伝説の古代超人クリアまでの激闘10日間
『キン肉マン』は、20~30年以上前に『週刊少年ジャンプ』で人気を博したプロレスを題材とした少年漫画。最近になってWebコミックとして続編が復活。過去の内容に勝るとも劣らない面白さに、人気が再燃している。
筆者もキン肉マンの面白さにハマったため、Game Deets編集部から最初に依頼されたときは、二つ返事で引き受けた。
それが、あんな苦しいことになろうとは……。
今回のルールはこちら。
- 完全無課金!
- 時限イベント「伝説の古代超人」をクリア!
- 10日でがんばれ!
本作は、『キン肉マン』『キン肉マンII世』に登場するキャラクターを操作し、四角いリング状のマップに現れる敵を体当たりで倒していくひっぱりアクション型ゲーム。
仲間に体当たりすると「友情アタック」が発動。原作さながらのタッグ攻撃やド派手なカットインなど、キン肉マンの醍醐味がしっかり詰め込まれている。
目標となるイベント「伝説の古代超人」には、完璧超人の「ゴールドマン」が敵として登場。
倒すとゴールドマン自身を入手できるだけに、「伝説の古代超人」専用のキャラクターを育成しなければならないほど難易度は高い。
それをまったくのゼロからプレイし、10日間で成し遂げるのが今回のミッションだ。
1日目
時間もないのでさっそく開始! 味方の超人を互いにぶつけることで発動する固有のアクションや、超必殺技がかなりド派手でまるで漫画を見ている気分になる。
チュートリアル終了後、レアガチャが1回だけ可能に。ここで何が出るかが、今後の無課金攻略の大きなポイントなるが……。
さらに、チュートリアルのクリア報酬で「超人玉」をゲット。これはバトルをするために必要な「スタミナ」の回復や、レアガチャをするために必要となる。
そのため大事に取っておきたいのだが、あふれる欲望を抑えきれず、またガチャを回してしまった……。
入手した超人をチームに編成し、プレイスタート!
バトルにはスタミナが必要だが、序盤はプレイヤーランクがドンドン上がり、そのたびにスタミナが全回復するためガンガン進んでいく。
数時間でプレイヤーランク10に到達。1日目はここで終了した。
2日目
ゲームを起動すると、チャレンジ内容に「初回協力ボーナス○人達成!」という項目が。達成すると超人玉がもらえるらしい。
2日目は、この「協力バトル」に集中して行い、超人玉を集めることにした。
さっそく、本日の「時間限定トレーニングイベントバトル」に協力バトルで参加。テリーマンの強化に最適な「木属性ナチグロン」を集めまくることにする。
ちなみに協力バトルとは、最大4人までのプレイヤーが同じリングで協力して戦うバトルのこと。
ソロプレイだと4体の超人を1人で操作するが、協力バトルだと自チームのリーダー1人が代表として参戦、そのキャラクターのみを操作できる。
なお、協力バトルは、自分がホストにならない限り、プレイヤーレベルの経験値はもらえないがスタミナを消費しないという特徴がある。
ドロップした素材や超人はもらえるので、イベントバトルや強化素材集めで周回する場合に非常に便利だ。
実際、そのおかげでナチグロンが出現しているイベント時間中はずっとバトルをすることができ、星5テリーマンを1日で最大レベルにすることができた。
協力バトルを行い、超人玉を集めまくったところ、11連ガチャを複数できるぐらいためることができた。
テリーマンとアトランティスがいるとはいえ、まだまだ戦力的には心もとない。というわけで、プレイヤーレベル10で開放される「ビギナーズMAXガチャ」にチャレンジ!
