※記事中の内容は取材時点での情報です。実際のゲームと異なる可能性があります
キン肉マン愛にあふれる漢たちが手掛ける9年ぶりの新作
――本日はお忙しいところお時間いただき、ありがとうございます。まずは、お二人について簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか？
大竹 健司氏（以下、大竹氏）：株式会社コプロで『キン肉マン 極・タッグ乱舞』のプロデューサーをやらせていただいている大竹です。
経歴としては、根っからのゲーム好きではあったので、基本的にゲーム会社を転々として今に至るという感じです。
好きなゲームは『スプラトゥーン』ですね。もう初代から今まで飽きるぐらいずっとやってますね。飽きるぐらいっていうか、飽きてないですね未だに（笑）
内藤 僚氏（以下、内藤氏）：プランナーの内藤です。私は他社でコンシューマーやソーシャルゲーム問わずいろいろなタイトルでプランナーを経験後、今はコプロで『キン肉マン 極・タッグ乱舞』を担当させていただいております。
好きなゲームは、ここ半年くらい『原神』にハマっています。あまり時間がない日でもログインは欠かしていません。最近では高難易度もちゃんとクリアできるようになってきました！
『キン肉マン 極・タッグ乱舞』チーフプロデューサーの大竹健司氏（右）、プランナーの内藤僚氏（左）
――それでは、『キン肉マン 極・タッグ乱舞』についてお聞かせください。どういったゲームになりますか？
大竹氏：基本的には王道のRPGになると思います。バトルで敵を倒して、順番にステージをクリアして素材を集めながら、少しずつ成長を実感していくようなゲーム性になっています。もちろん他にも機能はたくさんあるのでアンロックしていく楽しみがあります。
キャラクターの等身はリアルではなくデフォルメ寄りですね。かわいらしさもあるのですが、公開した必殺技動画には「迫力ある！」といった声もいただいているので、しっかり『キン肉マン』の力強さも表現できていると思います。
キン肉マンの必殺技「キン肉ドライバー」。各超人固有の必殺技が迫力ある演出で再現されている
――『キン肉マン』は長年に渡って愛され、ファンも多い作品です。本作を作るにあたって意識していることや重視していることはありますか？
内藤氏：『キン肉マン』は歴史ある作品なので、ファンの年齢層も比較的高めの方が多い、というところは意識しています。
ゲームに多くの時間を割けない方々が多い印象なので、シンプル、かつ分かりやすいゲーム性というところを重視して制作にあたっています。
一方、ただそれだけだと深みが出てこないので、シンプルさの中でいかにキャラクターの良さを出していくかも重要だと考えています。そのためにひたすら原作を読み込んで制作を進めていますね。
株式会社コプロは『キン肉マン マッスルショット』にも携わっており、オフィスからもキン肉マンへのリスペクトがあふれる
ストーリーモードで原作を追体験しつつ、イベントでのオリジナル要素も展開予定
――本作は原作の『キン肉マン』で言うと、どのあたりのエピソードを扱うことになりますか？公式Xなどではキン肉星王位争奪編のコスチュームを着ていましたが
大竹氏：基本的にはストーリーモードで、原作の最初の方からクエストで追体験ができるような仕組みになっています。
リリースの段階だと悪魔将軍と戦うところくらいまでではありますが、随時追加していく予定です。
――公式サイトのトップ画像にはネメシスの姿も確認できました。最新シリーズの完璧超人始祖（パーフェクトオリジン）編も入るということでよろしいでしょうか！
内藤氏：最新シリーズも実装を予定しているので、こうご期待です！ネメシスはキービジュアルにもあるので、早い段階で実装できればと思っております。
――期待しています！となると、イベントなどは原作を順々に追っていくわけではない、ということでしょうか？
大竹氏：一から順に原作を追うという形ではなく、新しいエピソードや『キン肉マンII世』を扱ったりもするなど、イベントに応じてメインのエピソードが変わっていく予定です。
