ファイナルショット【ゲームレビュー】

『ファイナルショット』は、オートエイムやリベンジシステムを搭載した、初心者でも遊びやすいFPS。異常気象により資源が枯渇した未来の世界を舞台に、モバイルでも遊びやすいマルチプレイの戦場が構築されている。

エイムを快適にする2つのシステムを搭載

本作は、多彩なキャラクターと武器を自由に組み合わせて戦うFPSで、3種類のルールで争うマルチプレイモードを備えている。

戦いの舞台は、大規模な異常気象により資源が消耗した近未来。法の下に資源関連事業を支配する団体「General Energy Corporation(GEC)」と、それに抵抗する組織「ブラックフラグフォース」が争う世界となっている。

プレイヤーは、GECの襲撃により壊滅しかけたブラックフラグフォースの生き残りとして、打倒GECを目指し戦うというのがメインストーリーだ。

2049年にGECによる襲撃が発生。GECの横暴に不満を抱いている人が多く、ブラックフラグフォースは、そんな人たちの希望の象徴となっている

オートエイムとリベンジシステムで簡単照準を実現

左側のパッドで移動、画面右側をスワイプで視点移動、武器アイコンタップで射撃といった、スマホFPSではスタンダードな操作方法が採用されている。

武器の切り替えやジャンプ、しゃがむなどのアクションもワンタップで行える

スマホ向けFPSではエイムがやりにくいと感じている人も多いようだが、本作はそれを解消するため、「オートエイム」と「リベンジシステム」が組み込まれている。

照準をある程度相手の方向に向けると、自動で胸のあたりを狙ってくれるため、エイムが苦手な人でも意外と簡単に弾を命中させることが可能だ。

多少離れた距離にいても簡単に狙うことができる。ヘッドショットをするには、手動で少し上にずらせばOK

リベンジシステムとは、後方から撃たれた際に画面へ現れるボタンをタップすることで、即座にその敵をエイムしてくれる機能だ。

撃たれた方向を自分の操作で振り返る必要がなく、素早くエイムできるため、すぐさま反撃をすることが可能だ。

FPSでは敵の位置を把握することが重要だが、このシステムのおかげで、初心者でもすぐに反撃に移ることが可能に

キャラクターと装備は多彩なカスタマイズが可能

本作は、マシンガンやライフルの選択はもちろんのこと、操作キャラクターを入手すれば自由に選択が可能となっている。

キャラクターは課金アイテムのジェムで購入することで入手でき、移動速度やHP、防御力などの性能が変わってくる。

ブラックフラグフォースやGECに所属するキャラクターが登場。本作はマルチプレイがメインとなっているため、同じ組織の人間同士で戦う場面も……

装備は基本的にガチャで入手し、マシンガン・ライフル・ハンドガン・ナイフをそれぞれ1つずつ装備する。

武器ごとに、性能を向上させる武器キットを装着させることもできるので、自由度は非常に高くなっている。

レアな武器は当然ながら高性能。しかし使用期限が定められており、期限が切れると使えなくなってしまう

素早くマッチングされるマルチプレイモード

FPSの醍醐味であるマルチプレイでは、大きく分けて3つのルールが用意されている。

  • チームデスマッチ
  • チームラウンド
  • 爆破ミッション

すべて2つの陣営に分かれて戦うチーム戦となっている。

チームデスマッチ

チームデスマッチは、制限時間内のお互いのキル数を競うモード。

死んでしまっても、コインを支払うことで何度でもリスポーン(復活)でき、キル数を稼ぐことができる。

アサルトライフルとスナイパーライフルは、リスポーンのたびにどちらを使うか選択する。また、HP増加などのアイテムもその場で購入して使用可能だ

また、チームデスマッチ(ジャンプ)というモードも搭載。

こちらは、マップ内にある上昇気流に乗ると、大きなジャンプを行うことができるモードで、敵の位置を探ったり回避に使ったりと、通常のデスマッチとは少し変わった戦術が重要になる。

上空から見下ろせば敵の位置を見つけやすい。逆に、敵からも位置を把握されてしまうので、デメリットでもある

チームラウンド

チームラウンドはデスマッチとは異なり、リスポーンすることができないルール。

どちらかのチームが全滅すると1ラウンドが終了。3ラウンド先取で勝利となる。

死んでしまった場合、次のラウンドまでは観戦モードに。味方を応援して次のラウンドに備えよう

爆破ミッション

爆破ミッションは、攻撃側と防衛側に分かれて争うモード。

攻撃側は、指定された地点に爆弾を仕掛けて爆破させれば勝利、防衛側は爆破を阻止すれば勝利となる。

爆破地点は2箇所あるため、どのように攻めるか、または守るかが勝敗に大きく影響してくる。

爆弾をセットする間はその場に拘束され、格好の的に。チームで協力して敵の対応をすることがコツだ

マルチプレイに参加しやすくなる仕組みも

マルチプレイへの参加は、自分でルームを作成するか、他の人が作成したルームに参加するかで行う。

チームに空きがあれば、すでに勝負が始まったルームにも参加することも可能で、人が集まるまで待つことなくマルチプレイを遊ぶことができる。

また、ホーム画面のクイックスタートをタップすれば、その時点で待機中もしくはゲーム中のルームへランダムで参加することができ、すぐに勝負に加われる。

ゲームを起動して、クイックスタートをタップするだけでマルチプレイが開始。どのルームに参加するかはランダムだが、手軽にマルチプレイができるのはうれしいところだ

チュートリアルで見ることができるあらすじが、映画のストーリーのようでわくわくしたが、ストーリーを楽しむキャンペーンモードは残念ながら搭載されていない。

今後のアップデートで追加されるとすれば、1人用ゲームとしても楽しめそうな作品だ。

  • 使用した端末機種:iPhone 6s Plus
  • OSのバージョン:iOS 9.3.2
  • プレイ時間:約4時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

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