2016年夏のドコモ新端末発表! 各メーカーのハイエンドモデルが集結!

2016年5月11日、NTTドコモは2016年夏の新作モデルである5機種のAndroid端末とタブレット1機種、モバイルWi-Fiルーター1機種を発表。超高音質通話の「VoLTE(HD+)」といった、新たな機能とサービスも公開された。本記事では、スマホゲーマーが気になる、新機種にフォーカスを当てて紹介する。

Xperia、Galaxy、AQUOSにハイエンドなフラッグシップ機が登場

今回発表された新機種は、Android端末は「Galaxy S7 edge SC-02H」「Xperia X Performance SO-04H」「AQUOS ZETA SH-04H」「arrows SV F-03H」「Disney Mobile on docomo DM-02H」の5機種。

タブレットは「arrows Tab F-04H」、モバイルWi-Fiルーターでは「Wi-Fi STATION HW-01H」が登場した。

NTTドコモの代表取締役社長、加藤薰氏が登壇し、新機種の紹介を行った

このうち「Galaxy S7 edge SC-02H」「Xperia X Performance SO-04H」「AQUOS ZETA SH-04H」の3機種は、SoCにクアルコムの新型である「Snapdragon 820」を搭載したハイエンドモデルだ。

まずは、それぞれのモデルにおけるフラッグシップ機である上記3機種を紹介する。

Galaxy S7 edge SC-02H

Galaxyモデルのフラッグシップ機である「Galaxy S7 edge」は、Quad HD(1,440×2,560ドット)の高解像度ながら、5.5インチのスリムな形状を持つ。

最大の特徴は、3,600mAhの大容量バッテリーで、電池の持ち時間は約100時間とされている

約110分でフル充電が可能な上、「省電力モード」「ウルトラ省電力モード」「緊急時長持ちモード」の3つの省電力設定を持ち、充電不足にも対応。

さらにスマートフォンとしては世界で初めて、一眼レフカメラ技術を搭載している。

スマホゲーム向け機能

スマホゲーマーにとって見逃せない機能が、「Game Launcher」と「Game Tools」だ。

Game Launcherは、インストールしたスマホゲームをまとめて確認できる以外に、端末の解像度やfpsを落とすことで、ゲームのパフォーマンスを上げることが可能。

また、Game Launcherには動画検索機能が備わっており、Galaxy S7 edge内にインストールされているスマホゲームを自動認識し、Youtubeの関連動画を自動検索できる。

これを使うことで、自分がプレイしているスマホゲームの攻略動画などを、簡単に見つけることができる。

一方、Game Toolsは、ゲーム中に行える独自のオプション機能。ここでは、「ゲーム中の通知の制限」「履歴キー、戻るキーのロック」「ゲーム画面の最小化」「画面キャプチャ」「ゲーム画面の録画」を行うことができる。

スマホゲーマーなら、「Galaxy S7 edge」への買い替えを一考してもいいかもしれない。

  • ディスプレイ:約5.5インチ
  • ディスプレイ解像度:Quad HD(1,440×2,560ドット)
  • サイズ(高さ×幅×厚さ):約151×約73×約7.7mm
  • 重量:約158g
  • バッテリー容量:3,600mAh
  • OS:Android 6.0
  • CPU:MSM8996(2.2GHz+1.6GHz)4コア
  • 内蔵メモリ:ROM:32GB/RAM:4GB
  • 外部メモリ:microSDXC(最大200GB)
  • 最大通信速度:受信375Mbps/送信50Mbps
  • 発売日:5月19日

ちなみにドコモでは、期間中に「Galaxy S7 edge」を予約購入した人を対象に、「Gear VR」がもらえるキャンペーンを開催中。

VRゲームに興味がある人は、ぜひ応募してみよう。

Galaxy S7 edge予約購入キャンペーン

「Galaxy S7 edge」を期間中に予約購入し、申し込みサイトからの手続きが完了すれば、Gear VRかdポイントを7,000ポイントもらえる!

