App Store
新規追加タイトルは全15タイトル中11本。居並ぶアイコンからはキャラクターものとスポーティなタイトルが多めといった印象を受ける。
さて、キャラクター系から見て行こうか。『クッキングママ Let’s Cook Puzzle』『トムとジェリー ざくざくトレジャー』はシンプルパズルで幅広い年齢層の獲得を狙う。「トムとジェリー」はかなり懐かしのキャラクターだが、少し現代風にキャラクターの描き方がアレンジされているようだ。一方の『レイマン クラシック』はあえての1995年発売オリジナルの復刻でアピールする。
スポーティなイメージからは若干外れるが、トップの『諸剣』はやはりチェックしておきたい。剣戟アクションと思いきや、実際は書道チャレンジに近いユニークなプレイ感だ。
リアルスポーツ系は2点。『Snowboarding The Fourth Phase』は、写実感とコミック感をうまく織り交ぜたグラフィックが魅力的なスノーボードアクション。ニュートリックへの挑戦、オンラインコンテストなど多くの要素が楽しめる。『Thumb Drift – Furious One Touch Car Racing』は原色強めの色調が、ローポリ気味のモデリングと相まっておもちゃっぽいが独特の雰囲気を醸し出している。親指1つで楽しめるドリフトアクションで、レースゲームになじみのない層でも楽しめそう。
iOSのみのゲーム
諸剣
海外でのタイトルは『The Swords』。水墨画風のソードアクションかな、と思ったが違った。お題となる一筆書きの漢字を模倣して、太刀筋になぞらえる書道モードや、赤い線で示される敵の攻撃をなぞってはじく剣戟モードなどが楽しめるが、そこにいっさいキャラクターは登場しない。剣での戦いはすべて、墨で描かれる軌跡と音で表現されるのだ。剣客の武侠物語は幕間に語られるのみ。
Slingshot Rush
毎週1本は新着ゲームのラインナップに貢献している、Boombit Inc.の今週の作品。同スタジオらしいパステルカラー気味のミニマルデザインアクションだ。振り子、またはスリングショットの要領でキャラクターを発射し、コースを進ませる。量産型のゲームで終わらないのは、ターン制マルチプレイが楽しめるからだろう。わいわい遊べるパーティゲーム、ファミリーゲームとしても優秀。
Google Play
全24タイトル。最上段の『METAL SLUG ATTACK』と『トムとジェリー ざくざくトレジャー』、そして『クッキングママ Let’s Cook Puzzle』は今週App Storeにもおすすめとして登場している。
今週はパズルが非常に多い。『彩独2』は、App Storeの『Blendoku』と同一作品。11月にも一度取り上げられているグラデーションパズルだ。『グミドロップ!』『クロックメーカー: Match 3』はスマホパズル界の定番、マッチパズル。『Puzzle Craft 2』は箱庭要素を入れたパズルミニゲーム詰め合わせといったところ。
英単語力に自信があるなら『Words Crush: Hidden Words!』や『Lexulous Word Game』のワードパズルに手を出してみよう。『パズル【基本無料】キャッチフレンジ ~バブル・クラッシュ~』はコミック要素強めのシューティングパズル。パズルが苦手なプレイヤーでも遊べそうなAndroidエクスクルーシヴ。『無限スマッシュ:ブロック破壊デュオ』はパズルに似た体裁だが、今はやりのタップアクションだ。
Androidのみのゲーム
無限スマッシュ:ブロック破壊デュオ
ひたすらタップしてブロックを破壊する連打アクション。並んで立つ2人のキャラの上に次々とブロックの列が降ってくる。タップして破壊してよいブロックと、触れてはいけないブロックが混在するためタップの速さに加えて、素早い判断力が必要。笑顔でブロックに頭突きするおっさんたちがほほえましい。もちろんスマホゲームの常として、キャラクターは着せ替え可能だ。
パズル【基本無料】キャッチフレンジ ~バブル・クラッシュ~
「パズルボブル」と同様の、狙いを定め、カラーバブルを打ち出して塊を崩していくパズル。コミックを読みながら楽しむストーリーモードと、スコアに挑戦するハードコアモードがある。崩したバブルの色(属性)に応じて魔法攻撃のようなエフェクトが発生し、派手カワイさを追求している。パズルとしてはかなりやさしいので、カジュアル層向け。
独断で選ぶ今週のおすすめ
Beneath The Lighthouse
青と紫が目立つ独特のカラーリングを持つパズルアクション。灯台の内部に隠されていた複雑な機構がパズルステージとなっている。
ステージ全体は1つのリングとしてとらえられ、指で回転させることができる。もちろん、半回転すれば上下も逆転し、立っていたキャラクターは下に落ちる。これを利用してステージ内のトラップや障害物をかわして進む。
よい点は、それほど難易度が高くなく、シビアな操作を要求しないこと、悪い点は、操作性に若干難があり、そのおかげでストレスがたまるシーンがあることだ。
Beneath The Lighthouse【ゲームレビュー】はこちら
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