本作では、同じ超人を素材として特訓すると、バトル中に特別なアイテムの出現率が上がる「絆」がアップする。星5クロエの2体目は、絆アップの合成用素材として使わせてもらおう。
そしてまだ超人玉に余裕があったので、再度星5確定ではない11連ガチャにチャレンジ! 運よく星5「ディアボロス スプリングマン」をゲットし、2日目を終了した。
3日目
今日の目標は、星5テリーマンを覚醒させて最大の星6にし、さらにレベルMAXまで育てること。
ちょうど、テリーマンの覚醒素材を集められるイベントバトルが開催されていたため、それを集中的にプレイ。さらに特訓用のマネー集めに時限イベントバトルにも参戦した。
4日目
再び、11連ガチャが2回プレイできるだけの超人玉が集まったので、さらに強い超人を求めて回してみる。
この段階でかなり手札が充実してきたため、ここで目標となる「伝説の古代超人」イベントに使えそうな超人を考察してみる。
まず、イベントで有利となる超人は「悪魔超人キラー」「炎ロープ耐性」「電流ロープ耐性」「火山耐性」「完璧超人キラー」などのアビリティ持ちだ。
手持ちにいる超人と照らし合わせると「悪魔超人キラー」はテリーマン、「炎ロープ耐性」はアトランティスとスプリングマン、ゼブラ、「完璧超人キラー」はクロエがもっている。
もし戦力が足りなければ、イベントバトルに挑戦してイベント報酬の星5超人を入手することも考えたが、今のメンバーで十分だと判断。
これからは上記の超人5名の育成に集中することにする。
ちなみに「伝説の古代超人」イベントは、開催日が決められておらず、前日ぐらいになっていきなり告知される。しかも、開催される時間は2時間のみと、かなりピンポイント。
無課金プレイを始めてからは、まだ開催されていないが、あと6日間で2回起こるとは考えにくい。そのため、始まる前に育成を完了させられるかが、今回のポイントになりそうだ。
また超人玉も本日以降は温存。「伝説の古代超人」の挑戦回数を稼ぐためのスタミナ回復材にすることにした。
5~7日目
強化素材や覚醒素材を集中的に集め、ひたすら育成の日々。また、通常バトルもしっかりと行いプレイヤーランクも上げていく。
7日目終了の時点で、星6テリーマンと星6ゼブラがレベル最大、星6クロエがレベル&ステータスボーナス最大まで育成完了。プレイヤーランクも30を達成した。
念のために、スプリングマンとアトランティスも強化したいが、残る日数はあと3日。おそらくこの間に「伝説の古代超人」イベントがくると思うので、少し厳しそうだ。
8、9日目
8日目も「伝説の古代超人」の情報はなかった。さっそく、育成に移ろうとしたが、そこで大変なミスに気づく。
「伝説の古代超人」イベントにソロで参戦するには、スタミナが55必要なことを見落としていたのだ! 現在のランク30だとスタミナの最大値は43だ。これでは挑戦することさえできない。
協力戦として参加することはできるだろうが、それだとほかのプレイヤーの力で勝利したことになるので、ソロでのクリアにはこだわりたい。
スタミナ55にするために必要なプレイヤーランクは50。もう時間がないので、8日目を丸1日使い、そこまで無理やり上げることにする。
とにかく、通常バトルをクリアしてどんどん先に進めていき、ランクアップによるスタミナ回復をフルに活用。超人玉も惜しみなく使い、なんとか半日でランク50を達成した。
少々きつかったが、この日のランク上げマラソンで、思いがけず星6スプリングマンへの覚醒素材をコンプリート。恒例のナチグロンマラソンを行い、星6スプリングマンをレベル最大まで育成。戦力の強化につながった。
あとはイベント開始を待つだけとなった9日目。ついにイベントスケジュールに「伝説の古代超人」イベントが出現。
イベント開始は、ちょうど無課金攻略の最終日である10日目。その日にぶっつけ本番一発勝負となった。
10日目
待ちに待った決戦の日! ここまでじゅうぶんな準備をしてきたので、密かにクリアの自信はある!
