『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)』を先行プレイ!図鑑がグレートッ!!【ゲームプレビュー】

gumiから2025年に配信予定のスマホ向けゲームアプリ『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(通称:オラドラ)』を先行体験! 想像をはるかに超えた図鑑機能や気になるバトルシステムなど、実際に遊んでみてわかった本作の最新情報をお伝えしよう。

※記事中のゲーム画像は、開発中のため変更になる可能性があります

『ジョジョ』の新作アプリは超お手軽に世界観に入り込めるSRPGッ!

App Storeでは2025年9月25日(木)にリリース予定となっており、事前登録者数50万人を突破している新作アプリ『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(通称:オラドラ)』。

『ファントムブラッド』、『戦闘潮流』、『スターダストクルセイダース』、『ダイヤモンドは砕けない』、『黄金の風』、『ストーンオーシャン』と『ジョジョの奇妙な冒険 』アニメシリーズのキャラクターが集結するということで大きな注目を浴びているシミュレーションRPGだ。

今回はリリースに先駆け、本作の先行体験版をプレイする機会をいただけたので、ジョジョ好きの筆者が、プレイの所感と合わせてゲームの内容や魅力を紹介していこう。

図鑑がグレートッ!承太郎などのおなじみの面々から涙目のルカなどのコアめな面々まで多数登場ッ!!

冒頭でも紹介したとおり、本作には『ファントムブラッド』から『ストーンオーシャン』までのキャラクターが多数登場し、「ユニット」として実装されるキャラクターには、3Dモデルまで用意されているのが最注目ポイントだろう。

ユニットのモデルは、バトル中の必殺技などで見れるのはもちろん、図鑑機能を使えば好きな近さ・角度から眺められるようになっている。キャラクターをタップするとジョジョ立ちも決めてくれる!

ユニットは、先行プレイ時点で44人のキャラクターが収録されていた。もちろん、リリース後にも続々と追加実装を予定しているとのことだったので、推しのキャラクターが実装されていなくても今後の実装を心待ちしておこう

ユニットとは別に「サポーター」としても、さまざまなキャラクターが実装されており、その網羅数は想像をはるかに上回るほど。

『黄金の風』に登場したスタンド「ミスター・プレジデント」をもつ「ココ・ジャンボ」や『ダイヤモンドは砕けない』に登場してその奇怪さで強く印象に残っている「乙 雅三(きのとまさぞう)」など、アニメ視聴からだいぶ日が経っている筆者目線だと、こんなキャラクターいたなぁ…!と懐かしさを感じるようなコアなキャラクターまで収録ッ!!

残念ながらサポーターには3Dモデルがないが、かなり細かくそのキャラクターを掘り下げたヒストリーが用意されているので、うろ覚えのキャラクターを思い出したり、まだ観ていないシリーズのキャラクターを『オラドラ』を機に知っていったりすることもできそうだ。もちろん、ユニットなどにもヒストリーは用意されている

加えて、「アシストカード」として、あらゆる名場面まで収録されている。

『ジョジョ』をなんとなく知っている……という方も知っているであろう名シーンの多くがカード化されている!こちらにもどんなシーンなのか詳しい解説がついている

本筋となるバトルをせず、ただただ『ジョジョ』アニメ全シリーズを振り返るツールとして使っても捗りそうなほど高い図鑑の網羅性とこだわりっぷりに驚かされた。

「メインストーリー」はフルボイス&アニメシーンあり!未履修シリーズも1から楽しめるッ!

本作のメインコンテンツの1つである「メインストーリー」は、各シリーズごとに用意されており、そのすべてがフルボイス仕様。

リリース時には、『ファントムブラッド』の全編と『戦闘潮流』および『スターダストクルセイダーズ』の序盤までが収録されており、残りの『ダイヤモンドは砕けない』以降のストーリーについては順次追加されていく予定とのこと。

ストーリーは、2Dアニメーションとアニメシーンで紡がれていく。アニメでも特に印象に強く残っているシーンは場面写にて表現されている形だ

ストーリーの補強にも役立つコンテンツとして「相関図」も用意されているので、アニメシリーズを追体験する方はもちろん、まだ観ていないシリーズに初めて『オラドラ』で触るという方も世界観にしっかりと入り込んでいけるだろう。

こちらが『ファントムブラッド』の相関図。なんと、ユニットなどとしてはゲーム内に実装されていないキャラクターの詳細情報まで、用意されているッ!

はじめてのSRPGでも安心な機能満載の「バトル」ッ!

本作のバトルは、ユニットを駒のように動かして戦うシミュレーションRPGのシステム。

ユニットにはそれぞれ素早さが設定されていて、素早いユニットから敵味方関係なく行動して敵チームを先に全滅させたら勝ちというルールだ。

SRPGをプレイしたことがない方も安心。バトルの基礎は、ゲーム開始時にスピードワゴンがクールに教えてくれる!

