒数を指定して効果時間を変更可能です。
画像や動画にモザイク(ぼかし)を入れる
動画や画像にモザイク(ぼかし)を入れるときは、エフェクトの「ビデオエフェクト」にあるモザイクとブラーを使います。モザイクはまんまモザイクを入れて、ブラーは画面をぼやけさせる感じになります。
モザイク
- エフェクト⇨ビデオエフェクト⇨スタイライズ⇨モザイク
ぼかし
- エフェクト⇨ビデオエフェクト⇨ブラー&シャープ⇨ブラー(4種類どれか)
エフェクトを選んだら、編集バーの動画の上に直接ドロップ。エフェクトコントロールにモザイクやぼかしの項目が追加されるので、細かな設定を決めましょう。
ぼかしのよくある使い方としては、以下のようなものがあります。
使い方①:動画の余白に置いた画像を目立たなくさせる
縦画面の動画などをYouTubeでアップするときによく使われる手法。左右の余白を埋めるために画像を置いてみると、結構目立ってしまうので、ブラーでぼかして目立たなくしています。
使い方②動画の上に画像を置くときに動画全体をぼかす
これもよく使われる手法です。動画に別の動画や画像を重ねるとかなり見づらくなるので、後ろの動画をぼかして見やすくしています。
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