歯ごたえたっぷりのタワーディフェンス! 魔法少女たちの個性が光る
記憶喪失の頑張り屋、クールなポンコツ、学園のトラブルメイカー、そして前作のボスなど、個性あふれる魔法少女たちを育成して、侵攻してくる魔物たちを撃退していく『ディフェンスウィッチーズ2』。
前作『ディフェンスウィッチーズ』も100万件以上のダウンロードを記録しており、タワーディフェンスゲームのファンには注目のタイトルだ。
今作の敵は、前作のラスボス「コルネット」の姉である「冥王チェレスタ」。全盛期の力を取り戻せば、世界を7日で滅ぼせるといわれる破壊の王を相手に、かわいい魔法少女たちが奮闘する!
魔法少女たちの特性に注目!
本作の魅力は何といっても、かわいい魔法少女たちだ。
前作を遊んでいればより楽しめるのは間違いないが、今作から新たに始める人でも問題なし。
随所に、ストーリーやルールを解説するショートコミックが挿入され、初めての人でも本作の世界観にすぐになじめるだろう。
一般的なタワーディフェンスゲームでは、プレイ中に得られる資源(本作の場合はMP)を使って、キャラクターやユニットをマップに配置し、ルートに沿って進んでくる敵を自動で攻撃していく。
魔法少女たちにはそれぞれ属性があり、得意な相手と苦手な相手などの相性が設定されている。
また、地上攻撃、空中攻撃、感電効果、凍結効果、火炎効果、爆発効果、貫通弾、範囲攻撃、ボス2倍、スピードアップといった特殊能力があり、登場する敵の種類によって活躍できる場面が変わってくる。
魔法少女たちはそれぞれ、しっかりと特性が切り分けられているので、いったん理解してしまえば「どれを使おう?」と悩んでしまうことはないハズ。
戦略ゲームとして、非常にプレイしやすいと感じた。
紫パネルと白パネルを使い分けて戦おう!
序盤のステージでは、懇切丁寧な解説が用意されている。むしろ、これまでタワーディフェンスゲームを遊んだことがない人におすすめしたいくらいに、取っつきやすい印象だ。
しかし、ステージが進むにつれて、その本質が浮かび上がってくる。
タワーディフェンスゲームならではの、奥深い戦略と瞬時の判断が求められる、歯ごたえのあるゲームに仕上がっているのだ。
本作の戦略性をより奥深くしているのは、キャラクターをセットできるパネルに、紫パネルと白パネルの2種類が存在すること。
紫パネルにセットしたキャラクターは、バトルの終了時までそこに居続けて戦ってくれる。
対して、白パネルにセットしたキャラクターは、「MNDゲージ」がなくなると帰ってしまうという制限がある。
紫パネルは数が限られているので、白パネルも活用することを前提にしないと、うまく防衛することは難しい。
限られた魔力を有効に活用するためにも、どの魔法少女をどのパネルに、そしてどのタイミングでセットするかを考えていこう。
リンネル先生にお願い!白パネルを紫パネルにチェンジ
ほかとはまったく異なる役割を持つキャラクターも存在する。例えば、魔法少女たちの先生である「リンネル」。
彼女は、一切の攻撃手段を持たない特殊なキャラクターだ。しかし、注目すべきスペシャルな能力を持っている。
それは、セットしたパネルの周囲にある白パネルを、紫パネルに変更できるというもの。
これを利用すれば、魔物を攻撃するのに有利や場所にあるパネルに、永続的に魔法少女を配置しておけるようになる。
ステージによっては「紫パネル自体の数が足りない!」ということもあるので、上手に活用していこう。
バトルを通じてプレイヤー経験値を獲得し、召喚師レベルがアップしていくのはお約束。レベルアップの際には、ガチャなどに使用するクリスタルが手に入る。
もちろん、魔法少女を強化していくという育成要素もある。
魔法少女には星1~星6のランクがあるのだが、ガチャで同じキャラクターがかぶったときに「魔法少女経験値」を獲得、そして「自動強化」によってランクアップしていく仕組みになっている。
いろいろと面倒なことを考えなくてもいいので、実に手軽な強化システムといえるだろう。
さらに、魔法少女に「武器」「使い魔」「アクセサリー」「魔導書」を装備して強化するという要素もあるのだが、今回プレイした中では手に入れることができなかった。
これらの装備は、キャラクターと共通のガチャを通じて手に入る仕組みなのだが、出現確率はわずか2.58%! この点は、無課金プレイヤーにとって少々厳しめのバランスといえるかもしれない。
見た目に反して硬派なゲーム! 瞬時の判断で猛攻をしのげ
バトル中は進行スピードを最大で3倍まで加速できるため、クリアまでにそれほど時間は掛からない。
とはいえ、出現する敵に合わせて配置をいじっていくことが本作の肝なので、じっくりと戦況をチェックしていくことをおすすめしたい。
出現する敵の数が決まっているということは、手に入るMPの量も決まっているということ。必然的に、どの魔法少女をどれだけ使えるかも制限される。
さらにタイムアタック的な要素もあり、考えさせられる点は非常に多い。非常に入り込みやすいゲームの作りながら、上級者もとことん楽しめるタイトルに仕上がっている(実は、無強化かつ特に考えないままプレイした状態では、序盤の2-1ステージで敗北してしまった)。
各ステージの難易度も、「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の3段階が用意されており、長期間にわたってチャレンジし続けられそうである。
各ユニットの特性をしっかりと覚えられる「特別授業」や、期間限定の「イベント」などもあるので、じっくりどっぷり楽しんでいこう。
- 使用した端末機種:HTC 10
- OSのバージョン:Android 7.0
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:0.6.31
- 課金総額:0円
(C) Stargarage, Inc. All Rights Reserved.