総勢30人の若手声優たちが2分間で自分をアピール!
今回の最終オーディションに臨んだのは、1次審査、2次審査を経て選ばれた30名の若手声優と声優の卵たち。
このオーディションで男女2名ずつ、合計4名が「YOME」のボイスを担当することになる。
また惜しくも選に漏れてしまった人も、何らかの役でゲーム内に出演することができるという。
イベントでは、それぞれが2分間の持ち時間を使って自分をアピール。そして、観客の投票と審査員の協議によって選考が決定される仕組みとなっていた。
【審査員】
- 株式会社ゴセント代表取締役・映画プロデューサー榎本靖氏
- 株式会社ノワ代表取締役・音響監督菊池晃一氏
- 株式会社セイバープロジェクト代表取締役・アニメ監督ねぎしひろし氏
- アソビモ株式会社・アルケミアストーリーディレクター橋本和明氏
オープニングトークの終了とともに、あわただしくオーディションスタート! JASRACに許可をとってきたと宣言しつつ歌う人、寸劇を演じて嫁らしさを表現する人、自分の生い立ちを年齢別に演じて紹介する人など、それぞれのやり方で自分をアピールしていた。
さらに、『アルケミアストーリー』の衣装を自作してきたコスプレイヤーや、日本刀を持って演舞を披露する人もいて、会場はまるでかくし芸大会のような雰囲気となっていた。
非常に個性的なアピールばかりだったため、会場からは歓声と拍手が絶え間なくわき起こっており、だれが「YOME」に選ばれるのかはまったくわからないという状況に。
投票は何度でもやり直せる方式だったため、実際に参加した観覧者の方も後から投票し直した人が多かったのではないだろうか?
オーディション参加者(男性14名、女性16名) | |
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1 逢内みう | 16 佐藤美命 |
2 鈴木鴻平 | 17 碧井愛莉 |
3 大久保宇将 | 18 清水雄介 |
4 隅広洋子 | 19 赤星真衣子 |
5 浅倉歩 | 20 林瑞貴 |
6 雨音実希 | 21 鳥谷早緒梨 |
7 河村悠基 | 22 松本龍二郎 |
8 加茂友美 | 23 川部有紀 |
9 小林将大 | 24 森勇人 |
10 なかむらきょう子 | 25 はらともこ |
11 今野陽太 | 26 山中菜穂 |
12 神崎りのあ | 27 山本五郎 |
13 泰勇気 | 28 南さら |
14 山本あいか | 29 大須賀直也 |
15 青山哲志 | 30 久木田かなこ |
スキルデッキ×リアルタイム×MMOのファンタジーRPG!
ここまでで、およそ1時間が経過。審査が終了するまでの間は、『アルケミアストーリー』のディレクターをと務める橋本氏からゲームのプレゼンテーションが行われた。
昨年の東京ゲームショウで発表されて以来、約9ヵ月が経過しているが、開発はまだまだ佳境となっている。
「どのあたりが超大作なの?」というせいじろうさんの質問に、橋本氏は5つのポイントを挙げた。
1つめは、200名以上のキャラキャラクターが登場すること。
それぞれのボイスは個別の声優が演じることになっており、マルチキャスト(兼ね役)はいっさいないという。セリフの量もケタ違いで、収録には1~2ヵ月が掛かりそうとのことだ。
2つめは、必ずハッピーエンドになる物語。
すべてのユーザーのために、安心して楽しめるストーリーが用意される。また「教育に悪い」といわれないよう、道徳の教科書の指導要領に沿った内容にしているとのこと。
3つめは、MMO+JRPGを目指したゲームシステム。
MMO形式のRPGになじみがない人でも、手軽にオンラインゲームの世界を楽しめるシステムが用意される。
4つめは、アソビモのタイトルらしさを感じさせる美麗なグラフィックだ。
2Dのイメージを残しつつも、3Dのよさを引き出したビジュアル表現が採用されている。
そして5つめは、バリエーションに富んだキャラクターメイキング。
ブレンドシェイプと呼ばれる仕組みによって、キャラクターの年齢にまでに対応した体形を自由に調節することができる。
今回のイベントに合わせて、新たなメインビジュアルも公開された。ゲームの舞台となる4つの国とキャラクターたちが描かれたものとなっている。橋本ディレクターによれば、エンディングまでプレイしないと分からないようなネタバレ要素も含まれているらしい。