シーズナルイベントも実施予定で、たとえば水着の女の子が登場するイベントなど、期間限定のものを考えています。
――本作ならではのオリジナルストーリーなども展開されるのでしょうか？
大竹氏：原作が連載中なので断言はできませんが、今後検討していきたいです。
今のところはイベントでのオリジナルの会話劇や、原作で登場していなかったキャラクターが裏で何をしていたのか、といったところも描けるといいなと考えています。
このゲームならではの要素は随時詰め込んでいきたいですね。
――ストーリー以外のコンテンツにはどういったものがあるのでしょうか？
大竹氏：リリース時点では、他のユーザーが編成したデッキと戦う「コロシアム」という機能がありますので、まずはそこから楽しんでいただければと思います。
コロシアムはリアルタイムバトルではないのですが、ゆくゆくはリアルタイムの対戦も実装していきたいなと考えています。
――たとえば原作の王位争奪編のような王子ごとの特殊なチーム戦などはいかがでしょうか？
大竹氏：企画としてはあるのですが、ちょっとリリース段階では入っていません。ただ、今後そういった原作に即したコンテンツも入れていきたいですね。
バトルはタッグ技に注目！ 原作再現はもちろん、オリジナルのものも登場
――ゲームについてもう少し深堀りさせてください。タイトルが「極（ごく）タッグ乱舞」ですが、基本的にはタッグマッチがメインになるのでしょうか
内藤氏：そうですね。チーム編成時、1ユニット（タッグという呼称）が2人組になっています。
バトル中は「タッチ」して控えキャラと交代しながら戦えるので、状況に応じてキャラを変更していくような戦略性があります。
PVより抜粋。1チームは3つのタッグで編成。タッグはメインとサブを設定し、戦闘中にタッチで交代可能だ
――タッグ技はあるのでしょうか？特定キャラ同士のおなじみの技などは……
内藤氏：タッグ技については、原作にある特定キャラ同士のものはもちろん再現していきます。
チュートリアルでキン肉マンを配布する予定なのですが、これがテリーマンとの専用タッグ技を持っています。
アメリカ遠征編のザ・マシンガンズが好きな方だったら、ニヤッとできるものになっているかと思うので、ぜひ楽しみにしてほしいです。
――原作通りのタッグを編成すれば技が再現できるのは熱いですね。ちなみに、原作でタッグ技のないキャラ同士だとどうなるのでしょうか？
内藤氏：原作のタッグ技だけではなく、それ以外のゲームならではのオリジナルのタッグ技も検討していきたいと考えています。徐々に増やしていければと。
――バトルはターン性とのことですが、実際にはどういった流れで戦っていくのでしょうか？
大竹氏：自分のターンでは、スキルカードを選択することで、繰り出す攻撃を決めていきます。
スキルカードはキャラに応じた技が設定されており、それぞれ効果や性能が異なります。
いくつかあるカードの中から毎ターンランダムに配布されるので、その手札の中から選んでいくことになります。
PVより抜粋。カードは重ねて強化できたり、敵との属性相性もあったりと、毎ターン最善の選択をしていくことが勝利のカギとなる
大竹氏：必殺技ゲージが溜まると、必殺技のカードが出てくるので、勝負どころではこれを活用していくことになりますね。
相性や効果を考えながら、出現する敵に応じてどういう編成をするか、というところが面白さになるかと思います。
また、タッチして交代もできるので、HPが減っていたら下げて要所でまた出す、といった戦略性もありますね。
――ありがとうございます。シンプルでありつつも、その都度状況に対応する奥深さも楽しめそうですね
内藤氏：ターン制のバトルが苦手な方に向けて、オート機能も搭載しています。
ですので「バトルは手軽に消化しつつ、ストーリーを楽しむことに重きを置く」といった遊び方も可能です。
そういった面では、幅広い方に触っていただけるようにできたかなと思っています。
低レアキャラクターも最高レアまで育成可能！ 好きな超人を活躍させられる
――多彩な超人が登場するところがキン肉マンの魅力の1つかと思います。課金要素は超人のガチャになりますか？
