最新の体感型VRが目白押し!
VRというと、これまではHMD(ヘッドマウントディスプレイ)のみを使ってプレイするコンテンツが多数。
しかし、昨今では研究が進んできて、歩行装置との連動や、匂いの表現なども可能になった。
「第3回 先端コンテンツ テクノロジー展」では、こういったさまざまなオプションを使ったVRコンテンツが出展されていたので、その様子をレポートしていこう。
AOI Pro.ブース
映像プロダクションのAOI Pro.ブースには、3つものVRコンテンツが出展されていた。
大型の機材を使うものばかりで、各コンテンツとも大人気。プレイするには整理券が必要だったほどである。
VR Dream Match Baseball
165kmの豪速球のキャッチとバッティングに挑戦できる、野球ゲーム。
プレイにはグローブとバットを使い、ピッチャーが投げてくるボールに合わせてキャッチ、バッティングの動作を行う。
放たれる豪速球は、迫力満点。さらに、グローブとバットには振動装置がついていて、豪速球のリアルな衝撃が伝わってくる!
筆者も体感させてもらったが、野球はズブの素人なのでまったくうまくいかず。
しかし、この迫力はインパクト満点で、クセになりそうだ。
今後はアミューズメント施設などで運用を検討しているそうなので、みなさんがプレイできるのもそう遠くはないかも?
WONDERFUL WORLD – VR Private Tour
南国風のリゾート地で、彼女とのデートを楽しむというコンテンツ。
「VAQSO VR」と連動していて、プレイ中には彼女が発する匂いを体感可能だ。
先日の発表会では、機材が持ち込めなかったということで簡易版だったが、今回は歩行装置、送風機も使ったフルバージョンで登場!
彼女の手はロボットアームと連動していて、手をつないでリアルなデート体験をすることができる。
シーンに合わせて風が吹いたり、匂いが出たりするので、臨場感は満点だ。
GODSPEED VR airborne
有限会社プロトタイプが開発したバイク体感型VR『GODSPEED VR airborne』も、AOI Pro.のブースに出展されていた。
高速道路のようなコースをバイクで疾走していくという内容で、バイク型のマシンに乗ってプレイする。
こちらも大型の装置が印象的だ。
クレッセントブース
画像機器の開発などを手掛けるクレッセントのブースには、『Gliding to the Moon』が出展されていた。
ドラゴンに乗って東京の空を飛んで行くという内容で、コントローラーを使ってドラゴンの軌道を調整しながら進んでいく。
空には黄色いリングが設置されていて、うまくドラゴンを操作してリングをくぐれればスコアを獲得。
今回プレイしたバージョンでは、ランキングも表示されていた。
こちらも、アミューズメント施設などでの運用を検討しているそうで、今後の展開が楽しみだ。
みなさんも、ゲームセンターなどで見かけることがあれば、ぜひ爽快な空の旅を体感してみてほしい。
LIBZENTブース
AR、VRコンテンツを制作しているLIBZENTのブースでは、テニスのVR体験ができる『Tennis Trainer VR』をプレイさせてもらった。
ストラックアウトのような形式で、こちらに飛んでくるテニスボールを的の位置に打ち返していくという内容だ。
当てた的の位置に応じてスコアが増加していくので、テニスを体感できるだけでなく、スコアアタック的な楽しみ方もできる。
筆者はテニスの経験もなかったので、スコアは悲惨なものに……。
しかし、こちらも複数人数でワイワイやるのが楽しそうである。今回の出展で、どのように展開するか決めていくそうだ。
コーエーテクモウェーブ
無双シリーズでおなじみの、コーエーテクモも出展。今回は、視覚、聴覚だけでなく嗅覚や触覚にも刺激を与える「VR センス」が投入されていた。
VR センスとは、内部に寒冷機能などを備えた、シート付きの大型筐体。ゲームのシーンに合わせて、ミストが噴射されたり匂いが出たりと、さまざまな表現が可能になっている。
今回は『超 真・三國無双』など5つのゲームをプレイすることができた。
「コンテンツ東京2017」概要
- 開催日程:2017年6月28日(水)~6月30日(金)10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
- 入場料:無料(要招待券)
- 会場:東京ビックサイト 東展示棟
- 主催:リード エグジビション ジャパン株式会社
(C) AOI Pro. Inc. All rights Reserved
(C) BASCULE INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C) コーエーテクモウェーブ All rights reserved.