予約期間 : 2016年5月11日(水)~2016年5月18日(水)まで

※ドコモオンラインショップで予約の場合は、2016年5月16日(月)までに予約された方が対象。

購入期間 : 2016年5月19日(木)~2016年6月30日(木)まで

※ドコモオンラインショップで購入の場合は、2016年5月17日(火)の事前購入手続き分から対象。

応募期間 : 2016年5月19日(木)~2016年7月18日(月)まで

適用条件 : 上記期間内に予約購入し、申し込みサイトからの手続きが完了していること

申し込みサイトはこちら

AQUOS ZETA SH-04H

シャープのフラッグシップ機である「AQUOS ZETA SH-04H」は、従来の角ばったデザインから、丸みをおびた持ちやすい形状に変化。

側面にある指紋センサーを使い、持つだけでロック解除を行える機能もついている

120Hz駆動の「ハイスピードIGZO」と30fps動画を最大120fpsまで補正する「フレームプラス」を搭載し、流れるようになめらかな映像を実現した。

カメラには超高性能F1.9レンズを使用し、高画質な撮影を可能に。また、撮影までの起動が約0.4秒、ピントが合うまで約0,02秒と、高速化にも対応している。

  • ディスプレイ:約5.3インチ
  • ディスプレイ解像度:フルHD(1,080×1,920ドット)
  • サイズ(高さ×幅×厚さ):約149×約73×約7.6mm
  • 重量:約155g
  • バッテリー容量:3,000mAh
  • OS:Android 6.0
  • CPU:MSM8996(2.2GHz+1.6GHz)4コア
  • 内蔵メモリ:ROM:32GB/RAM:3GB
  • 外部メモリ:microSDXC(最大200GB)
  • 最大通信速度:受信337.5Mbps/送信50Mbps
  • 発売日:6月上旬

Xperia X Performance SO-04H

ソニーの「Xperia X Performance SO-04H」は、SoCに「Snapdragon 820」を搭載。内蔵メモリは3Gで、解像度は1,080×1,920ドットのフルHDだ。

約0.6秒で起動から撮影まで行える、高速カメラを搭載。さらに画面上でタッチした被写体の動きを予測し、フォーカスを当て続ける「先読みオートフォーカス」機能も付いている

フロントカメラの画素数は、約1,320万画素と今までで最大。ハイレゾ、デジタルノイズキャンセリングで、臨場感あふれる音を楽しめる。

  • ディスプレイ:約5.0インチ
  • ディスプレイ解像度:フルHD(1080×1920ドット)
  • サイズ(高さ×幅×厚さ):約144×約71×約8.6mm
  • 重量:約165g
  • バッテリー容量:2,570mAh
  • OS:Android 6.0
  • CPU:MSM8996(2.2GHz+1.6GHz)4コア
  • 内蔵メモリ:ROM:32GB/RAM:3GB
  • 外部メモリ:microSDXC(最大200GB)
  • 最大通信速度:受信375Mbps/送信50Mbps
  • 発売日:6月中旬

ミドルエンドだが特長のある2機種とタブレットを紹介

ここでは、フラッグシップ機種以外のミドルエンドの端末2機種とタブレット、さらにモバイルWi-Fiルーターの仕様を解説。

リーズナブルながら、光る特長を持った機種がそろっているので、初めてスマホを購入する人にもおすすめだ。

arrows SV F-03H

富士通のarrowsシリーズで、耐久性とデザインにこだわったモデル。SoCに「Snapdragon 410」を採用し、スペックを落とすことで価格を抑えている。

背面パネルにハードコート処理を施しており、細かいキズもつきにくい

鉱石を思わせるラグジュアリーなボディに、バイクのブレーキなどにも採用される「ハードアルマイト処理」を行い、高い耐久性を実現。また防水や防塵にも対応している。

  • ディスプレイ:約5.0インチ
  • ディスプレイ解像度:HD(720×1280ドット)
  • サイズ(高さ×幅×厚さ):約144×約72×約7.8mm(予定)
  • 重量:約140g台(予定)
  • バッテリー容量:2,580mAh
  • OS:Android 6.0
  • CPU:MSM8916(1.2GHz)4コア
  • 内蔵メモリ:ROM:16GB/RAM:2GB
  • 外部メモリ:microSDXC(最大200GB)
  • 最大通信速度:受信150Mbps/送信50Mbps
  • 発売日:6月下旬

