ハチャメチャなインプたちと一緒にイタズラ三昧!?
魔法のボールでキャンパスの絵が消そう
昔懐かしいブロック崩しを題材にした『Sketch Breaker』。普通のブロック崩しはパドル(バー)を左右に動かしてプレイするが、本作ではその代わりに画面内にバットを直接描いてボールをはじき返すことができる。画面内のあらゆる場所にバットを描けるというのが、本作ならではの最大の特徴。ボールが来るのを待たずに、攻めの姿勢でプレイできる斬新なアクションパズルゲームなのだ。
魔法のボールをペンキにぶつけて消してしまえ!
キャンバスに配置されたペンキをすべて消すのがゲームの目的だ。画面の下にボールが落ちてしまうとリトライになるのは一般的なブロック崩しと同じ。好きな場所に描いたバットは、ボールが当たるか、一定時間が経過することで消滅する。キャンバス上でインクのない場所ならどこにでもバットを出現させられるので、壁に一度も当てずにクリアするなど、かなりアクロバティックなプレイも可能だ。
スプラッシュとスキルを駆使してスコアアップを狙え
ボールを同じ色に4回連続でぶつけると、ペンキが「スプラッシュ」して周囲のエリアを一気に消すことができる。さらに、スプラッシュ後に落ちる虹色の玉を一定ゲージ分だけ集めると、パーティータイムに突入。このパーティータイムの間は、ボールの当たったペンキが必ずスプラッシュするので一気にハイスコアを目指すことができる。
また、ステージ内のペンキの中に、インプたちがまぎれ込んでいるときがある。隠れている場所はスタート時に確認できるのだが、インプが潜むペンキを消すと、その種類に応じたさまざまなスキルが使用可能になる。スキルの内容は、以下のとおりだ。
- ブロッカー:画面下をふさいで、ボールが画面の外へ落ちるのを数回防ぐ
- マルチボール:ボールが同時に2つ追加される
- スローモーション:バットを描いている間、ボールのスピードが遅くなる
- プレビュー:ボールの飛行経路を表示する
ステージ開始前には、ボールが落ちるのを防ぐバリケードや、ペンキの色がすべて金色に変化するゴールドフィンガーなどの「ブースト」を選択できる。特に、ゴールドフィンガーを使うと確実にスプラッシュを発生させられるので、かなり強力だ。
パワーショットで乾いたペンキを打ち砕け
ステージに登場するギミックの1つに「乾いたペンキ」がある。これは、普通にボールを当てるだけでは消すことができず、「パワーショット」でのみ破壊が可能だ。パワーショットを繰り出方法は、バットを描いてタップしたまま少し待てばOK。バットが青く光ったら、ボールがいつもより勢いよく飛んでいく。
なお、パワーショットで弾き飛ばされたボールは通常よりもペンキを消せるエリアが大きくなり、スコアアップにもつながる。
ゲートをくぐって次のワールドへ
各ステージをクリアすると、報酬のコインと、スコアに応じてスターが手に入る。この2つはゲーム内通貨となっており、コインはプレイ回数の増加やブーストの使用などに、スターは次のワールドに進むために必要となる。各ステージである程度のスコアを獲得していかないと、いずれは先に進めなくなってしまう仕組みだ(もちろん、クリア済のステージに再挑戦することは可能)。
また「チャレンジステージ」では、連続して7つのステージに挑戦することに。ここは、スターを最大7つまで稼げるチャンスでもある。なお、チャレンジステージではプレイヤー同士でハイスコ競うこともできるので、腕に自信がある人はランキング上位を目指してみるのもいいだろう。
油断したらゲームオーバー! 絶妙な難易度を楽しめる一作だ
最初の20ステージ程度はスキルやシステムを覚えるチュートリアルだが、解説が簡潔でわかりやすく、すぐにゲームに没頭できる。どこでもバットを描けるので単純・簡単かと思ったが、画面の大きさやボールのスピードが絶妙で、油断していると序盤でもゲームオーバーになることがあった。
現時点で100ステージ以上が実装されており、世界中の人とスコアを競えるので歯ごたえも十分だ。
ただ難点は、序盤で3回連続してミスをすると、ボールが時間経過で回復するまでプレイできなくなること。ボールが1つ回復するのに20分かかるので、ブロック崩しが苦手な人だと練習すら満足にできないことも。無課金で通す人は、焦らずミスをしないように楽しんでもらいたい。
- 使用した端末機種:iPhone 4S
- OSのバージョン:iOS 8.3
- プレイ時間:3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
- 課金総額:0円
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