懐かしさと新しさが同居する本格ファンタジーRPG!
かつて厄災に見舞われた世界が、いくつもの卵の中に封じ込められたというバックグラウンドストーリーを持つ『エグリア』。
総指揮・キャラクターデザインを『聖剣伝説』シリーズで知られる亀岡慎一氏が、グラフィックを津田幸治氏が担当。
どことなく懐かしい、情緒あふれるファンタジーRPGに仕上がっているのが印象的だ。
見る人が見れば「あっ」と声を上げてしまいそうな、独特なテーストのビジュアル。主人公のシンボルマークでもある赤い帽子がロゴにあしらわれている
また音楽は『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』や『キングダム ハーツ』シリーズを手掛けた下村陽子氏が担当しており、これもまた往年のRPGファンにとっては魅力の1つとなっている。
プレイ中もシーンに応じたメロディーが耳へ自然に入ってきて、ふんわりとしたやさしさのようなものを感じすることができた。
ゲーム自体を実際にプレイしてみた感想としては、とにかく練り込まれた物語と個性あふれるキャラクターたちの言動が楽しい!
その先の展開をもっと早く見てみたいという気持ちにさせられた。
序盤で登場するキャラクターの中で気になったのは、独特な口調でおしゃべりする「アロエちゃん」。キャラクター図鑑では3Dモデルも鑑賞できる
セリフやリアクションも、演出込みで思わず見入ってしまう出来栄えとなっているので、ぜひ自身の目で実際に確かめてみてほしいと思う。
ストーリー
かつてたくさんの種族が幸せに暮らした、奇跡の王国“エグリア”。
突如として王国を襲った厄災から救うため、ひとりの魔法使いは、王国をいくつもの卵のなかに封じ込めました。
それから、どれくらいの時間が経ったのでしょうか。
ぽつんと浮かぶ小島の上に、卵を手にした少女の姿がありました。
世界を救うために生まれた少女と、かつて殺りくのために生まれた赤いぼうしの少年。
ふたりの出会いが、新しい伝説の幕を開きます。
チャボ
記憶とツノをなくし、突然エグリアに落ちてきたレッドキャップ族の少年。ニーベルエッグという、この世界が閉じ込められた卵を唯一割ることができる
ロビン
かつての大陸“エグリア”復興を志すエルフ族の少女。チャボが落ちてきたことをはじめ、すべてを知っているようだが……?
ニーベルエッグを手に入れると冒険の世界が広がる!
ゲームをスタートすると、主人公のチャボ(名前は変更可能)はエルフ族のロビンと、フェアリー族のマリーに発見されて目を覚ます。
どうやら、いっさいの記憶を失っているらしいチャボだが、2人との会話を続けていくうちにニーベルエッグという卵を手に入れる――。
なぜ主人公が記憶を失ったのか、そしてこの場所へやってきたのか……? さまざまな謎を残しつつ、ストーリーは進んでいく
ゲームの基本的なサイクルは、ランドと呼ばれるさまざまなエリアを冒険し、自分の街へ住民たちを集めながら、街の施設を充実させていくというもの。
ゲームの開始直後、街の中は何もない状態。ストーリーを進めていくことで主人公の家が建ち、新たな住民たちが集まって住宅やお店が増えていく
住民たちと仲よくなると、主人公との親密度を示す「ラブリティ」がアップし、「ニーベルエッグ」と呼ばれる卵を新たに手に入れることができる。
ラブリティは、住人たちに話しかける、プレゼントをする、住民からのお願い(街の発展や家具の製作など)をかなえるといった行動でアップしていく
そして、そのニーベルエッグを開くと、新たなランドがワールド上に展開していくという仕組みだ。
ワールド上でニーベルエッグを開放すると、その中から新たなランドが出現し、その中のフィールドを探索できるようになる。その途中、新たな住民と出会えることも
ワールド上のどの場所にニーベルエッグを展開するかは、任意で選択することができる。隣り合うランドの種類によっては、特別な探索ポイントが出現することもあるという。
ランドの配置は特別なアイテムを使用することで、後から変更することも可能。いろいろな組み合わせを試してみるのがよさそうだ
なお、仲よくなった住民は、ニーベルエッグのほかにもいろんなプレゼントをくれたり、素材集めを手伝ってくれたりすることがある。
住人たちと協力して、世界を広げていくのが序盤から中盤の大きな目的になるだろう。
フィールド探索はサイコロバトルで!