Disney Mobile on docomo DM-02H

ディズニーランドのエレクトリカルパレードをテーマに、色彩やデザインをディズニー一色に統一したモデル。

着信すると、背面のハートがイルミネーションのように光りだす

背面にはミッキー&ミニーのイラストを、フロント下部にミッキーのアイコンを設置。また、閉じたまま電話応答のできる、ディズニーオリジナルカバーも同梱している。

本機にはディズニーオリジナルスタンプやフレームが、プリインされており、ディズニー好きにはたまらないアイテムとなっている。

  • ディスプレイ:約5.2インチ
  • ディスプレイ解像度:フルHD(1,080×1,920ドット)
  • サイズ(高さ×幅×厚さ):約148×約73×約7.9mm(予定)
  • 重量:約130g台(予定)
  • バッテリー容量:2,900mAh
  • OS:Android 6.0
  • CPU:MSM8937(1.4GHz+1.1GHz)8コア
  • 内蔵メモリ:ROM:16GB/RAM:2GB
  • 外部メモリ:microSDXC(最大200GB)
  • 最大通信速度:受信150Mbps/送信50Mbps
  • 発売日:7月上旬

arrows Tab F-04H

すべり止めの「grip edge」を側面に装着し、立てかけてもすべりにくいのが特徴のAndroidタブレット。

WQXGA有機ELディスプレイを搭載し、高画質の動画を楽しめる

虹彩認証「Iris Passport」を世界で初めてタブレットに搭載。両手がふさがっていても、画面を見るだけで簡単にロック解除が可能になった。

  • ディスプレイ:約10.5インチ
  • ディスプレイ解像度:WQXGA(2,560×1,600ドット)
  • サイズ(高さ×幅×厚さ):約266×約175×約6.8mm(予定)
  • 重量:約430g台(予定)
  • バッテリー容量:6,000mAh
  • OS:Android 6.0
  • CPU:MSM8992(1.82GHz+1.44GHz)6コア
  • 内蔵メモリ:ROM:32GB/RAM:3GB
  • 外部メモリ:microSDXC(最大200GB)(予定)
  • 最大通信速度:受信262.5Mbps/送信50Mbps
  • 発売日:7月下旬

Wi-Fi STATION HW-01H

NTTドコモが6月下旬から提供する3.5GHz帯に対応しているモバイルWi-Fiルーター。

USB3.0に対応しており、USBを使ったデザリングも可能

購入してすぐに使用でき、4,750mAhの大容量バッテリーを搭載。長時間の移動にも利用できる。

  • サイズ(高さ×幅×厚さ):約64×約100×約22mm
  • 重量:約173g
  • バッテリー容量:4,750mAh
  • 通信方式【LTE(最大)】:受信370Mbps/送信50Mbps
  • 通信方式【FOMA(最大)】:受信14Mbps/送信5.7Mbps
  • 通信方式【無線LAN】:IEEE802. 11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
  • 発売日:6月下旬

スマートフォンを快適にする4つの新たな技術

今回の発表会では、新機種以外に、新たに行われる4つの技術も発表された。その内容は以下のとおり。

VoLTE(HD+)

超広帯域対応の次世代通話用コーデック「EVS」を活用し、今まで以上の超高音質な通話を実現。

対応機種

  • Galaxy S7 edge SC-02H
  • Xperia X Performance SO-04H
  • AQUOS ZETA SH-04H

スグ電

スマートフォンをタップせずに、直接耳に当てたり、画面を下に向けるだけで、応答、発信、切断などが行える。

対応機種

  • Galaxy S7 edge SC-02H
  • Xperia X Performance SO-04H
  • AQUOS ZETA SH-04H
  • arrows SV F-03H

おすすめ使い方ヒント

ユーザーのニーズに合わせて、ヒント機能が画面上にポップアップする。

対応機種

  • Galaxy S7 edge SC-02H
  • Xperia X Performance SO-04H
  • AQUOS ZETA SH-04H
  • arrows SV F-03H
  • Disney Mobile on docomo DM-02H
  • arrows Tab F-04H

PREMIUM 4G

新たな周波数帯である3.5GHz帯が追加されたことにより、受信最大375Mbpsの高速データ通信が可能に。

対応機種

  • Galaxy S7 edge SC-02H
  • Xperia X Performance SO-04H
  • Wi-Fi STATION HW-01H

新機種や新技術以外に、家庭用サービスである「dリビング」や暮らしのサポート機能である「iコンシェル」の新たなサービス内容などを発表。ドコモのCMに出演している綾野剛さんと高畑充希さんも駆けつけ、発表会に花をそえていた