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歴代ニーナが集結!『ブレス オブ ファイア6 白竜の守護者たち』リリース記念イベントレポート

株式会社カプコンは、『ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち』(以下、『ブレスオブファイア6』)の配信を記念して、2016年2月4日(木)にメディア発表会を開催した。その様子をレポートする。

ファッションショーやゲームの試遊など内容盛りだくさん!

今回のメディア発表会では、ゲームの紹介に加えて、「歴代ニーナのファッションショー」「ブレスオブファイア開発秘話が聞けるトークセッション」「ブレスオブファイア6のゲームプレイ」などかなり濃い内容のイベントだった。

『ブレスオブファイア』シリーズとは?

『ブレスオブファイア』シリーズは、カプコンのオリジナル本格RPG。1993年にシリーズ最初の作品『ブレスオブファイア 竜の戦士』が登場し、今年で23周年を迎える。2002年にシリーズ5作目となる『ブレスオブファイアⅤ ドラゴンクォーター』発売され、今回はなんと14年ぶりに最新作が登場することとなる。

本作のイメージビジュアルを担当したのは、人気イラストレーターの岸田メル氏。今までのシリーズよりも、かわいらしいイメージに描かれている

ファンも納得のクオリティで歴代ニーナ全員集合!

最初に行われたのは、ブレスオブファイアシリーズでは欠かせないヒロイン「ニーナ」のファッションショー。イベントなどで活躍している6人のモデル・コスプレイヤーが、歴代ニーナの衣装を着て登場した。

羽や髪型、細部にまでこだわった衣装は、ファンも納得のすばらしいできだった。ちなみに、左からシリーズ5、3、6、2、1、4の順にニーナが並んでいる

今回ゲストとして出演したのは、以下の方々。

  • 火将ロシエルさん(ブレスオブファイア 竜の戦士)
  • 御伽ねこむさん(ブレスオブファイアⅡ 使命の子)
  • まゆふぁむさん(ブレスオブファイアⅢ)
  • 坂本由奈さん(ブレスオブファイアⅣ うつろわざるもの)
  • 茶々助さん(ブレスオブファイアⅤ ドラゴンクォーター)
  • 倉持由香さん(ブレスオブファイア6 白竜の守護者たち)

リュウのコスプレも登場!? 開発者によるゲーム紹介

続いて、本作のプロデューサーであるカプコンの杉浦一徳氏、清川一郎氏によるゲーム紹介が行なわれた。ゲームの概要だけでなく、今後の展望についての話も。

プロデューサー杉浦氏(左)、運営プロデューサーの清川氏(右)

お気づきの人もいると思うが、なんと清川氏は『ブレスオブファイア6』のリュウのコスプレで登場。歴代シリーズの主人公であるリュウだが、本作はオンラインゲームということで、リュウは主人公の兄として登場する。しかし、驚くほど似合っていない。

なお、ゲームのシステムについてはこちらの記事で紹介している。また、公式サイトでも随時最新情報が公開されているので、こまめにチェックしておこう。

ブレス独自の課金モデル「納得課金」に注目

やはりユーザーがいちばん気になるのは、課金モデルについてだろう。家庭用ゲーム機向けからソーシャルメディアに移行した本作では、特に気になっている人も多いと思われる。今回の発表会では、課金関連についての詳細な情報を聞くことができた。

スクリーンにドンと映し出される「課金へのこだわり」の文字。これは期待できそうだ

最近はガチャ課金に比重を置いたゲームが多く見受けられる。しかし、本作は「ミッション追加報酬」という他社にはないシステムを取り入れている。これは、ミッションクリア時のリザルト画面に「通常の報酬とは別に特別な報酬が追加される」というもので、プレイヤーは、ここで課金通貨を払って報酬をもらうかどうかを選択することになる。

報酬の内容は、通貨を払う前にすべて確認することができる。つまり、ほしいものがあるときだけお金を払って買うことができるわけだ

これは、課金をあまりしないユーザーにとっては非常にうれしいシステムではないだろうか。「新しい課金システムを入れることで、違う形のムーブメントを起こしたい」と杉浦氏は語る。これが、今後のソーシャルゲーム界にどう影響するかが、非常に楽しみである。

