【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

「大きすぎる目標は、努力をする気力がなくなり、ずるをして結局なにも残らないというもの。」 ー浄土真宗本願寺派延立寺、掲示板より抜粋

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エヴァコラボを乗り越えてエヴァコラボで出たアイテムをコンプリートした我。

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

シンジプラグスーツ(ナイスミドル)

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

カヲルプラグスーツ(ナイスミドル)

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

シンジ制服(ナイスミドル)

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

そして初号機(ナイス新世紀)

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とりあえずエヴァンゲリオンコラボの商品は全てコンプした我。

そして結果としてなった戦闘力は、

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

27万超え。

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とうとう25万も超えた。

勿論、他の人から比べたら戦闘力が低いと言われるのが当然だろう。

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まぁ色々と今年あり過ぎて、特に後半はもう人生で一番忙しい時期でもあったため、日課も仲間に連れて行ってもらったりするばかり、おんぶに抱っこ状態だ。

そしてドラブラ怒涛の毎週のアップデートにもついていけない状態が続いていた。

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だがしかし、ドラブラにおいて唯一自信を持ってやってきたと言えることがある。

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

サークル戦。

ドラブラにおいてはこのサークル戦にだけは並々ならぬ楽しさを求めてINしてきた。

戦闘力は低いが、参加率の高さ、声出しができるという話からサークル戦についてはしっかり出てくることを意識してきた。

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話を戻す。

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

戦闘力27万。

もっと大枠で言うならば戦闘力25万を超えたということ。

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他サークルでは分からぬが、これはVVIPでは非常に大きな意味を持つ。

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この25万という数値はどういうことなのか。

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これは特に火曜日のサークル戦、征服の地において重要な意味を為す。

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征服の地といえばもう皆も理解している通り、

『どの戦場に戦力を寄せるか』

基、

『どの戦場に主力を移動させるか』ということだ。

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移動させるのは他のサークルも皆主力陣、戦闘力の高い者が移動していることだろう。

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VVIPではどういう基準になっているかというとだ。

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戦闘力25万以上の人が移動を優先して行うというルールが存在するのだ。

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そもそも声出しという話ではあるが、最近ではVVIP内での我への弄りが酷い。

VCでは何故かINするたびに弄られ持て囃され、挙句の果てには最近何故か拠点防衛ではなく全体指揮を任せられることが多い。

というか、毎回そうなっている。

しかもVVIPの運営陣がいるにも関わらずに強制的に抜擢されることが多い。

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それだけならばまだいいが、忙しくてどうしても出れないサークル戦においては、

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「ケンさんがいなかったから負けたwww」

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と皆口々に言う。

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弄りという名のいじめに近しいものを感じるが、まだこれならいい。

問題は我がいない時にサークル戦でVVIPが勝利した時だ。

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「ケンがいなかったから勝てたwww」

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こんなことを言われた日には感情が死ぬというものだ。

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そんな弄りだらけのサークル戦に参加するときは我が総指揮をするのだが。

毎回毎回心苦しいことがある。

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指揮をすることは勿論必要なのだが、

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「戦闘力25万以上はいつでも移動できるように」

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と指揮をするたびに、言ってるお前が戦闘力足りてねぇじゃんという、この説得力のなさ。

VVIPのメンバーは全員そんなことを口にしないのだが、やはり声を出している身からするとどうしても心に引っかかるところなのだ。

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だがしかし。

だがしかし!

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

とうとう25万を超えた我は、今後は堂々と、

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「25万以上は移動する準備をせよ」と声を大にして言えるというものなのだ。

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そして来たる12月23日火曜日。

サークル戦、制服の地。

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敵は月夜の紅茶会。

初めて戦う相手。

我がVCに入り、相変わらずの弄りであったが、我が満を辞して戦闘力が上がったことを伝える。

意識はしていなかったが、間違いなくドヤ声で言っていたに違いない。

そしていつもの通り、我が皆に伝える。

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ケンラウヘル「戦闘力25万以上は、いつでも移動できるように準備をしておいてくれ、皆、頼むぞ」

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決まった。

バシッと決まった。

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決まった具合で言えば

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

全盛期の本田の無回転シュートぐらい。

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

9回裏の佐々木のフォークぐらい。

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

指先が震えた羽生善治ぐらい。

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誰も彼もが、我の声の説得力に圧倒されたに違いない。

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くるミン「あの、ケンさん」

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我の指揮がバシッと決まった後に、現状VVIPを取り仕切ってくれているくるミンが物腰低く声をかけてきた。

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ケンラウヘル「どうした?」

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くるミン「えっと、その25万以上って話なんだけれども」

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ケンラウヘル「ああ、我も最近27万になって、ようやく移動組になったt

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くるミン「いや、違うの、あのねケンさん、今、うちのサークルメンバーの戦闘力のことなんだけれども」

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くるミン「ほとんど戦闘力25万以上なの、今。25万以下ってほとんどいないの」

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ケンラウヘル「え」

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くるミン「だからね、今日から移動をするメンバーは」

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くるミン「戦闘力30万以上の人にしようと思って」

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【コード:ドラゴンブラッド】戦闘力のハードル 〜前編

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次回へ続く。