移動したいマスを選んで、画面右下にある通常攻撃・アビリティ・サポーター・待機ボタンを選んで行動していく。移動はマスを直接タップするほか、画面左側をスワイプすることでも可能となっている

必殺技を使うと、3Dモデルを使った演出を見れる。原作を再現した大迫力の動きに注目だ

正確には「CT(チャージタイム)」が溜まったユニットから行動することになるのだが、このCTの消費度合いが前ターンでどんな行動をしたかで変わるのが面白いポイント。

その場から動かずに一切行動しないと最もCTを消費せずに済む。要するに行動が大きくなればなるほど、次ターンが回りづらくなるシステムとなっている

行動順は画面左上に表示されている。うまくCTを管理すれば、敵が行動する前に2回行動することも可能で、普通に1回攻撃しただけでは倒せない場面でも工夫次第で敵にターンを回すことなく撃破できるような局面もあるだろう

CTのように、バトルシステムは突き詰めれば、先行プレイではつかみきれなかったほど奥深いものとなっていたが、ゲーム序盤から「オートバトル」が使用でき、基本的にはユニットやサポーターの強化を進めながらオートバトルするだけで、ストーリーは問題なく進めていけるだろう。

バトルにつまづいた時に役立つバトル知識は「バトルレッスン」にまとめられており、実際にバトルしながら詳しい解説を見つつ身につけられる

高難易度コンテンツも豊富ッ!

「激闘バトル」や「血の運命(さだめ)」「宿敵ラッシュ」など、ストーリーのバトルでは物足りない方向けに立ちふさがるコンテンツも豊富に用意されている。

育成度合い次第ではあるが、おそらくこれらのコンテンツは敵味方の向きや高低差、コンボ、属性などなど、バトルレッスンで学んだ知識を活用しなければ攻略することは難しいだろう。

今回の先行プレイでは挑戦するまでには至れなかったが、それぞれ特色の違った歯ごたえあるバトルを楽しめるものになっているはずなので、バトルに慣れたら挑戦してみよう。

編成しているだけでOKのお手軽PvPコンテンツ「激闘アリーナ」ッ!

「激闘アリーナ」は、プレイヤー同士で戦って順位を競い合う、いわゆるPvPコンテンツ。

他のゲームのPvPコンテンツだと、1日に何度か能動的にバトルする必要がある作品がほとんどだが、『オラドラ』はコンテンツ用の編成さえしておけば、自動的に戦闘してその結果が報告されるシステムになっていて、お手軽に対人戦を楽しめる。

負けが込んでいたら、編成を見直して模擬戦で試運転してみて、また結果が送られてくるのを待つ。対人コンテンツながらまったりと試行錯誤を楽しめそうだ。

編成もおまかせOKッ!

各種バトルでは最大5人のユニット+フレンドなどからレンタルした協力者を編成でき、ユニットにはサポーターとアシストカードを1つずつ付けられる。

ユニットにその属性やタイプなどに合わせたサポーターやアシストカードを付けることで真価を発揮しやすくなるが、迷ったら「おまかせ」でOK。

とにかくバトル面は遊びやすさが追求されていて、いったんプレイしたては深く考えずに少しずつ慣れていける配慮がしっかりとなされている。

サポーター・アシストカードは、特定のタイプだけが対象の強化効果(バフ)を持っている。特にアシストカードは限定的な効果が多いため、どのアシストカードを付けるか自身でよく考えると戦いやすさが変わってくるだろう

ジョジョに少しでも興味があればプレイしてみてほしい期待作ッ!

そのほかにも強化に役立つ、いわゆる放置コンテンツの「ハーヴェストの収穫」など、多彩なコンテンツが用意された『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ』。

約1時間の先行プレイで強く感じたのは、運営チームの原作愛とSRPGのハードルを大きく下げた遊びやすさだ。

「図鑑」「相関図」のようなデータコンテンツは、本来おまけ要素の印象が強いが、本作ではメインコンテンツといっても過言でないほど深く情報が網羅されていて、限られたプレイ時間のなかでもバトルよりも図鑑に見入ってしまうほどだった。

個人的には、各キャラクターのプロフィールを読むのが懐かしさを感じて面白かった。プロフィールをみて、アニメを見返したり初めて見たくなる方もきっと多いはずだ

また、ここまでにも多く書いてきたがシミュレーションRPGという初プレイのハードルが高めなジャンルをこれでもかというほど、遊びやすく配慮されているように感じた。

とにかく『ジョジョ』が好き・『オラドラ』を機に『ジョジョ』を詳しく知りたいというモチベーションがあれば、つまづくことなくプレイを進めていけるだろう。

好きなシリーズや推しキャラクターが好きなもの同士で集まったら、より楽しくなるであろう「チーム」コンテンツも。チームの象徴となるアイコンには、各シリーズを象徴するデザインが用意されていた

個人的に残念だったのは、網羅性が高いとはいえ、当然ながらまだ一部キャラクターは収録されていないこと。

筆者は『ダイヤモンドは砕けない』が特に好きなのだが、億泰のユニットとしての収録は先行プレイ時点では確認できなかった。

また、実装されていても好きなキャラクターがURで実装されていない……!ということも。ただ、こちらについては時が経てば解決されるはずなので、首を長く待っていよう

スペシャル番組も必見ッ!

8月23日(土)に放映された「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」事前登録記念SP 〜豪華キャストとプレイで先行体験ッ!〜では、ジョルノ役の小野賢章さん・徐倫役のファイルーズあいさんが『オラドラ』を先行体験する模様が放送された。

今回のレビューで『オラドラ』が気になった方は、こちらもチェックするのとより魅力を肌に感じられるはずだ。

『ジョジョの奇妙な冒険 』シリーズの魅力がたっぷりとつまった『オラドラ』。

『ジョジョ』に関心がある方なら誰もが楽しめそうな作品になっていたので、リリースされたらまずは自身の手で触ってみてほしい。

(C) 荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会
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