内藤氏：メインはそうですね。イベントごとの限定キャラなども登場させようと考えています。あとはショップでのパックやシーズンパスのようなものも用意する予定です。
――最高レアはSSRですか？
大竹氏：ガチャではSSRなのですが、育成することでURまでレアリティを上げられます。これはどのキャラにも言えるので、たとえば初期がRだとしても、育てていけば強くなります。
たとえ最高レアでなくても、好きなキャラや思い入れのあるキャラを育てて活躍させることも可能です。
――ちなみに、お二方の好きな超人は……？
大竹氏：私はジェロニモですね。原作では正直あまり強い印象はないんですが、あの泥臭さというか「派手さはないけど縁の下の力持ち」みたいなところが好きです。
ウォーズマンタワーで全員脱出するときにリングを1人で支えている、みたいなところが（笑）
内藤氏：僕の方は新シリーズからになりますが、ネメシスが好きですね。原作を読んで、あまりにも深みのあるキャラクターだなと思って。
ただ強いだけではなく、色々迷いや葛藤もありつつ、そこからさらに強くなっていく。本当に色々な一面を見せてくれたキャラクターなので、新作アニメ（『キン肉マン』完璧超人始祖編が2024年7月から放映予定）も本当に楽しみです。
ゲームでも早い内にお見せできればいいですね（笑）
――キャラクターボイスは入りますか？
大竹氏：キャラクターボイスについては、現状では入っていませんが、今後入れられたらと考えてはおります。
内藤氏：バトル中は常にナレーションで実況が入っていて、各超人のスキルカードに対して話す内容が全部違う、というくらい多彩なボイスが入っています。このあたりで飽きがこないように工夫しています。
リリース日は6月18日！ リリース直後はテリーマンを入手するチャンス！
――差し支えない範囲で、今後の展開についてお聞かせください。
大竹氏：リリースは6月18日になる予定（取材時点）です。6月に入ったら色々プロモーションもあるので、露出は増えるかなと思います。
内藤氏：ちなみに、リリース直後から期間限定でテリーマンを手に入れられるイベントを開催する予定です。
テリーマンはSSRでなかなか入手しづらいので、リリース日から全力で遊んでゲットしてほしいです。
チュートリアルで入手できるキン肉マンとぜひタッグを組ませてみてください！
――最後に、ゲームを楽しみにしているユーザーの方にひと言お願いします！
大竹氏：本当に久しぶりのキン肉マンの新規アプリゲームというところなので、ぜひいろんな方に楽しんでいただきたいです。
キン肉マンは、昔からのファンもいれば、キン肉マンⅡ世や今度のアニメ新シリーズから入る人もいるかと思います。
ゲームのストーリーモードで「キン肉マンはこういう作品なんだ」というところもきちんと網羅しているので、幅広い人にまず触っていただいて、楽しんでいただければなと思います。
内藤氏：アニメ新シリーズに続いて、「キン肉マンミュージアム in 沼津」が開かれ、そして本作もリリースされるというところで、自分としては今年こそがキン肉マンにとって熱い1年になると感じています。
我々もアニメやミュージアムの勢いに負けないよう、熱い想いでゲームを作っております。
ですので、ファンの皆様はもちろん、新しくキン肉マンを知る人にもいっぱい楽しんでほしいです！ みんなでこのキン肉マンというコンテンツを盛り上げていければなと思ってます！
――本日はお忙しいところ、ありがとうございました！
事前登録受付中！
『キン肉マン 極・タッグ乱舞』は2024年6月18日配信予定！
以下のいずれかをチャンネル登録、フォローするだけで事前登録完了なので、ファンの方はお忘れなく！
また、アプリストアでの事前登録も可能です。リリース時に通知が来るので、いち早くゲームをプレイしたい方はこちらがおすすめです。
以下のQRコードから、お使いのOSのアプリストアへも遷移可能です。
(C)ゆでたまご (C)COPRO
※記事中のゲーム内容、画像については開発中のものです。リリース版では内容が異なっている場合があります。
