Daydream Viewはコントローラー付き布製ヘッドセット
Daydreamとは、Googleが5月に発表した高品質なVR体験を提供するスマホ向けVRプラットフォーム。
コンテンツの配信プラットフォームやアプリだけでなく、ヘッドセットやコントローラーなどのVRデバイスもGoogleが主体となって環境を整えていくことが明らかになっていた。
そして今回の発表会にて、ついにGoogleのVRヘッドセット「Daydream View」が発表された運びだ。
なお、Daydreamの動作には、一定のVRコンテンツを体験するのに必要な性能を持っていると認定された「Daydream Ready」のスマートフォンが必要になる。
Daydream Ready端末は、同日に発表された「Pixel」と「Pixel XL」はもちろんのこと、HTCやLG、ファーウェイ、ASUS、サムスンといったメーカーも開発を進めている模様。今秋以降、順次発表・発売されていくだろう。
サムスンの「Gear VR」のようにUSBコネクタはなく、スマホを挟むようにセットするだけで使える、従来の簡易的なゴーグルのような使い方となっている。
「Daydream Ready」の仕様
製品名 | Daydream View |
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サイズ(横×縦×高さ) | 166.8×106.2×98.6mm |
重量 | 220g |
材質 | 軽量で快適なジャージ素材 |
カラー | スノー・スレート・クリムゾン |
コントローラーの仕様
製品名 | Daydream Viewコントローラー |
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サイズ(横×縦×高さ) | 105×35×17mm |
重量 | 40g |
センサー | 9軸トラッキング |
無線 | Bluetooth Low Energy |
ポート | USB Type-C |
バッテリー容量 | 220 mAh(最長12時間駆動) |
また、発表会では一部のコンテンツも紹介された。
価格は、79ドル。Googleストアには日本語ページがオープンしているが、Pixel同様に日本での発売は未定となっている。
「Daydream View」紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=rLLAA4ENIP4
4Kに対応した「Chromecast Ultra」
テレビやディスプレイのHDMIに接続し、スマホやPCのコンテンツを表示(cast)するデバイス「Chromecast」の新型となる「Chromecast Ultra」も発表された。
現行機から進化した点は、
- 4K動画のストリーミングに対応
- 処理能力が現行モデルの1.8倍高速化
- HDR、Dolby Visionのサポート
- イーサネット端子を搭載し有線接続が可能
などが挙げられる。
4K動画に対応したことに合わせ、Google Play Movies&TVでは、11月から4K動画が配信される予定。
また、今回発表された製品で、唯一日本での発売がアナウンスされたものでもある。
価格は9,720円(税込)で近日発売開始予定とのこと。
「Chromecast Ultra」紹介動画
Wifiルーターと据え置きスピーカーも
今回の発表会は、Pixel、Daydream View、Chromecast Ultraに加え、Wifiルーターと据え置き型のスピーカーも発表された盛りだくさんの内容となっていた。
Googleは、ハードウェアに特化したTwitterアカウント「Made by Google」も解説しており、今後より一層ハードウェアに注力していくと思われる。
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