「東京ゲームショウ2016」の主役はVR体験! GREEが紐解く今後の大きな流れ

  • 2016年09月12日

GREEは「東京ゲームショウ2016」のテーマから紐解く大きな流れとして、今年の主役は「VR体験」だと明かした。また、VR市場の動きや、GREEの今後の大きな戦略についても公開した。

今年は「VR体験」が主役! 「TGS2016」から今後大きく変化していくVR市場

[以下、リリースより]

今年20年⽬を迎える東京ゲームショウですが、2010年代に⼊り⼤きくその内容が変貌しています。2011年にソーシャルゲームのグリーが出展し、携帯ゲームがゲームショウのプレイヤーとして仲間⼊り。2014年からはスマートフォン向けゲームアプリの出展が⼤幅に拡⼤しゲームの多様化が更に加速しました。

2015年からはVRゲームの出展が⼀部で始まり、2016年の各社のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)発売に向けて、各社がデモ展⽰を実施して、新しいプラットフォームとして⼤きく話題をさらいました。

そして2016年、VR専⾨の「VRコーナー」が設けられ、会場全体では約100台超にもおよぶVR機器が集結して体験することができます。

PS VR発売直前のSONYを始めHTCなどのプラットフォーマーから、⼤⼿ゲームメーカーやグリーなど、多くのVR体験が今年のTGSを賑やかします。

本当にVRは来るんですか?という疑問

「来ます!」 というのが、まずは回答です。世界のIT企業で時価総額トップ5全ての企業がVRに対して何かしらの取り組みを⾏っているか、計画していると⾔われています。これで来なければある意味⼈類がVRを普及させるのは難しいでしょう。今年はiPhone が発売された2007年と同じ状況です。

2009年に発売されたiPhone3GSから普及期に⼊ったように、これから数年は定着するまでに時間がかかりますが、技術の発展は⽬覚ましく、今後⼩型化、ワイヤレス化して⼀般の⼈が使えるものになっていくでしょう。

VR市場の現状と今後

2025年には800億ドル市場へ

ゴールドマン・サックスが試算したVR市場調査では、2025年にハードウェアとソフトウェアの両⽅で800億ドル規模に拡⼤すると予想しています。

今後はハードウェアからツールやコンテンツへ競争が変遷

2016年はハードウェアが発売され、「VR元年」と呼ばれていますが、今後はハードウェア上を動くプラットフォームやアプリケーション、コンテンツに市場の競争環境が移っていくことが予想されます

日本のVR市場をリードするグリーの3大戦略

開発・制作

VRゲーム専⾨開発スタジオ「GREE VRStudio」を設⽴。今回の東京ゲームショウではスクウェア・エニックスと共同開発した「乖離性ミリオンアーサーVR」を出展。

Non-gameでフジテレビと提携。

投資

北⽶のVR関連スタートアップを中⼼に投資するファンドを設⽴。これまでに1200万ドルを集め、VRChatなどの新興企業に投資。

市場振興

VR市場の拡⼤・発展を⽬指し「JapanVR Summit」を5⽉に初開催。約500名が参加。

Oculus、SONY、HTCが同⼀セッションで登壇するのは世界初。第2回を11⽉16⽇に開催決定。

(C) GREE, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2002-2016 CESA / Nikkei Business Publications, Inc. All rights reserved.
(C) 2016 The Venture Reality Fund, LLC.
(C) 2016 GOLDMAN SACHS, ALL RIGHTS RESERVED