日本向けにカスタマイズされたLG製フラッグシップV20 PRO
今回発表されたスマートフォンのうち、最もハイスペックな端末がLGエレクトロニクス製の「V20 PRO」だ。
こちらは、グローバルモデルの「LG V20」を日本向けにディスプレイサイズを5.7インチから5.2インチへ変更、防水・防塵機能やおサイフケータイ、フルセグ・ワンセグ受信機能の追加といったカスタマイズが施されたドコモオリジナルモデルとなっている。
SoCにQualcomm Snapdragon 820(MSM8996)、4GBのRAMを搭載し、ディスプレイ解像度はQHDとなっており、ドコモのラインナップではGalaxy S7 edgeと肩を並べる基本スペックだ。
V20 PROスペック
製品名 | V20 PRO |
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サイズ(高さ×幅×厚さ) | 149×72×7.9mm |
重量 | 140g台 |
OS | Android 7.0 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 820 2.1GHz 2コア+1.5GHz 2コア |
RAM | 4GB |
ROM | 32GB |
外部ストレージ | microSD/microSDHC/microSDXC(最大256GB) |
ディスプレイ | 5.2インチ QHD TFT液晶 |
リアカメラ | 1,620万画素+820万画素 |
フロントカメラ | 510万画素 |
バッテリー | 2,900mAh |
SIMスロット数 | 1(Nanoサイズ) |
Bluetooth | 4.2 |
生体認証 | 指紋認証 |
今回発表されたなかで、唯一Android 7.0をプリインストールする端末となっている。元となっているLG V20はDaydream Ready端末だが、本機に関しては言及されなかった。
また、高級オーディオブランド「Bang&Olufsen」のチューニングとスマホ初のQuad-DAC搭載による高品質なサウンド、1,620万画素+820万画素のデュアルカメラも特徴だ。
発売は2017年2月の予定、予約については後日発表される。
ちなみに、auもLG V20をベースにしたオリジナルモデル「isai Beat」を発表済み。カメラの画素数、バッテリー容量、SoCの動作周波数に若干の違いがみられるが、ほぼ同じモデルとなっている。
Xperia X Compactはドコモのみ、ドコモオリジナル端末も発表
その他に発表されたスマートフォンは以下の6機種。
- Xperia XZ SO-01J
- Xperia X Compact SO-02J
- AQUOS EVER SH-02J
- MONO MO-01J
- arrows NX F-01J
- Disney Mobile on docomo DM-01J
人気の高いXperiaシリーズのCompactモデル「Xperia X Compact」は国内ではドコモ限定での提供となるとのこと。
4.6インチディスプレイを搭載し、重量は134g(実測値)。サイズは129×65×9.5mmとZ5 Conpactより若干厚くなっている。
また、ドコモオリジナルブランドの端末「MONO」も発表。Xperia X Compactと近いサイズ感で、片手でも使いやすいシンプルな端末だ。
製造はZTEが担当しており、Snapdragon 617、2GBのRAM、4.7インチHDディスプレイといったエントリーモデルな仕様となっている。
ワンセグ/フルセグ、指紋認証といった機能には対応せず、スマホにあまり機能を求めないユーザーに向いたシンプルなスマホと言えるだろう。
発表会のゲスト・高畑充希さんも、今回発表された中でもお気に入りの端末のようだ。
一部製品は500Mbps超の通信に対応
発表された新スマートフォンのうち、Xperia XZとV20 PROは256QAMに対応することで、受信時に最大で500Mbpsの高速通信を実現。
また、モバイルWiFiルーター「Wi-Fi STATION N-01J」は、受信時最大682Gbpsの通信に対応している。
ただし、500Mbpsの通信は2017年3月、682Mbpsは2017年3月以降に提供開始予定となっている。
(C) NTT DOCOMO, INC.