2016年秋の「FOVE」発売に向け、量産や研究開発、VRコンテンツ獲得体制を強化
[以下、リリースより]
FOVE, Inc.は本日3月23日、Colopl VR Fundをリードインベスターとして、Hon Haiベンチャーキャピタルファンド“2020”、Samsung Venture Investmentを割当先とした$11milion(12.3億円)の第三種割当増資を発表致します。
ヘッドマウントディスプレイ「FOVE」は仮想現実(VR)の世界に視線追跡技術を導入することで、視覚を使った素早く高精度な操作や、キャラクターとの人間らしいふれあい体験をユーザーに届けることができるまったく新しい製品です。
この度の増資にて、2016年秋の製品発売に向けた量産の加速、中長期的なR&D体制の強化、視線追跡機能を活用したVRコンテンツ拡充のための業務的なサポートを視野に、投資会社と協力体制を強めていく運びとなりました。
Colopl VR Fundはコロプラおよびコロプラネクスト(投資事業を展開するコロプラ100%子会社)が設立した総額$50MのVR専門ファンドです。先日発表された日韓のネットカフェ7,500店舗におけるFOVE体験プラットフォームの構築協力、FOVE対応コンテンツデベロッパーへの投資、コロプラ制作VRコンテンツの視線追跡対応など、新しいVR体験の提供をともに目指します。
新しい技術領域に投資を展開するHon Haiベンチャーキャピタルファンド“2020”のサポートが、VRHMDという今までにない新しいカテゴリーでのFOVEの製品の量産に向けた計画を加速させることができると期待しています。
FOVE, Inc.のCEOであり共同創業者である小島由香は、次のように述べています。
「一歩先のVR体験を目指す上で、コロプラ、Hon Hai、Samsungといった、これからのVR業界を支える強力な会社にご支援いただけることを非常にうれしく思います。視線追跡技術によって、今後増えていくVRユーザー様の体験がより快適で、より感動的なものになるよう、チーム一同いっそう精進いたします」
「FOVE」とは
FOVEは従来のヘッドトラッキング・ポジショナルトラッキングの他に、世界初のアイトラッキングが搭載された、最先端のVRヘッドマウントディスプレイです。視線を入力デバイスにすることで、
- 酔いを最小限に抑えた長時間の快適なVR体験
- 注視していない箇所をぼやけさせることによる自然な映像表現
- アイコンタクトによるVRプレイヤーとの自然なコミュニケーション
- 視線を使った全く新しい直感的なUI操作
- 注視点以外のGPU負荷を抑えるフォービエイテッドレンダリング
など、いまだ課題の多いVR体験に多くのメリットを提供することが可能になります。
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