各フィールドでは、1ターンごとにサイコロを振りながら、その出目の数だけマス目を進んでいく。
隣接したマスにモンスターがいれば攻撃でき、樹木があれば伐採して木材を手に入れることができる。
サイコロで出た目の数だけ移動できる。敵や資材、宝箱などに隣接していれば、戦闘や収集を行うことができる。うまく移動すれば、敵と一切戦わないままステージをクリアすることも可能だ
1つのランドには3つのステージが存在する。また各ステージは複数のマップで構成されていることもある
また、最大2人の住民を探索に連れていくことで、それぞれが持つスキルで素材を自動的に収集してくれる。
訪れる場所との相性もあるようなので、効率よく素材を集めるにはいろいろと工夫が必要になりそうだ。
探索に同行して役に立ってくれる住民たち。ただし、続けて連れ回していると「やる気」が下がってしまい、探索に連れていけなくなってしまう
そしてモンスターとのバトルでは、「精霊」たちの協力が不可欠となる。
探索時に同行してくれる精霊たちは「ルーン」と呼ばれるスキルを持ち、攻撃力アップやHP回復、またサイコロの目を大きくするなどの各自の能力で、探索を手助けしてくれる。
マップ上でそのまま敵と交互に攻撃し合う、スピーディーなバトルシステム
精霊たちを連れていけば戦闘力が格段にパワーアップ! さらに虹色のマナゲージがたまれば、精霊のルーンを発動できる
さらに、精霊同士の組み合わせによっては「リンクルーン」と呼ばれるパッシブスキルが発動し、より探索をスムーズに進められるようになる。
精霊たちは料理で召喚&強化!
バトルを手助けしてくれる精霊たちは、集めた素材で作る「料理」によって呼び出すことができる。珍しい素材で作った料理であれば、さらに強力な精霊が現れる可能性も!?
作成できる料理の例。上位のものほど、必要な素材の種類と量、そして完成までの時間が多くなっていく
カグッチ(属性:火)
ヤンチャで好奇心旺盛な、炎の精霊
サリア(属性:水)
歌を歌うことが大好きな、水の精霊
シーファ(属性:風)
風の精霊。ゆったりとしたしゃべり方が特徴
また、探索中に集めた「芽」からは精霊強化のための「ポテト」を、種からは精霊の進化に必要な「宝石」を育てることができる。
芽や種は、街の外れにいる不思議な生命体「タチオン」と「テカテ」に預けて育ててもらうことができる
建築&改築と家具作成でマイタウンがにぎやかに!
自分の街が発展していくと、フィールドで収集した素材を使って家具を作成したり、住民たちの家を建築・改築できたりするようになる。
住人たちが増えてにぎやかになった街の様子。いろんな事件が起こりそう!?
作成できる家具のバエリエーションは相当なもの。和風や洋風といったカテゴリーにとどまらず、部屋の中に川が流れるという突飛な家具まで用意されている。
住居や家具のバリエーション(一部)。自分好みの景観を整えるには、それなりのやり込みプレイが必要になりそうだ
街の広場の景観や、マイホームの部屋の雰囲気を自由なコーディネートで楽しむのは、本作の大きな楽しみの1つと言える。
初めは簡素な街の風景も、ゲームを進めていくにつれてどんどん変化していくはず。
住人たちの個性があふれる家が立ち並び、多種多様な種族の住民たちが歩き回る姿をながめながら、自分だけのマイタウンを発展させていこう!
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