リリース前に大型アップデートの情報を公開

リリースまで3週間足らずとなり、わくわくしながら待っている人も多いのではないだろうか。そんなユーザーに向けて、本作の大型アップデート情報が公開された。

  • アップデート 1:ギルド機能、ギルド限定ミッションの実装
  • アップデート 2:フェロー機能の拡張
  • アップデート 3:ストーリーの追加

本作で注目のシステムとして、かなり力の入ったオンライン要素が挙げられる。最大100人のプレイヤーキャラクターと同じエリアで遊ぶことができる「城下町」に続いて、ユーザー同士でチームが組める「ギルドシステム」が実装される。また、ギルド限定ミッションも実装され、さらにマルチプレイが楽しくなりそうだ。

「フェロー機能の拡張」については、詳細を聞くことができなかったが、戦闘がさらに楽しくなりそうだ。最後は「ストーリー追加」が発表され、約10万文字にも及ぶ壮大なストーリーが展開されるとのこと。こちらにも注目だ。

カプコン人気ゲーム6タイトルとのコラボレーションも

続いて、『ブレスオブファイア6』がカプコンの人気ゲームとコラボレーションを行うことが発表された。なんと、現時点で既に6タイトルとのコラボが決まっているそうだ。

コラボ対象となるのは、以下の6タイトル。

  • バイオハザードシリーズ
  • ストリートファイターシリーズ
  • ヴァンパイアシリーズ
  • デビルメイクライシリーズ
  • モンスターハンターフロンティア
  • ロックマンシリーズ

どれも大人気のタイトルばかりで、本作にどれだけ力を入れているかがここからも伝わってくる。また、これらの他にも、現時点では公開できない大型コラボも用意されているとのこと。続報に期待しよう。

カプコン×DMMゲームズが贈る『ブレスオブファイア6』のビジョンとは

ここからは、リュウにコスプレをした清川氏と入れ替わり、DMMゲームズの代表である片岸憲一氏が登場。カプコンとDMMゲームズ、大手ゲームメーカーであるこのタッグが実現したときの話を聞くことができた。

DMMに20年以上在籍している片岸氏(右)。『艦これ』や『かんぱに☆ガールズ』など人気タイトルを見てきたそう

ブレスシリーズ待望の新作がスマートフォンで配信と聞いて、当時はかなり話題に上がっていた。中には「なんで家庭用ゲーム機で出さないんだ?」という批判的なコメントもあったそうだ。

なぜスマートフォン、そしてPCゲームで『ブレスオブファイア6』を出したのか。ここには、カプコンとDMMゲームズの両方の強みを活かした、「クロスプラットフォーム」というゲーム形態が大きく関わってくる。

「クロスプラットフォーム」とは?

ここでいうクロスプラットフォームというのは、1つのゲームデータをスマートフォンとPCどちらでも遊べるというものだ。例えば、通勤時間ではスマートフォンを片手に気軽にプレイができ、家にいる時は大画面での迫力のあるゲームで遊ぶことができる。

スマホでもPCでも遊べるのは非常にうれしい。大画面で遊ぶならPC、ゴロゴロしながら遊びたいならスマートフォンと使い分けられる

次に、クロスプラットフォーム実現までの流れを説明してくれた。元々は、カプコンの杉浦氏が『ブレスオブファイア6』をスマートフォンで制作しようという話を、片岸氏に持ちかけたのがきっかけらしい。DMMゲームズの強みを活かすためにPCでの展開を提案したそうだ。

オンラインゲームを制作してきた杉浦氏と、DMMゲームズの片岸氏がタッグを組んだからこその「クロスプラットフォーム」。これは非常に面白そうだ。

これまでいくつかのクロスプラットフォームを実現してきたが、スマホとPC同時リリースという新しい試みに期待を寄せているとのこと。本作に対する意欲を感じられる内容だった

