5つの重大発表!中島美嘉さんの曲がイメージソングに
『追憶の青』は、主人公「フリオ」と彼にかかわる人々が、それぞれの正義を抱えて戦乱の世を生き抜く姿を描くアクションRPG。
イメージイラストは天野喜孝氏、サウンドはベイシスケイプの岩田匡治氏、シナリオはWomanceworkの田中豪氏・松元弘毅氏と、豪華クリエイターをスタッフに迎えている大作だ。
この発表会は全3部で構成され、第1部ではゲームの概要と最新情報が発表された。
まずは、本作の開発プロデューサーを務めるスガPと、ゲームディレクターのまさるさんが登壇。
「運命にあらがうアクションRPG」、そして「驚異の“ぬるさく”アクション」という本作の魅力を伝えるとともに、5つの発表を行った。
まずは、気になる正式サービスの時期。スガPから「来週リリースとなります!」という情報が明かされた。詳細な日時は未定だが、9月20日以降の週内に配信されるとのこと。
気になる人は、現在受付中となっている事前登録を早めに済ませておこう。
続けて、本作のコミック化が発表された。「LINE マンガアプリ」にて無料で配信され、ゲームのリリースから間もなくの連載開始が予定されている。
ゲームリリース後には、本作の「LINEスタンプ」も登場する。こちらも無料。重厚な世界観を持つ『追憶の青』だが、どのようなシーンで使えるスタンプなのか、今から楽しみだ。
さらに、本作のイメージソングとして、中島美嘉さんの『ビルカゼスイミングスクール feat. SALU』が採用される。
会場のスクリーンでは、中島美嘉さんからのメッセージを公開。そして、この曲をバックにした『追憶の青』の最新PVが上映された。
https://youtu.be/4eRuma2zVac
https://youtu.be/AW8prq3pw8A
スガPは、この曲の詩にある「正解は一つじゃない」というフレーズに共感し、本作の世界観にぴったりだと考えて今回のタイアップを決定したそうだ。
加えて、中島美嘉さんをモチーフにしたキャラクターがゲーム内に登場することも発表。真っ赤なドレスを身に着けた「ミカ・ナカシマ」のグラフィックがスクリーンで紹介された。
このキャラクターは、期間限定のイベントクエスト「奇跡の歌姫」にて登場。
その美しい歌声で人々をいやしていた彼女だが、とある理由で姿を変え、「ギガントミカゾンビ」となってプレイヤーたちの前に立ちはだかることになる。
ここでステージは暗転。スポットライトの点灯とともに、中島美嘉さん本人がゾンビに扮してステージ登場した!
中島さんは最近、ゾンビの特殊メイクにハマっているとのことで、今回の登場の仕方も彼女からの提案とのこと。非常に楽しそうな表情で、全身傷だらけになった姿を披露してくれた。
中島さんは、「みなさんとゲームの中で会えたらうれしいです。ギガントミカゾンビは、私のリクエストで非常に強くしてもらったので、ぜひ倒してください」とコメントした。
イメージソング『ビルカゼスイミングスクール feat. SALU』は、11月2日(水)に発売となるニューシングル『Forget Me Not』(映画『ボクの妻と結婚してください。』主題歌)のカップリング曲として収録される。
2人の人気ゲーム実況者が『追憶の青』で勝負!
第2部では、ゲーム実況者として知られる最終兵器俺達・こーすけさんと、ドグマ風見さんが登場。『追憶の青』のタイムアタック対決で勝負するという催しが行われた。
この対決の勝者には、ギガントミカゾンビに世界で初めてチャレンジする権利をプレゼント。いっぽう、負けたほうはゾンビメイクになるという罰ゲームが用意された。
ドグマ風見さんが「あまり対決の機会はなかったよね」と話すと、こーすけさんは「協力プレイの方が多いね」と答えていた
まずは、こーすけさんが「ゾンビもなってみたいけど、ゲーム実況者だからこそ世界初の挑戦権が欲しい!」と語りつつ、ステージ「オズマの置き土産」のタイムアタックにチャレンジ。
シンプルなステージだけあってサクサクと敵を倒し、1分10秒のタイムを記録した。
対するドグマ風見さんは、「勝ってナンボ、違いを見せつけてやる!」と意気込みを見せ、同じステージに挑戦した。しかし結果は1分11秒! わずか1秒という差で、こーすけさんが勝利した。
しかし! これは本番前の前哨戦。本番では2人ペアでタイムを競うということで、勝者のこーすけさんにはパートナーを選ぶ権利が与えられた。
これによって、本番に挑むペアはこーすけさん+スガP、ドグマ風見さん+まさるさんの組み合わせに決定!
