混合デッキと回復デッキの対戦を解説
現時点で所持しているキャラクターを使って編成したコスト185のデッキで対戦。ここでは先手側(黒駒)をP1、後手側(白駒)をP2とする。
まずはP1のデッキのコンセプトを紹介していこう。
P1 混合デッキ
P1は、蘭陵王をリーダーにした特殊ダメージ中心の混合デッキを使用。
ハーピストエンジェルやファウストなどの強力なコンボスキル持ちが多いので、これらをアルンやクレイモアアマゾネスなどで発動していくのがポイント。
HPが減少するほど、ダメージが上がるスキルを持つウルやサマーアラジンも終盤にはフィニッシャーの候補になる。
次にP2のデッキのコンセプトを紹介していこう。
P2 回復デッキ
P2は麒麟をリーダーとした回復デッキを使用する。
基本的には防御や回復をしながら長期戦に持ち込み、HP差で勝つのが定石だ。
回復デッキ同士の対戦になった場合、ダメージを与える手段がないと負けてしまうこともある。今回のデッキでは、オキクルミやサリエルを攻撃手段として編成した。
中盤から終盤の戦術を実戦で紹介
ここからは実際に対戦した様子を順を追って紹介していく。対人戦において相手の出方は必ずしも同じとは限らないので、ここで紹介する戦術も一例として参考にしてほしい。
実際の対戦の様子を以下の動画にまとめている。今回は、5手目以降の戦いの解説を通して、中盤から終盤にかけての戦術を紹介していく。
P1視点
P2視点
5手目
画像左は、P1の5手目のターン。
このような場合は外周(赤丸)に置くことが多いが、長期戦になるほど回復デッキが有利になるため、最もダメージを与えられることを優先してX打ち(※)の位置にネクベトを置いた。
※ X打ち:角マスのななめ内側のマスに置くこと
角マスをとられても一発逆転のチャンス
今回のような、X打ちは角マスがとられやすくなるというリスクを伴う。
そのため、X打ちをする場合は、角マスをとられてしまってもあとで戦況を変えられることが大前提。
しかし、画像のように角マスの隣が1マスだけ空いている状況なら、逆転のチャンスがある。
ここで相手に角マスを取られてしまっても、1の位置に駒を置いてしまえば右辺は攻められることは、ほとんどない。
1にハーピストエンジェルといった強力なコンボスキル持ちを置き、2に景光などの竜駒を置けば一発逆転が可能だ。
逆に、後手のP2側は、角マスがとれる状況であっても、状況次第では、すぐには取らずに外周を着実に攻めていこう。
7、8手目
続いてはP2の7手目。画像の局面では、P1のハーピストエンジェルのコンボスキルルートとなる緑マスにハーピストエンジェルを置いた。
回復デッキではハーピストエンジェルのコンボスキルが発動しないことが多いので、防御スキルをメインで使用する。
強力なコンボスキルを持つ駒のコンボスキルルートには、防御スキルやカウンタースキルの駒を置くのがおすすめだ。
中盤以降はコンボスキルの可能性も考慮しよう
対戦が進んで、盤面が駒で埋まってくると、コンボスキルを発動できるルートも限られてくるようになる。
今回の対戦で、P1は8手目で画像左の青丸にウルを置いた。
しかし、この状況で大ダメージが与えられるウルのコンボスキルルート(緑の矢印)は1方向しかない。
終盤にコンボスキルを発動させたい駒を置く場合、画像右の赤丸のように3方向のコンボスキルルートができる可能性がある赤丸のマスに置いて、少しでも確率を上げておくことが大切だ。
8手目~フィニッシュ
P2は8手目に矢印が指すマスに「サマー・フギンとムニン」を置いた。
この手は、相手に青マスに置かれると4枚ひっくり返される上に、オキクルミのバフがかかるので、HPが少ないデッキの場合、強力な駒が置かれれば致命傷になりかねない悪手。
しかし、回復デッキであるP2は、この時点でHPを15,000以上残しているため、ここでレムカを出しても決定打にはならない。
大チャンスだが、レムカを出しても決定打にはできないため、ここでP1はファウストを置いた。
この時点で、P2には終盤に大回復できるケット・シー、天照大神、イシスが控えているので、P1は苦しい状況になった。
さらには、P2に外周を固められ、パスさせられてしまう事態になってしまう。
通常であればHP差で勝つことが多い回復デッキだが、序盤からコツコツ与えていったダメージが蓄積していたので、結局、最後はイシスで6,900も回復しながらP2の勝利。
P1の反省点は、やはり8手目に打ったウルの場所だろう。
もちろん、これだけで勝てたという保証はないが、パスさせられる状況は避けられたはずだ。
回復デッキへの対処法
回復デッキは、イシスや天照大神といった終盤になるにつれて回復量が増えるスキル持つ駒を出してくることが多いので、それまでにHPを削り切ることが重要だ。
そのため、HPを1万以上削れる可能性のあるハーピストエンジェルなどの駒は、切り札として残しておくといいだろう。
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