家庭用ゲーム機での新作も視野

カプコンの杉浦氏からは、ブレスオブファイアというタイトルについて、こんな話を聞くことができた。いろいろな人気シリーズのゲームがある中、10年以上の年月を寝かせてきたブレスシリーズ。これを今復活させるには、コンシューマではなく、やはりスマートフォンのマーケットという結論になったとのことだ。

「今すぐ遊べる新鮮なブレスオブファイアを早く提供したかった」と語る杉浦氏。ブレスシリーズを待ち続けたファンにはとてもうれしい言葉ではないだろうか

さらに、今後の展開によっては、家庭用ゲーム機でのブレスシリーズの制作も視野に入れているとのこと。今回の『ブレスオブファイア6』が、ブレスシリーズ完全復活のきっかけになるかもしれない。

配信前の『ブレスオブファイア6』をプレイ

配信前の『ブレスオブファイア6』をプレイすることができたので、その様子をお伝えしよう。今回は、スマートフォン版とPC版の両方でプレイした。

試遊スペースには本作のヒロインである「ニーナ」のフィギュアがあった。岸田メル氏が描くニーナの魅力がしっかりと再現されている

まずは、スマートフォン版から遊んでみた。こちらでは、ストーリークエストをちょっとだけ進めてみた。

「ムラオサ先発テスト」の参加特典にもなっているアミリアも登場。どのようにストーリーに絡んでくるのだろうか

10万文字にも及ぶ大ボリュームとなるストーリー。今回はちょっとにぎやかな場面だったが、シリアスなパートも非常に気になるところである。

ストーリーモードの戦闘では、主人公以外にフェローたちが仲間として同行する。攻撃などのアイコンは左側にある

横スクロール型のRPGである本作は、スマートフォンを横持ちにして操作をする。昔ながらのコントローラーのように左手の親指で移動するタイプではなく、地面をタップするとその位置にキャラクターが移動する。慣れるまでに少し時間はかかりそうだが、操作性はとてもよかった。

注目の「ミッション追加報酬」画面はこちら。課金通貨が入っていたので、こっそり買ってみた

従来のブレスシリーズの戦闘とは大きく異なるが、これはこれでまた違った面白さを感じた。電車などでも気軽にプレイできそうだが、吊り革を持つ余裕はないかもしれない。

続いて、PC版の方に移動してみた。とりあえず、竜変身をしたかったのでこちらでもミッションに出発。

ブレスシリーズなら外せない竜変身。その強さは本作でももちろん健在だ。スキルを使うと、通常よりもド派手な必殺技が広範囲に炸裂する

戦闘が終わったら、「城下町」に出かけてみた。ここでは、発表会に参加した方々がたくさん集まって、いっしょにプレイすることができた。

他のプレイヤーと交流ができるのは非常に楽しい。にぎやかな場所があったので、とりあえず飛び込んでみた

城下町では、「マルチミッション」に参加することができる。他のプレイヤーといっしょに冒険してみよう。

ほかのユーザーといっしょに、出てくる敵を次々と撃破していく。ミッションの最後には巨大なボスも待ち構えている

最後に、シリーズ恒例の「釣り」をしてきた。ブレスオブファイアといえば「釣りゲー」といっても過言ではない、絶対にはずせない要素だ。

ポイントを決めたらキャスティング。キャストボタンを押すと下のゲージが増えていくので、タイミングよく指を離そう

なにやら、かなり本気の釣りゲームの予感がする。

魚が引っかかったらボタンを上にフックして、釣りバトルの開始! 下にあるゲージは、上が魚の体力、下がラインテンションになっている

キャッチボタンを押している間はラインテンションが上がり続けるので、「DANGER」に近づいたらボタンを話してラインを緩めなければならない。いきなりゲージの動きが早くなることもあり、なかなか気が抜けない。

釣れたのは「ヤマメ」だった。レアリティが低かったのに、苦戦してしまったのが悔しい

今回は時間の関係上、ここまでのプレイになったが、本作は楽しめる要素がまだまだある。続きは、2月19日(金)から始まるムラオサ先発テストで遊んでみようと思う。

ファッションショーから始まり、ゲームの開発秘話、そして試遊までできて、内容盛りだくさんイベントだった。配信まであと少しなので、みんなで楽しみに待っていよう。

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