2種類から選択できる非常に快適な操作系
スマホでアクションゲームとなると、必ず気になるのがその操作性。本作では「レトロそうさ」と「スマホそうさ」が選べるが、どちらも快適にプレイすることができる。ダッシュにジャンプ、シュートにパス、キャッチ、ドッジ……とアクションは多彩だが、それらがスマートフォンの操作にうまく落とし込まれており、思いどおりのアクションが展開可能。
なお、レトロそうさはファミコン版にかなり近い操作感覚になるので、当時のプレイヤーの方であればこちらがおすすめだ。
熱血高校ドッジボール部とは
主人公の「くにお」くんと仲間たちが、ドッジボールで世界中の強豪チームと勝負するアクションゲーム。1987年11月に発売したアーケード版が元祖で、その後、ファミコンやPCエンジン、X68000などの多くのハードに移植されている人気タイトル。特にメジャーなのはファミコン版だろう。くにおくんシリーズは、他にもサッカーやアイスホッケーなどのさまざまなシリーズが登場している。
多彩なチームとステージ、目玉となる「ミックスしゅーと」
快適な操作に加えて、本作には実に多くのチームとステージが登場し、飽きることなく楽しませてくれる。さらに、手に入れたシュートを「ミックスしゅーと」で合成し、オリジナルのシュートを作成することもできる。強力なシュートは手に入れるのも難しいため、最強のシュートを作るためにやり込んででいくというのもあり。
コレクション要素もかなりあるので、やり込みたいプレイヤーにも納得のできだろう。
変則的な動きで楽しませてくれるCPU
1人プレイを進めていると、印象に残るのがCPUチームの動き。「3人のキャラが同時にダッシュで接近、パスを回しながら目の前で必殺シュート」や「ダッシュジャンプから後ろにパス、待機しているキャラクターが本命の必殺シュート」など、多彩な攻撃をしかけてきてかなり手強い。一般的なソーシャルゲームは一人プレイだと単調になりやすいが、本作にそういった部分はまったくなく、楽しませてくれる。
シュートの後はすぐ下がる
実際のドッジボールでも基本になるが、シュートを投げた後は相手から距離をとるようにしよう。投げた後その場にいると、相手チームから猛烈なカウンターをもらうことになる。離れて敵チームの反撃をキャッチできれば、再び攻撃のチャンスになるのだ。
通信プレイも可能だが……
本作はBluetooth通信を使ったオフラインでのマルチプレイ、ネットワークを介した通信対戦も可能。しかし、通信対戦を試してみたが、対戦人口はあまり多くないようで、しばらく相手が見つからなかったり、同じ人と何度もマッチングしたりといったケースがあった。対戦自体は、ラグも感じず快適にプレイできたので、少々もったいないようにも感じる。
過去シリーズのプレイヤー、アクションゲーム好きならぜひ
スマホでも、快適にドッジボールができる本作。ファミコン版などの過去シリーズをプレイしていた人はもちろん、アクションゲームが好きという人にもかなりおすすめできる1本だ。Android、iOS両方でプレイしてみたが、どちらも快適に遊ぶことができ、特に差異は感じられなかった。両端末を持っている人であれば、Android版で始めた方が、リリースしたばかりなので他の人と足並みはそろえやすいかもしれない。
アクションが快適で、やりこみ要素も満点。最近のソーシャルゲームに飽きてきたという方は、ぜひ一度触っていただきたい。
- 使用した端末機種:iPhone 6/SO-02G
- OSのバージョン:iOS 8.3/Android 4.4.4
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.2.4
- 課金総額:0円
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