「tango」搭載の「PHAB2 Pro」が発表! ARがより身近な存在に
[以下、プレスリリースより]
本日、レノボ・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長留目真伸)は、世界で初めて(※1)Tangoテクノロジーを搭載して複数のカメラ・センサーとソフトウェアによる拡張現実(AR)体験を実現したファブレット(※2)「PHAB2 Pro(ファブツープロ)」を発表しました。
※1 Tangoテクノロジーを搭載した市販商品として世界初。
※2 ファブレット=大型スマートフォンでPHONEとTABLETの中間に位置する製品を示す造語
「PHAB2 Pro」には、周囲の環境をマッピングする一連のカメラ・センサーとGoogleのソフトウェアを備えたTangoテクノロジーが搭載されており、先端のAR体験をハンドヘルド・デバイスで実現します。
たとえば、ARアプリを使用することにより、学校の生徒は原寸大の仮想恐竜を教室で見て、ARにより表示された恐竜の周りを歩き、学習効果を高めることができます。
ARを用いた ゲームでは、バーチャルな恐竜を台所のテーブルで遊ばせたり、デジタルペットを寝室で飼育したり、家に侵入するエイリアンの群れを撃退するゲームを楽しむことができます。
Tangoテクノロジーを搭載した「PHAB2 Pro」は、室内のマッピングに対する従来の考え方を変えるもので、GuidiGOアプリを用いたARの博物館ツアーなどの新しい体験を創りだすことができます。
Tangoテクノロジーを搭載した「PHAB2 Pro」は、今後対応アプリケーションが増えてゆくことでさまざまな可能性が広がります。
レノボのAndroidおよびChromeコンピューティング担当副社長兼ジェネラルマネージャーであるJeff Meredithは、次のように述べています。
私たちは、この驚くべきコンセプトを収益性のあるモバイル製品として実現したかったのです。私たちは、Tangoを見た瞬間、GPSのように普及できると確信しました。
私たちは、「PHAB2 Pro」を本当の意味で画期的な製品にするために、一般ユーザがプレミアムモデルでなく、手頃な価格帯で入手できるように開発を進めました。
Googleの技術担当取締役であるJohnny Lee氏は、次のように述べています。
われわれのデバイスは、Tangoテクノロジーにより、物理的な動作と空間を検知できるため、周辺空間との接し方を変えることができます。
私たちは、運動感知機能を備えたデバイスが普及すると考えており、この新しい機能をPHAB2 Proに搭載することでユーザのファブレットがさらに使い良いものとなることをうれしく思います。
製品説明動画
Tangoテクノロジー搭載アプリの実例
家の改装を専門とするLowe’ s社は、Tangoテクノロジー搭載アプリであるLowe’ s Visionを開発した最初のパートナーの1つです。
このアプリを使用することにより、お客さまは、Tangoテクノロジーを活用して室内環境のサイズを測定し、家具や調理台やなどの素材が室内でどのように見えて、サイズがフィットするかを視覚化することができます。
Tangoの背後にある技術
Tangoテクノロジーの背後には、3つの中核技術、すなわち運動解析(モーショントラッキング)、奥行き認識、そして領域学習(エリアラーニング)があります。
モーショントラッキングにより、「PHAB2 Pro」の「目」は、空間における自分の位置を感知することができます。エリアラーニングにより、空間における位置情報を記憶します。
奥行き認識により、表面および物体を検知して距離を測定しながら周囲の環境をモデリングします。「PHAB2 Pro」は、1秒間に250,000回以上の画像を捉えるセンサを通して、周囲の物体および環境を視覚化しています。
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