【世界のねこゲーム】 第1回: ねこカフェ店員は放置系ねこゲーム好きだった

ネット上でのねこ人気は圧倒的だ。犬をも凌ぐ1番人気のペットと言っても過言ではないだろう。スマホゲーム界にもねこを扱ったゲームがたくさんある。この連載では、数あるねこゲームの中からさまざまな切り口で優良ゲームを紹介していく。第1回目は「放置系」のねこゲーム。都内のねこカフェに足を運び、人気ゲーム調査を実施してみた。

気ままなねこは放置ぐらいがちょうどいい!?

ねこといえば、1日の大半をのんびり気ままに過ごす姿が可愛らしい。ねこ好きな人は、自身もまったりするのが好きなタイプが多いのではないだろうか。そこで、今回は暇つぶしがてらのんびり遊べる放置系ねこゲームを見ていこう。

圧倒的ねこ密度。ねこがスマホ画面を埋め尽くす「NECO’Sキッチン」

アプリ名からわかるとおり、料理をテーマにしたねこゲームだ。ねこシェフの連打、もしくは時間経過によって料理を売り、コインを稼いでいこう。稼いだコインで新しい料理を開発し、さらにまたコインを稼ぎ……という流れで無尽蔵にコインを増やしまくる内容となっている。

稼げるコインの量は爆発的に増え、天文学的な数字になってゆく

「クッキークリッカー系」などと呼ばれるジャンルのゲームで、とにかく気軽に遊べるうえ、コインが天文学的な数字に増えていくインフレっぷりが魅力。ねこのウェイターが料理を持ち、店内を所狭しとひしめき歩く姿に癒される。こんなところでもみくちゃにされてみたいものだ。

ねこの抜け毛で作った布団は暖かいだろうな……「ねこのけ」

ねこの愛くるしい様子を観察しつつ、ねこの毛でいろんなグッズを作るゲームだ。ねこをタップすると毛玉がポンポン出てくるので、たくさん回収してグッズを作ろう。指サックやぬいぐるみ、ひいては布団なんてものまで作ることができ、コレクション欲求を掻き立てられる。

毛玉が取れてスッキリするのか、気持ちよさそうな表情もたくさん見せてくれる

新しいグッズを作るごとに日記形式のシナリオを読むことができるのが特長だ。また、毛玉を集めるごとにいろんなねこが登場する。1匹1匹の表情やくつろぐ様子を眺めるだけでも癒しになるだろう。

日本発、世界がハマった爆発的ヒット作「ねこあつめ」

このアプリは有名なので、ご存知の方も多いだろう。庭にエサを設置して放置すると、いろんなねこが群がってきて各自勝手に過ごし始める。ユーザーはそれを眺めて癒されるというゲームだ。目指すべき場所やゴールは特にない。ねこの様子を見たいときに見に来ればいいだけなので、自由気ままに遊ぼう。

「うちのねこも同じことやるやる」と言いたくなるような仕草がいっぱい

概要だけ聞くと大したことなさそうなこのアプリが世界でヒットしている要因として、ねこの「あるある」をよく研究し再現していることが挙げられる。ビニール袋を与えたら中に入ってガサゴソ遊ぶ、ストーブを点けるとギリギリまで近づいて暖をとる、小さすぎる段ボール箱に無理やり入ろうとするなど、人間にとって笑えるねこの生態が実に細かく描写されていて面白いのだ。

このグロさをかわいいと思えたら真のねこ好き「にゃんこハザード」

最後は、あえてホラーなねこゲームを紹介しよう。部屋に出現するネズミをタップして食べ、ねこが成長していくという内容だ。おっかないのはねこの姿と食べ方。ネズミを食べれば食べるほど異常な進化を遂げ、ただのモンスターと化してしまうねこがシュールだ。

ネコジャラシを与えると楽しそうにじゃれ合う

こんなねこ、いや化け物と一緒に暮らしたらこっちまで喰われそうである。ねこが進化するごとに日記を読むことができるのだが、妙に壮大でファンタジックなシナリオが組み込まれていて謎のギャップを醸し出している。あなたはこんな姿になったねこを愛することができるだろうか。

ねこカフェの店長さんに、好きなねこゲームを聞いてみた

本物のねこと毎日長時間触れ合っている方はねこゲームが好きなのか? 好きであればどんなゲームをプレイしているのか? を確かめるべく、今回はねこカフェに調査に出かけた。

東京・吉祥寺のねこカフェ「CatCafe てまりのおうち」で店長を勤める大塚さんとスタッフの服部さんは、やはりというべきか「ねこあつめ」にハマっているという。ねことの触れ合いはもちろん、マットやクッションなどインテリアを収集する要素も充実していて飽きさせず、ちょっと時間が経てば「そろそろエサをあげなきゃ」と思ってしまうほど夢中になったそうだ。昼はお店のねこに、夜はアプリのねこにエサをあげ、ねこづくめの生活である。

カフェのねこに好かれるコツは「あえて構わないことです(笑)」と話してくれた店長の大塚さん

人間慣れしている上に好奇心旺盛で、ねこのほうから積極的に近づいてくる。

今回話をうかがった「CatCafeてまりのおうち」。森をイメージした空間で常時20匹前後のねこがいて、日ごろのストレスも吹き飛ばしてくれる空間だった。メディアでもよく取り上げられる人気店なので、ねこカフェが初めての方も安心して気軽に足を運んでみてほしい。

電源使用もOKなので長居しやすい。

生粋のねこ好きを自認する筆者も各ゲームをプレイしているが、特にNECO’Sキッチンの興奮度の高さと、ねこあつめの癒され要素が印象的だ。次回以降はねこのRPGやパズルなどみっちりやりこむゲームを含めて紹介していくが、短時間でサクッと遊びたい方は本記事のアプリがおすすめ。スマホの中にいるかわいいねこたちに会いに行こう。

  • 取材協力: CatCafe てまりのおうち
  • 営業時間: 10:00〜21:00(L.O.は20:30)、不定休
  • 入場料: 平日1,200円、土日祝1,600円、19:00以降は700円
  • システム: 時間制限・延長料金なし。10歳以上からの入場
  • Webサイト: http://www.temarinoouchi.com/
  • TEL:0422-23-5503
  • 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14 3F

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