そのほか、スマホゲームならではのシステムの工夫についても説明があった。
まず、ゲーム内に独自の漢字変換システムを搭載していること。
これによって、ゲームプレイ中にリアルタイムでスムーズなチャットが楽しめる。慣れてくれば、移動しながら会話を続けるといったこともできるそうだ。
また、オンラインゲームに不慣れな人のために、バトルにおいてはソロモードとマルチモードの2つをワンタッチで切り替えることができる。
ソロモードは疑似ターン性となっているが、マルチモードではリアルタイムでの共闘が楽しめる仕組みだ。
さらに、画面は縦と横のそれぞれに最適化。両手でじっくりと、片手で手軽にといったプレイスタイルをいつでも切り替えられるようになる予定だ。
そのほか、声優の演技に反応してキャラクターが仕草を変えるといったことも紹介された。こちらはゲームのPVで少しだけ確認することができる。
会場のスクリーンでは、実際のゲームの動画とともに戦闘システムの説明も行われた。バトルは基本的にオートアタックのリアルタイムコマンド選択式。
MPという概念がなく、ステータスはHPのみとなっている。じゅうぶんに強力なキャラクターであれば、最短1秒でバトルが終了することも。
バトル中はカードゲームのような方式で、あらかじめ選んだ6つのカードから3つがランダムで出現する。プレイヤーはコマンドを選ぶ際、各カードを指定してスキルを使用できる。
この際、代償としてHPが減少。なお、HPは戦闘終了時に回復する仕組みで、一般的なHPとは若干異なる概念となっているようだ。
ちなみにスキルは、特定の条件を満たすと「チェイン」状態になり、消費HPが0になる。バフ効果やガードといった要素も戦闘システムに含まれるので、頭脳を使った深い戦術を楽しめそうだ。
気になるリリース時期は?
本作に期待する人であれば気になるリリース時期だが、今回のイベントでは今年の東京ゲームショウのころに全ぼうがお披露目され、年内にテータテストもしくは正式サービスが実施予定となっている。
まだまだ先は長そうだが、それに先駆けて「特別体験版」の配信が6月22日(夜ごろ予定)に行われる。
今回のオーディションに参加して投票した人は、そのページがダウンロードページへのリンクに変化する。
また、これを記念する企画としてキャラクタークリエイトコンテストなども実施予定だ。詳しくは公式Twitterなどで告知されるので、ぜひチェックしておこう。
関智一さんと三森すずこさんがスペシャルゲストとして登場!
このイベントのスペシャルゲストとして、人気声優の関智一さん、三森すずこさんもステージに登場!
2人は『アルケミアストーリー』への出演は決まっているものの、まだ実際に演じる役が分からないとのこと。
せいじろうさんに説明を聞きながら、ボケと突っ込みの応酬で楽しいトークを披露してくれた。
そして、ランダムでカードを引いて当たった役をその場で演じるという企画が行われた。
関さんは、盲目の天才少年、主人公にからんでくる友人、子ども好きの紳士なオークの3人の中から友人役をピックアップ。
一方の三森さんは、Twitterでいろいろ発言している魔物ちゃんと、アルバイトでお城を立てた健気な魔王ちゃんの2人から、魔王ちゃんに決まった。
2人のさすがの演技に、観客席からは称賛のためいきと拍手が!
ちなみに三森さんは、関さんから「役の幅は今のうちから広げておいたほうがいいよ」といわれ、紳士なオークの胸ポケットに収まっているカエルの声を、即興でかわいらしく演じてくれた。
さらに「ファンタジー世界でなりたい職業」というお題のトークでは、関さんは現実の世界にはいない魔法使いや賢者になりたいと回答。
一方、三森さんは「お花屋さんとか、お店をやりたい。でも本当はセレブ妻がいい」と答え、会場の笑いを誘っていた。
最優秀賞の4人が発表! ゲーム内に「YOME」として登場
イベントの締めくくりは、ゲーム内で「YOME」を演じることになる最優秀賞の4人の発表!
7番の河村悠基さん、27番の山本五郎さん、28番の南さらさん、30番の久木田かなこさんに受賞記念の盾が贈られた。
この4人がどのような演技をゲームの中で披露してくれるのか、今から楽しみにしておこう!
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