行政が運営するレンタサイクルは格安
今日はどこの駅で降りようか、どこのポータルを回ってみようかとIntelMapを見て最前線の場所を決めているとき、同時にGoogleで検索してほしいワードがあります。それは、「レンタサイクル [攻めようとしている駅名]」。今回は、レンタサイクルを駆使してポータルとポータルの間を飛び回ろうというご提案です。ポータルファームとはIngressのポータル密集地のこと。アイテムをドロップしてくれるポータルがたくさんある場所はIngressの農場(ファーム)となるわけですね。
駅前周囲のポータルを回るだけなら、そしてTrekker(歩いた距離)メダルのアップデートを強く意識しているなら、徒歩プレイがいいでしょう。しかし、数kmの範囲内にあるポータルを一気に回りたいというなら、レンタサイクルのパフォーマンスは圧倒的。徒歩なら数時間かかるコースも1/3くらいの時間でクリアできます。
気になるお値段ですが、東京都港区の港区自転車シェアリングは事前の会員登録(100円)が必要なものの、30分で108円とリーズナブル。しかも、電動アシストサイクルですので、坂道もなんのその。虎ノ門、内幸町、六本木一丁目、六本木、御成門、新橋、田町、品川など17ヵ所のポートから利用できます。また、春日駅/後楽園駅そばの文京区レンタサイクルは1日500円(電動アシストサイクル)、浅草や上野から利用できる台東区レンタサイクルは4時間200円/1日300円。行政が運営しているレンタサイクルは、いずれも格安で利用しやすいんですよね。
その反面、例えば、オリックスレンタカーが一部店舗で実施しているレンタサイクルは保証金3,000円、3時間980円、当日キャンセル1,000円。民間のサービスはどうしても割高になってしまうので、利用する際には必ず料金をチェックしましょう。
郊外のレンタサイクルも意外と多い
レンタサイクルが利用できるのは都心部だけではありません。実は郊外でもレンタサイクルのサービスを行っている場所はあるのです。
例えば、横田基地がある東京の福生市では行政が運営している「電動アシスト自転車シェアリング」(福生駅、牛浜駅、拝島駅など。最初の30分は無料)や、複数の店舗が共同でサービスしている「フクチャリ」(無料)などがあります。福生市の北にある瑞穂町も、箱根ヶ崎駅で「自転車等駐車場レンタサイクル社会実験」を実施中。1回200円で利用できます。
山間部のレンタサイクル利用には注意が必要
ここまでレンタサイクルの利用を推奨してきましたが、山間部によっては注意が必要になることもあります。
一例として奥多摩近郊の話をしましょう。東京都奥多摩町は、山の気配が濃厚な場所ながら、多くのポータルが存在する地域です。特に、奥多摩駅前から奥多摩湖の奥多摩むかしみち(旧青梅街道)は、Ingress初期の頃からポータルが登録されていました。さらに、山間の神社仏閣や集落にも、大きなCFが作れそうなポータルが点在しています。
加えて、奥多摩にはクロスバイクやMTB、そして電動アシストサイクルがレンタルできるスポットがあります。20度近くの斜度のきつい坂が多い地域ですが、電動アシストサイクルがあれば坂の先にあるポータルにもアクセスできるというもの。気持ちよく森林浴をしながらの週末Hackingには最適の場所といえます。
ただし、林道には注意しましょう。細い道の先には、MTBでも走るのをためらってしまうような未舗装道路もあるのだから。
上の画像のような、ガードレールのない崖が延々と続く場所も。スリップダウンが即転落となってしまうケースもあるので、ダートの走行に慣れていないのなら、やはり自転車でのアクセスはやめたほうがいいでしょう。
ゆえに林道の先にあるポータルへアクセスするなら、マイカーでも、レンタカーでも、カーシェアでもいいので近隣の駐車場まで車で移動し、そこから徒歩で登るようにするといいでしょう。
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