見ごたえあるストーリーをタテヨコ好きなスタイルで
細やかな3Dグラフィックによるド派手な演出と、豊富なスキルによって生まれる戦略的なバトルが楽しい『ナイツクロニクル』。
その完成度はCBTレビューでもお伝えしたとおりだが、今回はリリースが目前に迫ったということで、以前にはお伝えしきれなかった豊富なコンテンツや奥深い育成システムを紹介していこう。
主人公の元騎士・テオが故郷の村へ帰ってきたところから、物語が幕を開ける。
しかし村人にとって、テオはモンスターを村におびき寄せた元凶と考えられていた。そのためテオは村で暮らすことが許されず、レオナとともにモンスターを根絶やしにするべく旅立つことに。
画面の向きはいつでも切り替えられる
本作の特徴の1つが、縦画面と横画面をいつでも切り替えることが可能なこと。端末の向きを変えれば、それに合わせてゲーム画面も向きが切り替わるのだ。
片手で操作したいときは縦画面で、じっくりと遊びたい場合は横画面で、といった具合に、シチュエーションに応じて向きを変えてプレイすることが可能だ。
このタテヨコの切り替えは、いついかなる時でも可能で、バトルやストーリーの最中はもちろん、キャラクター詳細画面やガチャ演出中、タイトル画面までもがタテヨコで切り替わる。
遊べるコンテンツが盛りだくさん! PvPや協力プレイも
モンスターの討伐を目指して旅をするストーリーは、演出面の完成度に加え、そのボリュームも満足度じゅうぶん。
ストーリーは、ダンジョンをクリアしていくことで進んでいくのだが、初級だけでも10個のクエストで構成されたダンジョンが全7章も実装されている。
すでにかなりのボリュームだが、正式サービス開始後も新たなストーリーが追加されることが期待できる。
また通常のダンジョンに加え、経験値がより多くもらえるキャラが手に入るダンジョンや、強力なキャラクターが待ち構える降臨ダンジョンなどがプレイできるスペシャルダンジョンも用意されている。
スペシャルダンジョンでは、1人用のモードに加え、各プレイヤーが1体ずつキャラクターを操るマルチプレイでも挑戦可能だ。
ほかにも、PvPコンテンツの「アリーナ」、1階ずつクエストを攻略していく「時空の亀裂」といったコンテンツもあり、遊びごたえは抜群だ。
キャラクターの育成で多彩なコンテンツに備えよう!
降臨ダンジョンや時空の亀裂といったコンテンツで勝つために必要なのは、キャラクターの育成にほかならない。
本作は、すべての人間型キャラクターは最大星6まで進化できるシステムと
さらに、星6キャラクターを最大レベルまで育てると、限界突破でレベル上限を開放することができ、最大でレベル60まで育成が可能だ。
また、キャラクターの属性は、
- 雷
- 雲
- 風
- 太陽
- 月
の5種類となっている。
雷・雲・風は3すくみ、太陽と月はお互いに有利という関係となっており、クエストごとにパーティー全体の属性を変えていくことも重要だ。
さらに、キャラクターには「ルーン」というアイテムを装備させることができる。
- 怒り
- 保護
- 生命
- 襲撃
- 復讐
- 破壊
- 迅速
- 敏捷
の8種類のルーンがあり、例えば「怒りのルーン」だと2個セットすると攻撃力が5%アップする効果が付与される。
同じ種類のルーンでも、1つひとつが異なるステータス補正を持っており、理想の性能を目指して厳選することになりそうだ。
キャラクターをとことん育成するタイプのゲームが好きな人も、この育成システムには満足できるはずだ。
ストーリーや世界観を楽しめる細かい作りに注目
ダンジョンやアリーナ以外にも、本作にはまだまだ楽しめる要素が盛りだくさんだ。
街づくり的要素の「タウン」では、各施設でさまざまな機能が用意されており、上記の育成やダンジョン攻略に役立てることができる。
特に印象的だったのが、フレンドポイントを消費して引くことのできる「福引き」。
ダイヤやスタミナ回復アイテムなどの実用的なものや、レアなルーンの召喚券などが手に入る機能で、フレンドをたくさん作ることが大きなメリットとなりそうだ。
ちなみに、このタウンはテオが騎士時代の頃、年金代わりに王国から与えられた土地。最初は何もないタウンだが、プレイヤー自身の手でにぎやかにしていこう。
また、豊富な会話シーンで楽しめるストーリーは、好きなときにあらためて鑑賞することができる。
クエストを再度クリアする必要はなく、スタミナをむだに消費することもないので、気軽にストーリーを楽しめるのはうれしいポイント。
本作をひと言で表現するなら、すべての要素が丁寧に作られている、ということ。言い換えれば、スマホRPGのいいとこどりといった出来栄えだ。
それだけでなく、序盤からテオが理不尽な展開に襲われるストーリーや、縦横両対応のUIなど、オリジナリティーも随所に感じとることができる。
この大作は、そう遠くないうちにリリースされるとのことなので、期待する人はもうしばらくのガマンだ!
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