年代別の比較データも公開!
[以下、リリースより]
株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行っています。
ゲーム市場規模をまとめた定期刊行レポートとして「Monthly Game Trend Radar(マンスリー・ゲームトレンドレーダー)」の発刊や、プラットフォーム別のアクティブユーザー数や、ネットワークサービスでのゲームに関する情報取得などのデータも収集しております。
また弊社が運用しているマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」では約240万名のスマートデバイスのユーザーのログを自動取得しており、動向やトレンドなども観測しております。
今年はコロナにより生活スタイルが大きく変化した年でした。
生活スタイルが変化する中でもスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスは私たちの生活に欠かせないものとなっていますが、この生活スタイルの変化により、利用に変化はあったのでしょうか。
また、それによってゲームアプリのプレイ時間に影響はあったのでしょうか。
今回はiGageを使ってこの1年のスマートデバイス端末起動時間とゲームアプリプレイ時間について調べてみました。
スマートデバイス端末起動時間の3割以上をゲームアプリプレイ時間が占めている
初めに2020年を通してのスマートデバイス端末の起動時間と1日のゲームアプリプレイ時間の推移を見ていきたいと思います。
スマートデバイス端末の1日の起動時間はいずれの月も1日平均4時間以上であることがわかります。
また、注目は4月と5月です。
4月のスマートデバイス端末起動時間は1日平均292.78分(4時間53分)、5月は297.24分(4時間57分)と、他の月よりも高くなっています。
これは緊急事態宣言が発令された時期で、外出の自粛によりスマートデバイス端末の起動時間が増加しています。
一方、ゲームアプリのプレイ時間でも緊急事態宣言があった4月~5月はプレイ時間がやや増加していますが、比較的年間を通じてどの月も1日平均80分を切ることはなく、スマートデバイス端末の起動時間が最も低い1月でもゲームアプリ時間は80分を上回っています。
スマートデバイス端末起動時間の中で3割以上の時間がゲームアプリのプレイ時間に使われていることがわかります。
年代によりスマートデバイス端末起動時間は大きく変わるが、ゲームアプリプレイ時間は年代に関わらず同程度
次に年代別のスマートデバイス端末の起動時間と1日のゲームアプリプレイ時間を見てみます。
最もスマートデバイス端末の起動時間が長いのは10代で1日平均416.6分(6時間57分)です。
続いて20代は340.9分(5時間41分)、30代は290.7分(4時間51分)と年代が上昇するにつれて端末の起動時間は減少傾向にあります。
一方ゲームアプリのプレイ時間を見ると世代間で大きなギャップは見られません。
ゲームアプリのプレイ時間が最も長かったのは40代で1日平均93.2分、次いで50代の90.6分、30代の87.6分と続きます。
端末起動時間が最も長かった10代は1日平均で86.0分でした。
端末の起動時間は年代で大きな差が見られますが、ゲームアプリのプレイ時間では大きな差が見られないという結果でした。
ゲームアプリのプレイ時間は年代に関わらず平均85分程度は使っているものの、若い世代はスマートデバイス端末をゲーム以外でも利用する時間が長く、年齢が上がるごとに、スマートデバイス端末をゲーム以外で利用する時間が短くなることがわかります。
スマートデバイス端末の起動時間を見ると、1日24時間の中の4時間以上、およそ1日の1~2割程度の時間をスマートデバイス端末の利用に日々使っていることがわかります。
また若い世代ほど、その時間の占める割合は高まっており、無くてはならないものであることを実感させられます。
また、ゲームアプリのプレイは世代を問わず端末利用時間の中でも大きな割合を占めており、スマートデバイス端末でゲームアプリをプレイすることが新しい日常となった今、スタンダードな行動であることが窺えます。
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