ヒーローを操る、3対3のバトルRPG
本作は、手に入れたヒーローで理想のチームを編成して強敵と戦う、本格バトルが楽しめるRPG。戦闘は3対3のチーム戦だ。
バトルはコマンド選択式で、スピードによって行動順が決まるリアルタイムバトル。使用するアビリティによって、行動順を遅らせるなどさまｚまな効果が発動する。
キャラクターは3Dで描かれているため、まるで映画からそのまま飛び出してきたかのよう。画面上部のアイコンが行動の順番。ステータスや使用したアビリティによって、順番が決定される
本作オリジナルのストーリーが展開され、アイアンマンやスパイダーマンなど、人気のヒーローが登場。アメコミ特有のクロスオーバーを堪能することができる。
序盤は、映画『アベンジャーズ』でもおなじみの「ホークアイ」が中心人物となってストーリーが進んでいく。並外れた身体能力と弓矢の技術で、バトルで活躍してくれる実力者だ
お気に入りのヒーローで最強チームを結成
キャプテン・アメリカやアイアンマン、ソーのアベンジャーズBIG3や、スター・ロードを始めとするガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもメンバーなど、多数のマーベルヒーローが参戦するのが本作の魅力。
お気に入りのヒーローで、ドリームチームを結成することが可能だ。
ヒーロー一覧を見ると、かなりの数のヒーローが登場することが確認できる。同じヒーローでも中の人物が違ったり、レアリティが違うなど、複数のバージョンが用意されているようだ
ヒーローは主に「スペリオル・パワーセル」という、いわゆるガチャで入手する。課金通貨の「ゴールド」を消費するが、他にもゲーム内各所でガチャを回す権利が得られるので、長く遊べば遊ぶほどいろいろなヒーローが手に入るようになっている。
筆者は幸運にも、好きなキャラクターである「ブラック・ウィドウ」を引き当てることができた。元ロシアのスパイで、戦闘から現場の指揮までこなす、セクシーなヒロインだ
主に進めていくストーリーモードでは、リーダーと1人の手持ちに加え、他のユーザーのヒーローを入れた3人でチームを組むことになる。
また、最大3人までのリザーブを設定でき、戦闘中にいつでも交代することができる。ゲームを進めていくと敵も強くなるので、リザーブのメンバーもしっかり育成しないとクリアが難しくなっていく。
こちらは、ステージ進入前のチーム編成画面。味方の一番右が「チームアップ」と呼ばれるほかのユーザーからレンタルするヒーローだ
「チームアップ」に選べるユーザーは、どうやら自分と同じくらいの実力のユーザーに限られている模様。
こういったシステムでよくある、強いフレンドを連れて行けば簡単にクリアできる、というようなことはなさそうだ。
クラスを理解してバトルを有利に
すべてのキャラクターには、クラスという、いわゆる属性が与えられている。クラス間で優劣があり、有利なクラスで戦うことが勝利への近道だ。
一般的には赤は火、青は水のイメージがあり、赤は青に弱いイメージがあるが、本作では逆。さらに、緑と赤に関しても同じことが言える。白のジェネラリストはどの属性に対しても優劣がない
また、クラスにはそれぞれステータスや戦闘スタイルに特徴がある。それぞれの特徴を理解しておけば、より強いチームを組むことが可能だ。
- ブルーザー：体力、防御力が高い盾役
- スクラッパー：反撃などのアビリティが特徴
- インフェルトレーター：攻撃対象にならないステルス状態になることに特化
- タクティシャン：敵の行動を遅らせるなどの補助が得意
- ブラスター：多彩な範囲攻撃が特徴
- ジェネラリスト：どんな場面でも安定して戦える
組み合わせは無限大！ アビリティを集めてヒーローを強化せよ
ヒーローの強さを決める要素には、以下のものがある。
- 体力や攻撃力などのステータス
- リーダー時に発動するリーダーボーナス
- 自動で発動する特殊能力パッシブ
- バトルで使うアビリティ
これらの中で、特に重要なのがアビリティだ。
アビリティは、種類によってダメージ量だけでなく、敵に追加ダメージを与えたり、行動を遅らせる、各種ステータスを強化・弱化するなど、さまざまな効果が発動する。
戦闘中に追加の効果が発動すると、その度に画像のような表示が現れる。自キャラクターのアビリティの効果をしっかり理解し、状況によって使い分けることが勝利への第1歩だ
なお、アビリティを入手するには、ヒーロー自体と同じく「スペリオル・パワーセル」を購入することが主な手段となる。入手したアビリティを自由にセットできるので、同じヒーローでも人によってまったく違う性能を持つヒーローが出来上がる。
「スペリオル・パワーセル」では、ヒーローとアビリティの両方が手に入る可能性がある。所持していないヒーローのアビリティは出現しないので、安心してほしい
1人のヒーローだけでも多くのアビリティが存在する。強いアビリティは次の行動が遅くなるなどのデメリットもあるため、バランスを考えてセットすることが重要
セットできるアビリティは、最初は2個だが、レベルを上げることで3個に増加する。どのように組み合わせるかは自分次第。
スピードが遅くなるアビリティのみをセットすると、ほとんど行動できないこともあった。少なくとも1つはスピードが速いものを採用するのがよさそうだ。
豪華な報酬がもらえるPVPモードも
本作は、メインのストーリーとは別に、他プレイヤーのチームと戦うPVPモードも用意されている。
バトルの仕組みはストーリーと変わらないが、チームアップとリザーブは使えず、鍛え上げた3人のヒーローで戦い抜くことになる。
PVPでは、ヒーロー同士が対峙する、胸が熱くなる光景が繰り広げられる
勝利すればビクトリーポイントを獲得。これを集めるとランクが上がっていき、もらえる報酬が豪華になっていくシステムだ。
筆者は3戦目にしてなんとか初勝利。知っているヒーローでも見たことがないアビリティを繰り出してくるので、こちらも育成をしっかりやらないと容易に勝つことは難しい
報酬の内容は、ゴールドや装備品などさまざまだが、中でも注目なのは上位の報酬。なんと、ヒーローそのものがもらえるようで、2016年4月6日時点では、ランク5以上で「ノヴァ」が入手可能となっている。
ぜひとも上位に入りたいところだが、どのプレイヤーも強敵ぞろい。ストーリーでヒーローを育ててから挑む方がよさそうだ
凶悪なヴィランから世界を守る
マーベルヒーローとともに、ヴィランから世界を守る本作。マーベルファンにはぜひともプレイしてほしいタイトルだ。
また、マーベルを抜きにしても、豊富なアビリティを使った本格的なバトルは、RPGが好きな人も満足させる可能性もじゅうぶんある。
今年はキャプテン・アメリカの映画第3作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』も公開され、ますます盛り上がるマーベル・コミック。本作を機会に、マーベルワールドに足を踏み入れるのはいかがだろうか？
- 使用した端末機種：iPhone 6s
- OSのバージョン：iOS 9.0.2
- プレイ時間：約6時間
- 記事作成時のゲームのバージョン：1.0.5
- 課金総額：0円
（c） 2015 Marvel