決戦のメンバーは、まずはボスよりも道中の突破を目指すという考えで、星6テリーマン、星6スプリングマン、星6キン肉マンゼブラでチーム編成。
悪魔超人が多く配置されるため、悪魔超人キラーテリーマンの突破力と、バウンドすると大ダメージを受ける炎ロープに耐性のあるスプリング、ゼブラで柔軟に対応していくというイメージだ。
あとは、ここまで温存していた超人玉を使って繰り返し挑戦しながら、調整していくつもりだ。
「伝説の古代超人」マップは全5ラウンドで構成され、敵を全滅させるごとに次のラウンドに試合が移っていく展開になる。
第1ラウンド
第1ラウンドだが、ここは火山があるものの炎ロープがなく、敵に攻撃を仕掛けやすい配置となっている。
火山は一定ターン後に大爆発を起こし、周囲に約1万ダメージを与える強烈なトラップ。火山の近くに味方を置かないか、火山耐性アビリティ持ち超人を使うのがポイントだ。
筆者はまだ操作に慣れておらず、「火山の近くに行かない」をどうしても徹底できなかったため、噴火に巻き込まれることが多々あった。
第2ラウンド
第2ラウンドは火山はないものの、触れると5,000程度の大ダメージを受ける炎ロープが設置されている。
もちろんバウンドするたびにダメージを受けるため、ミスして連続バウンドすると一瞬で体力が燃え尽きてしまう危険なトラップだ。
ここでは「炎ロープ耐性」もちがいないとまともに動けないので、必ず編成しておきたい。
今回の挑戦では、第2ラウンドで敗北することはなかった。しかし、ここで体力を温存できるかどうかという面で、クリアのカギとなるマップだと感じた。
第3ラウンド
第3ラウンドでは、火山と電流ロープが配置されている。
電流ロープに触れると、一定ターンの間「友情アタック」ができなくなるもののダメージを受けることはないため、耐性なしで触れてはいけないほどの危険性はない。
ザコ敵の攻撃力も高くなく、火山の爆発とニンジャの必殺技にさえ気をつければ、難易度は低い。次のラウンドに向けて、体制をうまく整えられるかが大事だろう。
第4ラウンド
第4ラウンドでは、サンシャインとアシュラマンのはぐれ悪魔超人コンビが待ち受ける。また、第3ラウンドと同じ電流ロープと、異次元ホールを出現させる紫マントの悪魔超人が配置されている。
異次元ホールに体当たりすると、別の異次元ホールに瞬間移動してしまう。ただしダメージを受けることはないため、場合によっては電流ロープを回避しつつ攻撃に使えることもあった。
コンビ必殺技に何度か阻まれてしまったが、一方のボスを速攻で倒す作戦でなんとかクリア。いよいよ残すは第5ラウンドのみとなった。
第5ラウンド
第5ラウンドは、とにかくすべての難易度が高い。
まず大ボスの悪魔将軍と、両脇にスプリングマンとバッファローマンが待ち受ける。さらにやっかいな炎ロープと火山も配置されている。
また悪魔将軍は一定ダメージを受けると仮面が割れ、ゴールドマンに変化する。このとき、属性が悪魔超人から完璧超人へと変化するようだ。
何度か第5ラウンドをプレイし、攻略法を探る。
完璧超人キラーがいれば温存しておいた必殺技をフルに悪魔将軍に集中させて一気に撃破してしまえるかもしれないが、失敗するとスプリングマンとバッファローマンのコンビ必殺技にやられてしまう。
できれば画面全体を攻撃できる、または複数に大ダメージを与えられる必殺技持ちの超人がほしいと痛感した。1体ずつ相手していては体力がもたない。
やっと最終ラウンドまで来たが、かなり焦りを感じている。純粋に難しいというのもあるが、全5ラウンドという長丁場のため、回数をこなせないのだ。
2時間しかプレイできないのに、1回で10分程度はかかってしまう。もっと早くクリアしようと急ぐと、簡単なところでミスをおかし、むだな体力を使ってしまう悪循環に。
そしてイベント開始から2時間、初めてであり、最後となった「伝説の古代超人」イベントは幕を閉じた。
その間、フルに超人玉を使って挑戦し続けた筆者だったが、結局「伝説の古代超人」イベントをクリアすることはできなかった……。
失敗した原因
大きな原因は、筆者のプレイヤースキルの不足だ。攻撃後、思った位置に移動させることができず、攻撃が後手後手となってしまった。
さらに、必殺技を使う機会がこのイベントまで少なかったため、必殺技を使うペース配分にも苦しんだ。
クリアを焦るあまり、体力温存と必殺技のためのペース配分を両立できず、最終戦で必殺技を必要な場面で撃てなくなってしまうパターンが多かった。
鍛えた超人たちはじゅうぶんにクリアできるレベルの能力に達していると感じたため、なお悔しい結果となってしまった。
それと、フレンド枠の超人に対する依存度がかなり高いとも感じた。強力なフレンド超人が選択肢に出現しないとクリアは厳しいだろう。強敵を破るにはやはり運も必要だ。
番外編:12日目
前回の挑戦から2日後。原稿を納品する前に再度「伝説の古代超人」イベントが発生したので、今度はソロではなく、協力戦でリベンジしてみた。
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