ディレクター今井氏が『パシャ★モン』開発秘話を語る
冒頭、本作のディレクターである今井氏が登壇。ゲームシステムの紹介と、開発秘話などを語った。
株式会社セガゲームス『パシャ★モン』ディレクター今井邦彦氏。マスコットキャラクター「パシャモン」とともに登場
本作はタイトルどおり、周りにある物をゲーム内で「パシャ」ることでモンスターを発見し、仲間にしていく作品となっている。
スマホのカメラを利用したゲーム内機能「パシャ」でモンスターを見つけていく
カメラの役割をするこちらのキャラクターが「パシャモン」だ
スマホで写真を撮るという、何気ない行為を遊びにしたら面白いのでは、と考えたことが『パシャ★モン』が生まれたきっかけと今井氏。
インスタ映えが流行語になるほど、カメラを撮ることがあたり前になりつつある昨今。老若男女、みんなが楽しめる作品になってほしいと本作の意気込みを語った。
AIが被写体に近いモンスターを生み出す
「パシャ」機能を使うと、AIが画像を認識して、その外見に似ているモンスターが出現するようになっている。
その対象は物以外に、人間や街並みといったものでも認識してくれるとのこと。
登場モンスターは400種類以上。過去に撮った写真を読み込んでモンスターにすることも可能だ
生まれたモンスター同士は交配させてさらに強力なモンスターを生み出すこともできる。モンスターの組み合わせは固定されており、ペアとなるモンスターを探しにいくという遊び方もできる
入手したモンスターはデッキに組み込んで戦わせることができる。
筆者もプレイしたが、毎ターン、制限時間内に戦わせるモンスターとその行動を選択していくバトルシステムは、手軽だがかなり戦略的なものとなっている。
「アリーナ」機能で、プレイヤー同士のリアルタイムバトルをすることも可能なので、かなり熱いバトルが楽しめるものとなりそうだ。
モンスターには属性による相性も存在する。相手が出してくるモンスターを読むといった駆け引きが楽しめる
画像認識をアバウトにしたことで生まれた面白さ
最後に開発秘話を語ってくれた今井氏。苦労したのはやはり「パシャ」に関して。
単純にAIが物を認識するだけでは面白くない、という問題に突き当たったという。
試行錯誤し、そこで生まれたのが「パシャモン」。
彼を活用して、画像認識をアバウトに判定するようにしたことが、何が生まれるかわからないという面白さにつながった。
リンゴを撮影しても、「バナナだ!」と判定してしまうといった、惜しいけれども少しずれた答えを返してくる「パシャモン」。AIに人間的な魅力を持たせてくれる存在となった
たとえば「スキンヘッドの人」を被写体にすると、「ボール」「お月様」などと判定され、必ず被写体にしたものが出現するとは限らない。
AIが被写体をそのまま判定するのではなく、それが何に近いかを解釈して、モンスターを生み出すように工夫したのだ。
これによって、何が生まれるかわからない、ある種の宝探し的楽しみ方ができるようになったと今井氏は振り返る。
『パシャ★モン』PR大使がお披露目!合言葉は「はい、パシャ★モン♪」
続いて行われたのは、本作のプロモーション活動を担うPR大使のお披露目会。
タレントの前島亜美さん、モデルのたくぽんさん、そしてアイドルグループ「わーすた」の5人が登場し、それぞれが出演した公式PVが上映された。
左から前島亜美さん、たくぽんさん
「わーすた」の5人。左から松田美里さん、三品璃香さん、廣川奈々聖さん、小玉梨々華さん、坂元葉月さん
https://www.youtube.com/watch?v=Zj2tCwDtczs
その後行われたトークセッションでは、それぞれが実際にゲームを体験していくことに。
お互いを撮り合ったり、用意された変わった物を撮り、どんなモンスターが出現するかを楽しんでいくことになった。
前島さんを撮影したたくぽんさん。結果は……ハニワ!? パシャモンからは「古臭い」という衝撃のコメント
身近にある物を撮ったわーすたの面々。フライパンからは指輪のモンスターが登場
結局、トークセッションで撮影したものは、すべて意外なモンスターに。
何が出るかわからない、というのは本当のようだ。
「はい、パシャ★モン♪」の掛け声とともにスマホで写真を撮る光景は、傍から見てもまったく違和感がない。
若い女性を中心に人気が出るかもしれない。
筆者も身近にあるものをパシャりまくる!
お披露目会後は、実際に端末を触れての先行プレイをすることができた。
筆者もさまざまな物を撮りながら「パシャ」機能を体験!
会場に用意されたテーブルには撮影用にさまざまな物が置かれている。「パシャモン」も発見!
まずは手近にあったフォークをパシャる。結果はアオネギが登場! その後スプーンとクロスさせてみてもやっぱりアオネギ。色で判断している……?
パシャる際には、レンズを選択することでき、「どうぐレンズ」「たべものレンズ」「まちなみレンズ」といった具合にカテゴリ分けされている。
これらは、被写体をより正確に認識する効果があり、たとえば被写体が食べ物なら、「たべものレンズ」を使えば食べ物にちなんだモンスターが出現しやすくなるといったものになっている。
特定のモンスターを狙って出しやすくなるので、交配のペア探しなどに活用していけそうだ。
同じニンジンのおもちゃをノーマルレンズ(左)とたべものレンズ(右)とった筆者。違うモンスターは現れた
ちなみに、被写体のデータは開発陣が手作業でさまざまなものを撮って蓄積させていってるとのこと。
その中から「パシャモン」が近いと思われる物体を判断して結果を出しているそうだ。
最後に「パシャモン」自体も撮影! 結果は鏡のモンスター。目のところから判断した?
プレイした限り、同じものを撮ったとしても、撮った箇所や縮尺などでもモンスターが変わる。筆者はそのランダム性が非常に面白いと感じた。
体験会前は、1つの被写体から同じモンスターが生まれるのなら、単調になってしまうのではと考えていたのだが、そのあたりは開発陣の工夫できちんと解決しているようだ。
スマホカメラという身近なものを使った、だれもが楽しめるタイトルといえるので、リリース後も注目していきたい。
(C) SEGA