アフターパルス【ゲームレビュー】

LogicGate
2015年10月27日

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「スマホの限界を超えた!?」とメーカー自らがうたうハイクオリティーなグラフィックで、本格的な対戦TPSを楽しめる『アフターパルス』。リアルなグラフィックと、自動回復、無限リロードといった手軽に遊べるシステムを組み合わせた、新機軸のサバイバルTPSとなっている。

チームと個人のデスマッチでオンラインマルチバトル！

本作では戦いをこなすことでプレイヤーのレベルが上がり、徐々に各種要素がアンロックされていく形式になっており、レベル6までは訓練場で戦い、レベル7からオンラインの戦場に出撃できるようになる。オンラインのマルチプレイバトルは最大8人で、2チームに分かれてのチームデスマッチと個人戦のデスマッチで対戦可能だ。

ゲームヴィルのコミュニティサービスである「HIVE」のアカウントでログインすると、ゴールドをもらえる特典がある

最初にアンロックされるのはチームデスマッチ。また個人戦のデスマッチはレベル8でプレイできるようになる。勝敗はポイント制で、敵を倒すことでポイントを得られるほか、ヘッドショットや連続撃破、チームデスマッチなら撃破サポートなどでもポイントが追加される。合計ポイントの多いチーム、あるいはプレイヤーが勝利となるので、プレイヤースキルと装備を磨いてポイントを稼げるようになるのが第一歩だ。

訓練場のバトルはデスマッチ方式。ポイント加算のルールはマルチプレイバトルと同じだ

操作方法はバーチャルパッド形式で、画面上のボタンをタップして発砲、アイテム使用、リロード、スコープ切り替えを行い、スワイプで移動やエイミング、武器の切り替えを行う。両手での操作が必須になるので、落ち着いて座った状態でのプレイが望ましい。

なお、エイミングは半自動アシスト付きで、敵の近くまでエイムすればレティクル（照準）が敵に追従してくれるので、あとは撃ちまくるのみ！自分の体力はダメージを受けずにいれば自動で回復し、弾丸はいくらでもリロードできる。

アサルトライフルやスナイパーライフルでスコープを覗き込んだ画面。遠くの敵のヘッドショットも狙える。

オフラインでレベルを上げて、オンラインへ旅立とう

ひととおりの要素がアンロックされるレベル8までは、戦闘中や戦闘後に随時チュートリアルが表示される。レベル3で武器強化、レベル4で武器合成、レベル5で武器進化、レベル6でサブ武器、レベル7でマルチプレイバトルのチームデスマッチ、レベル8でアイテム装備とマルチプレイバトルのデスマッチがアンロック。ここまでノンストップでプレイして、1～2時間といったところだ。

しばらくは、訓練場からゲームメニューに戻るたびにチュートリアルが挿入される

メイン武器に余った武器を掛け合せて、より強化することもできる。

プレイヤーのスキルを武器でカバー

実戦では、武器と装備の性能差が如実に現れるゲームバランスになっているので、多少は銃器のシューティングやアクションが苦手でも、良質な武器と装備さえそろえていれば、ベテランプレイヤーにもじゅうぶん対抗することが可能だ。逆にいえば、どんなに腕に自信があっても、武器と装備の差で負けることもあるということ。そのため、できるだけ性能のいい武器と装備をそろえて、かつ武器と装備の強化も忘れずに施しておくようにしたい。

戦闘後には、プレイヤーの経験値だけでなく、武器ごとの経験値も加算される。さらに、マルチプレイバトルでは耐久性が減ることもあるので、こまめなメンテナスが必要だ

武器と装備の性能＝星の数なので、ナイトクローラーシリーズを持っていないと、マルチプレイバトルで生き残るのは難しい

毎日プレイしたい新次元のグラフィック！

純粋な消耗品はグレネードや回復アイテムに限定されていて、なおかつカバーアクションなどの複雑な操作もなく、シューター初心者向けのシンプルなTPSとなっている本作。目を見張るような新次元グラフィックから受ける印象で、リアルなゲーム性のTPSを期待すると、ちょっと拍子抜けもするかもしれない。しかし、未実装のキャンペーンなど、まだまだアップデートの余地がありそうなので、幅広いプレイヤーが満足できるゲーム性の拡充を望みたい。

テクスチャの精細さはもちろんだが、特に光と影の表現が今までのスマホゲームと一線を画している。自分の影が映っているところにも注目！

武器と装備の差からマルチプレイのバトルで涙を飲んでいるプレイヤーは、毎日ゲームにログインしてゴールドを集めるのがおすすめだ。ショップのセールタブにはお買い得なパックも用意されているので、トッププレイヤーと一気に差を詰められるチャンスもないわけではない。ゲーム自体はシンプルに楽しめるので、TPSタイプのゲームにこれから挑戦しようという人は、この『アフターパルス』を遊んでみてはいかがだろうか。