滅都「ゴールドヘヴン」を舞台に繰り広げられる伝説の物語!
『PROJECT LOST ORDER』は、開発ディレクターに『オウガバトルシリーズ』や『イヴァリースシリーズ』で知られる松野泰己氏、そしてアートディレクターに『ファイナルファンタジータクティクス』や『ファイナルファンタジーXII』の吉田明彦氏を起用したタクティカルRPGだ。
両氏がスマホゲームでタッグを組むのは本作が初となる。
プロデューサーを務めるCygamesの木村唯人氏によれば、「豪華制作陣でお送りする完全新作」とのこと。
ステージに登場した松野氏によれば、本作では「階層の積み重なった街・ゴールドヘヴンを中心にした物語」がつづられる。産業革命が終わった19世紀くらいの時代で、貧富の差や身分格差によって退廃が進んでいる世界観。
そして、独立の機運や混乱した政情の中で陰謀が動き出し、主人公たちがその中に巻き込まれていくことになる。さらに、街でささやかれる1つのうわさ「天翔る漆黒き十三騎士の伝説」……。
松野氏は、「本当は『プリンセスコネクト!』や『ウマ娘』のよなゲームを作りたいが、どうしても陰謀や裏切りといった要素を求められる(笑)」と話す。
そして、これまでの手法を生かしつつ、本作の中にも現代の世情などを取り込んでいくとのことだ。
アシスタントディレクターを務めるプラチナゲームズの坂田大亮氏からは、4人の主人公が紹介された。
- ローズ(声優:内山昴輝):本当の自由を手に入れたいと考える若者
- ブレイズ(声優:石川界人):不器用だが誰よりも仲間思いの無頼漢
- チェルシー(声優:戸松遥):仲間との生活や日常を愛する女の子
- ショーン(声優:赤崎千夏):天真爛漫な女の子。チェルシーとは正反対で、絶対を絶対と信じている
吉田氏によれば、キャラクターデザインはCygamesの香川太郎氏をはじめとする複数のデザイナーが担当。メインキャラターの4人は吉田氏自身が手掛け、松野氏に何度もリテイクを支持されたという。
松野はこれに対して「長いつきあいなので、どこまで追い込めばいいのか分かっているから(笑)」と返答。また新たに組むメンバーに対しては限界が分からないので、とりあえずモチベーションアップを狙ってやさしく声を掛けたとのこと。
また吉田氏は、「性格や能力、物語での役割や生い立ちをもとにデザインしました。ファッションなど細かな点については、ああだこうだと言いながら楽しくデザインしました」と話してくれた。
さらにリードキャラクターモデリングアーティストの舟橋英志氏からは、4人のサブキャラクターも紹介された。
舟橋氏のお気に入りは、「とにかくかわいい」という天才魔法少女のディライラ。またイラストレーターの香川氏は「パーミンダは変装が得意で女装もします。2次創作がはかどるかも!?」と話した。
さらヘザーは、本作ならではの進化システムにより、2次転職と3次転職で「彼女の人生に何があった!?」というような変化を見せるそうだ。
木村プロデューサーによれば、バトルシーンはすべて3Dモデルで、プラチナゲームズならではの高いクオリティーに仕上がっているそうだ。会場のスクリーンでは、実際のゲームの映像を使ったモデルムービーも披露された。
舟橋氏は「いただけるイラストが1つひとつ本当に素晴らしい。各キャラクターの個性を生かしたいので、モーションも専用で用意しています。スマホやタブレットにどうやって落とし込んでいくか悩ましいですね」と語った。
しかし、あまり意識しすぎているということもなく、モーションや背景エフェクト、UIなど、これまでのコンシューマゲームと変わらない姿勢でチーム一丸となって取り組んでいるとのことだ。
本作のゲームジャンルは「リアルタイムタクティクス」。キャラクターを育成し、装備やスキルをカスタマイズして楽しむことができる。
さらにバトルはターン性ではなく、すべてのキャラクターが同時に行動する。スマホゲームなので操作はできるだけシンプルに、ちょっとした合間にも楽しめるよう開発が進んでいる。
リリーススケジュールは未定だが、2016年内には何らかの形で本作をプレイできる機会が用意されるとのこと。大いに期待できるタイトルになりそうだ。
(C) Cygames, Inc.