App Store
前週からの持ち越しタイトルは通常後方に追いやられるのだが、今回はちょっと戸惑う並び方。『ブロッククエスト』と『Does not Commute』、そして『オーダー&カオス2:リデンプション』以降の3タイトルが先週と同じ顔ぶれだ。なぜ、『ブロッククエスト』が新着の居並ぶ上段に残り続けているかは定かではない。新着ながら下段に置かれた『Lifeline 2』と場所を間違えられたのではないだろうかと思ってしまう。
さて、その不幸な配置でお目見えの『Lifeline 2』は、静かな話題となったテキストアドベンチャー『Lifeline』のシリーズ第2弾だ。今度は遭難した宇宙飛行士ではなく、弟を探し求める異世界の少女との交流を行う。文字でしか通じ合えない世界で、プレイヤーの選択が少女を動かし、その生死を決める。前作からビジュアルサウンド的にかなりパワーアップしているようだが、元のシンプルさが失われたともいえる。どちらがお好みかはプレイして判断していただきたい。
今週は強気に有料タイトルが多めなのも特徴的だ。新規登場作で無料は『エターニティーウォーリアー 4』と『Dawn of Steel』のみだ。東京ゲームショウとシルバーウィークを経て、勢いづいたゲームファンのお財布事情を覗き見ているのだろうか。『Freeze! 2 – ブラザーズ』『Time Adventure.』『Tile Tales – ステキな数字パズル』など、アート風あるいはカワイイ系のビジュアルに、240円~360円の比較的求めやすい価格帯でまとまっており、粒ぞろいのラインナップだ。
iOSのみのゲーム
SPL-T
シンプル極まる、無愛想で殺風景なゲーム画面。これに360円を出すのかとためらうユーザーも相当多いだろう。だが、ミニマルなゲームやパズルが好きな人なら、思わず目を奪われるかもしれない。タップするとパネルが分割される。分割されたパネルは白い斜線が引かれ、ナンバーが振られる。条件を満たせばパネルは消える。この説明ではわからないだろう。公式ティーザーを見ても、やはりわからないだろう。この謎を解きたいならば、360円をささげる必要がある。開発に携わったSimogoはスウェーデンに拠点を置く。『Year Walk』『DEVICE 6』など、遊び手に解釈を委ねる、一見不可解で詩的な作品を得意としている。
Tile Tales – ステキな数字パズル
数字の描かれたタイルを選んで足し算をさせる。最もハイスコアになる道を選んでステージを乗り越えていく、弱脳トレ系パズル。単にタイルを並べていれば事足りるはずなのだが、本作は切り絵のような美しいアートをステージとステージの間に挟み、ゲームとしての付加価値を高めている。追加課金や時間制限がプレイヤーを追い詰めることなく、クリア条件のスコアだけが枷となる世界。ゆったりと、マイペースに。美しくもシンプルな世界に引き込まれる。
Google Play
24タイトル中、22タイトルが前週からの持ち越し。App Storeに比べると新しさについてはかなり消極的といわざるを得ないラインナップだ。新登場したのは『モンスタービート』『Glee Forever!』『Cloud Raiders』の3タイトル。『Radical Rappelling』のアイコン背景が赤から青に、また『Cloud Raiders』のアイコンデザインがおっさんからドラゴンに変化しているが中身は同じだ。だまされてはいけない。
『モンスタービート』はパズルでバトルを行う、『パズル&ドラゴンズ』でトレンド化したタイプのソーシャルゲーム。パーティーメンバーで敵を挟んでひっくり返すリバーシ風のルールで、本タイトルならではの個性をつけている。キャラクターの絵柄はかなり鳥山明氏を意識しているようだ。
『Glee Forever!』は人気の海外ドラマをリズムゲームに仕立てたもの。明らかに原作ドラマが好きな人向けだ。ファン以外には実写のキツさが先に立ちそう。しかし、レディー・ガガやクイーン、ブリトニー・スピアーズなどおなじみの海外アーティストの曲で遊べるというメリットもある。
Androidのみのゲーム
今週も該当なし。ときには静かに待つことも必要だ。来週以降に期待しよう。
独断で選ぶ今週の1本
HoPiKo
ドットグラフィック、チップチューン、エンドレススピードランナー。ついに飽きが来始めたはずのアイテムを詰め込んでリリースされたのがこの『HoPiKo』だ。開発のLazor Dogは高難易度のエンドレスランナー『Alone』をリリースし、じゅうぶんに高い評価を得ている。考えなしに「またか」な要素を集めてできた作品ではなく、自信を持って世に送り出されたに違いない。サウンドトラックはわざわざゲームボーイを使って作ってある。
『Alone』同様、こちらもフリックによる自キャラの反応が非常によく、それゆえに難しい。ハイスピードで飛び回る自機を思い通りに操るにはセンスと練習が必要だ。ただ駆け抜けるだけでなく、壁に当たって反射する動きがあるため、跳ね返った後の挙動についても考える必要がある。慣れると楽しい。うまくない人はいつまでたっても楽しくない。よくできた作品だが、プレイヤーを激しく選ぶだろう。
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