スマホのブラウザで新たなプラットフォームが展開!
新会社の「BXD」は、HTML5を中核とする技術を活用したオンラインゲームや、プラットフォームの開発・運営などをしていく会社。
HTML5というと、つまりはブラウザゲームということになる。
最近では、スマホでもキャラクターがフル3Dでグリグリ動くゲームが出てきているが、いまブラウザゲームを展開していく意味はあるのか、非常に気になるところだ。
冒頭では、バンダイナムコエンターテインメント代表取締役社長の大下聡氏があいさつ。
バンダイナムコのキャラクターパワーとドリコムのHTML5の開発技術の掛け合わせにより、新たなエンタテイメントを提供していくと発表。
続いて、ドリコムの代表取締役である内藤裕紀氏があいさつ。
プラットフォームを展開することにより、ゲームから離れてしまった人、ゲームをあまりプレイしない人に向けて、ゲームを遊べる環境を作っていくとのこと。
今後のスマホゲーム市場では、ネイティブアプリがリッチで複雑化したことにより、動作が重く、ストレージ容量も使うようになってきている。
そこで、動作が軽いブラウザゲームが再び日の目を見るのではないかということで、ドリコムではさまざまな検証を行っていたそう。
その結果、ブラウザでもネイティブアプリと同様の体験ができるということで、プラットフォームの開発にも着手していったということだった。
2人のあいさつを終えたあとは、バンダイナムコエンターテインメント NE事業部 第2プロダクション ゼネラルマネージャーの手塚晃司氏が登壇。
BXDの事業内容や、目指す姿について紹介した。
両社の強みを融合しての商業戦略を展開
手塚氏は、バンダイナムコが持っているキャラクターIPの強さやバンダイナムコIDなどの会員基盤と、ドリコムのHTML5開発力、IPタイトルの制作力を融合し、新たなエンターテイメントを展開していきたいと発表。
HTML5によるゲームと、プラットフォーム両方を展開していくことがBXDの役回りであると説明した。
さらに、手塚氏はHTML5ゲームのデモとして、『ONE PIECE トレジャークルーズ』のHTMLバージョンを動かしてみせた。
こちらではブラウザ上でもキャラクターがサクサク動いており、ネイティブアプリのゲームと変わらないプレイができそうだった。
※検証用に作成されたものであり、本ゲームの配信は予定されていません
ローンチタイトルは強力IPの3本!
続けて、手塚氏はローンチタイトルも発表。プラットフォームのリリースと同時に、展開が予定されている3本を明らかにした。
まず1本目は、『ドラゴンボールZ』の完全新規タイトル。HTML5に合わせて完全最適化をして出すとのこと。
2本目は、昔からのヒットタイトルである『ファミリースタジアム』(以下、ファミスタ)。
スマホではしばらくごぶさたということで、ファンにはうれしい!
そして、3本めは『アイドルマスター』(以下、アイマス)の新作。
これまで数多くのプロデューサーから愛されてきたアイマスだが、今回はどんなアイドルが登場するのだろうか。
バンダイナムコを代表するIPの3作品ということで、手塚氏は本気でこのプロジェクトに取り組んでいくと発表。
気になるサービス開始日程だが、2018年の春を予定しているとのこと。もうしばらく先になりそうだが、ビッグタイトルだけに期待が膨らむ。
各タイトルのファンは、続報を楽しみに待とう!
(C) 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
(C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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