3つの軸で多彩な新作を展開予定
本発表会は、KLabGamesが2017年とその先に展開していく多彩なタイトルを紹介することを目的に開催された。
各タイトルは、「Japanese IPs」「Global Growth」「Original Creations」の3つの軸に分類されて紹介された。それでは、それぞれの詳細についてまとめていこう。
JAPANESE IPs―日本のコンテンツを生かして
キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~
最初に発表されたのは、コミックやアニメで全世界的な人気を誇る『キャプテン翼』を題材にした新作『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』だ。
高橋陽一氏の描く原作『キャプテン翼』は、日本が世界に誇るサッカー漫画。1981年に「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始され、国内累計発行部数は7,000万部を超えている。
同社がこれまで配信している『キャプテン翼 ~つくろうドリームチーム~』は、KLabGamesでも歴代2位のセールスを誇る人気作。それだけに、今度の新作にも注目が集まるのは間違いない。
今作『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のコンセプトは「ドリームチームで対戦」。プレイヤーは自分の理想のチームを作り上げ、オンライン対戦でほかのプレイヤーと白熱の試合を楽しむことができる。
必殺技の強化や伝授など、独自の仕組みも導入され、自分なりのチームを育てていけるのがポイントだ。
また、最高に「キャプテン翼感」のある必殺技の演出も見どころの1つ。発表会で紹介された映像では、人気キャラクターたちが華麗な必殺技を繰り出すシーンに加え、石崎くんの顔面ブロックのシーンなども紹介された。
さらに原作のストーリーを追体験できるモードも用意される。アニメのオリジナルキャストを中心に、豪華声優陣が多数登場。今後、新たなキャスト陣も続々と発表されるとのことだ。
なお会場には、原作者の高橋陽一氏からのビデオメッセージが届けられた。漫画だけでなく、違うジャンのコンテンツとしても楽しんでもらえるのは、作者冥利につきるとのこと。
ゲームではなめらかな動きが再現され、必殺技も迫力あるということで、ぜひ楽しんでほしいという内容となっていた。
東京ビッグサイトにて明日3月26日(日)まで開催されている「AnimeJapan 2017」では、本作のブースが出展中。
登場キャラクターのスーパーボールがもらえるスペシャルガチャが用意されているので、気になる方は足を運んでみてはいかがだろうか。
公式サイトも本日オープン!
うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live
続いて、アニメやゲームで人気の『うたの☆プリンスさまっ♪』を題材にした新作『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』が紹介された。
本作はリズムアクションとなっており、会場ではアメリカザリガニの平井さんによる実機プレイもお披露目。平井さんは初見にもかかわらず2ミスのみという見事な腕前を見せてくれたが、「すごくわかりやすい」とコメントしていた。
なお「AnimeJapan 2017」の会場では、本作のリズムゲームパートが試遊可能となっている。
KLabGames パブリッシング事業第1弾タイトル
次に紹介されたのは、アクセルゲームスタジオとの共同開発となるタイトル。題材に選ばれたのは、国内外で根強い人気を誇るあの『幽☆遊☆白書』だ!
今年はアニメの放映開始から25周年ということで、それを記念するタイトルともなっている(1992年に放映開始)。
集英社の担当編集からは、「マイナーキャラも登場させるマニアックな開発陣なので、素敵なゲームにしてくれると信じています」というメッセージも寄せられた。
ゲームでは、『幽☆遊☆白書』のデフォルメキャラが登場。スピーディーかつなめらかに、ド派手なアクションを繰り広げることになる。また原作の世界観を100%再現し、ドリームチームによる対戦なども楽しめるとのこと。
開発パートナーであるアクセルゲームスタジオの執行役員・プロデューサーの山田直矢氏は、「開発をまかせていただい大変光栄です。ファンの期待を裏切らない、最高の作品にしていきます」と意気込みを語った。
また本作のプロデューサーを務める佐藤任氏は、「まだ開発は30~45%ですが、100%に向けて一生懸命開発を進めていきます」と述べた。
Original Creations―KLabGamesによるオリジナルコンテンツ
MIRRORS CROSSING
既存のIPに頼らないオリジナルコンテンツとして制作されているのが、「私たちの失われた絆を取り戻す物語」と銘打った「MIRRORS CROSSING」なるファンタジーRPGだ。
共同開発のパートナーはマグノリアファクトリー。同社は美麗なアートワークや奥深いシナリオ表現を強みとしており、本作の開発と運営を担当する。
本作のバトルは、パネルをなぞって操作していくというもの。誰でも手軽に奥深い戦術でバトルを楽しめるそうだ。
また、特定のパネルによって発動する「陣形」や、攻防一体のボスバトル、そしてシナリオ進行時には複数のルートから1つを選択できることなども大きな特徴となっている。
Global Growth―世界へ向けて
BLEACH 境・界:中国・アジア版
崑崙ゲームズとの共同開発タイトルとして、『BLEACH』を題材にした完全新作『BLEACH 境・界:中国・アジア版』が中国およびアジア圏でサービス予定だ。
『エルソード』などを代表作に持つ崑崙ゲームズは、海外の有名タイトルを中国でパブリッシングしており多くのファンを獲得している。
この『BLEACH 境・界:中国・アジア版』はBLEACH×MMORPG×ACTIONという3つのテーマのもとに開発が進められている。
さらに未発表の新作も!
Project Force(仮)
最後にもう1つ、森田氏から蔵出しとなる未発表タイトルについて、その存在が明かされた。タイトル名は『Project FORCE(仮)』。
残念ながら今回はコンセプトムービーのみのお披露目となったが、『FINAL FANTASY XII』の生田美和氏(シナリオ)や『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の横山克氏(音楽)など豪華クリエイター陣が制作に参加しているとのこと。
本作は2018年以降にグローバルリリースが予定されている。今秋頃に追加の新情報が明かされる可能性もあるとのことなので、その動向にぜひ注目しておこう!
(C) 高橋陽一/集英社
(C) 高橋陽一/集英社・テレビ東京・エノキフィルム
原作「キャプテン翼」高橋陽一(集英社文庫コミック版) (C)KLabGames
(C)早乙女学園 (C)KLabGames
原作/富樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊)
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