本番のステージは「銀のクライトン」。敵の数が多いので、いかに攻撃をかわしつつスキルをたたき込むかがポイントだ。
スガPの使用するキャラクターはレア度が低いものの「テクニックでカバー」するということで、サクサクとクリア。こーすけさん+スガPペアのタイムは1分39秒となった。
対するドグマ風見さん+まさるさんペア。まさるさんは、事前登録70万人突破の特典キャラクターである星4のシュバイツァーを使用し、次々と連携スキルを発動させていく。
しかし、ちょっとしたもたつきもあって、結果は2分10秒に。対決はこーすけさん+スガPペアの勝利となった。
ドグマ風見さんがゾンビメイクをされている間、ステージではこーすけさん、スガP、まさるさんによるギガントミカゾンビとのバトルが披露された。
かなり手ごわいステージということで、タイムオーバーの危険性もあった中、3人は見事に撃破に成功することができた。
豪華クリエイター陣による開発秘話も
第3部は、豪華クリエイター陣によるトークセッション。ゲームDJとして活躍中の安藤武博氏が司会進行を務めた。
登壇者は、ミュージックディレクション担当の岩田匡治氏(ベイシスケイプ)、シナリオ担当の田中豪氏(Romancework)、そしてアートディレクション担当の河村岳氏(Wright Flyer Studios)、そしてスガPとまさるさんの計5人だ。
昨年のTGSで発表されて以来、およそ1年間の開発期間が必要となった『追憶の青』。
安藤氏が「待ったかいがあった、自信のある仕上がりですね」と話を振ると、スガPは「もともと企画が立ち上がったのは2013年の終わりから2014年の始めごろ。当時のスマホゲーム業界の混とんとした状況を、ゲームの世界観に反映しています」と話してくれた。
田中氏にシナリオを依頼したきっかけは、開発チームに熱心なファンがいたためで、スガPが恐る恐る声を掛けてみたところ、田中氏は「最初の打ち合わせで熱い想いを感じました」と、快く引き受けてくれたという。
スガPが「突き抜けたものを作りたい、世に打ち出したい」という気持ちを語ったのに対し、田中氏は「その想いをシナリオで表現したい」と感じたのだそうだ。
そして、ゲームの中では、さまざまな登場人物と、それぞれの正義、行動、信念、生きざまが描かれている。
サウンドの岩田氏は、「シナリオを読んで、すごく若い主人公たちが理不尽な状況に追い込まれていることがわかりました。振る掛かる火の粉はふりはらわなければというものを、音楽で表現しています」とのこと。
曲数はとにかく多く、すでに30曲以上を収録。さらにイベントクエストの曲などを、現在も制作しているそうだ。
岩田氏のお気に入りの曲は「狂乱の刃」。これはボスステージで流れる曲で、本来は別のシーンのために制作されたとのこと。しかし、あまりにもいい曲だったので、メインの曲として使用するよう変更になったという。
なお、『追憶の青』の公式LINEアカウントでは、「サントラ」というキーワードを入力すると3つの楽曲を聞くことができる。
さらに昨日からは「サントラ2」のキーワードで追加の5曲を楽しめるので、ぜひチェックしてみよう。
本作のプロローグは、いきなり「10章」で主人公のフリオと、その父親であるエドワードが対峙するところからスタートする。
安藤氏はこのようなシチュエーションが大好きということだが、田中氏は「この世界において、エドワードは絶対的な英雄です。フリオも尊敬しているが、なぜこのようなことになったのかを、メインシナリオの中で描いていきます。大人向けの哀しいストーリー」と話してくれた。
さらに話題は、好きなキャラクターの話に。
河村氏の意気に入りは、前髪パッツンで大人な雰囲気のヴィオレット。また岩田氏には「シリルが主人公を気にしていて、いい」と話してくれた。またビジュアルで選べばアイシャがいいとのこと。
一方、まさるさんはビジュアルでいうと、酒場のマチルダが気に入っているそうだ。
スガPは最初から一貫してタチアナがお気に入り。社内でも非常に人気があって、そのせいで衣装のデザインを修正したというエピソードを紹介してくれた。
河村氏はキャラクターデザイン全般について、「重たい話なので、なるべくリアルに、変なファンタジーに飛ばないように」気をつけたそうだ。
本作の主人公・フリオの周囲には大勢の女性キャラクターが登場するが、「本当にモテモテ?」かどうかは、まだわからないという。
スガPによれば、「全員甘酸っぱい想いを寄せている雰囲気」とのことで、最終的に選ばれることになるキャラクターはまだ不明。
まさるさんは「1回決まりそうになりましたが、まだ早いということでお蔵入りになりました」と、秘話中の秘話を明かしてくれた。
最後に、「ここまで本当にあっという間でした。大事なのは、来週しっかりと配信を開始することです。きちんと出せるように仕上げをがんばっていきます」というスガPのコメントで発表会は終了。
『追憶の青』に期待する人は、配信開始を楽しみにしておこう!
(C)Wright Flyer Studios, Inc.