推しメンにズームできる「音のVR」とは?
KDDI総合研究所が開発した「音のVR」は、デバイス上で再生される360度映像に対して、視聴者が行うズームなどの操作とサウンドが連動する、音のズーム合成技術。
従来の360度映像とは異なり、映像内の特定の場所にフォーカスしてサウンドを楽しむことができ、今回、20周年を迎えたハロー!プロジェクトとコラボコンテンツを公開する。
撮影には、指向性マイクと全方位カメラを使用し、映像と音声をスマホ側で制御することで、音の拡大・縮小、移動、選択を実現している。
騒がしいパーティーでも、話し相手の人の声が周りの雑音よりも聞き取れる「カクテルパーティー効果」を疑似体験している状態になるという。
KDDI総合研究所 ヒューマンコミュニケーション部門長の滝嶋康弘氏によると、この日展示されていたデモコンテンツの他にも、スポーツや各種イベントのコンテンツ配信、ホームビデオの新たな撮影ツールとなることを見据えている。
テレビ会議で音声を聞き取りやすくしたり、防犯カメラで音声も含めた監視などができるようになるなど、ビジネス用途でも期待される。
モーニング娘。’18が「音のVR」を体験!
出演メンバー
後列左から
- 飯窪春菜
- 横山玲奈
- 小田さくら
- 生田衣梨奈
- 野中美希
- 羽賀朱音
前列左から
- 譜久村聖
- 加賀楓
- 牧野真莉愛
- 森戸知沙希
- 佐藤優樹
- 石田亜佑美
- 尾形春水
実際に操作した飯窪は、普段スマホを使っている感覚で見たい部分にフォーカスできると驚きの表情。「自分がセンターになった気分を味わえる」と、メンバーならではの感想を語った。
将来的には5Gでコンシューマー展開も?
今回、auとハロー!プロジェクトがコラボしたコンテンツは、3月31日~4月1日にパシフィコ横浜で開催される「SATOYAMA&SATOUMIへ行こう2018」や一部のauショップ(KDDI直営店)、HMV店頭にて視聴体験ができる予定。
さらに、5月以降に期間限定でアプリ配信も予定なので、ハロプロファンはぜひ注目してほしい。
また、「音のVR」は次世代移動通信システム「5G」と組み合わせることで、遠隔地でもリアルタイムにライブを楽しめるようになるなど、コンテンツ体験に期待できるという。
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