メンバーを応援しながら株が学べるシミュレーションゲーム
『アイカブ』は、リアルタイムで刻々と価格が変動する会社の株を取引きして、資産(エール)を増やしていく、シミュレーションゲームだ。
登場する会社は、すべてAKBメンバーが社長を務めている。
そしてプレイヤーは、増やした資産で推しメンの株を買い増して、株主ランキングのトップを目指していくことになる。
株の知識が一切なくとも解説が充実しており、なんとなくプレイを進めていくと、少しずつ株知識も深められる設計となっている。
基本的な遊び方
本作で株を買うには、YL(エール)という資産が必要になる。
目標となる推しメンの株を買い集めるには、大量のエールを稼がなければならない。
エールは、いずれかのメンバーの株を売り買いした差額でもうけるか、保有株に応じて毎日発生する「配当」で増やしていくことになる。
株の取引は一見するとわかりづらく感じるが、普段の買い物と大差ない。
それでは、メインとなる取引の方法のメリットとデメリットから説明していこう。
注文方法1:成行(なりゆき)
値段を指定せずに、売り買いしたい株を注文する方法。
「指値注文」より優先されるため、約定(※)しやすいが、安易に注文すると想定外の値段で約定してしまうことがある。
※やくじょう。株の売り買いが成立することを指す。株取引は売りたい人と買いたい人が希望価格が合って、初めて取引が成り立つ
※買いはその株を購入して保有すること、売りはその株を売却して手放すことを指す
注文方法2:指値(さしね)
文字どおり、値段を指定して、売り買いしたい株を注文する方法。
必ず指定した値段での取引ができるが、指定した値段以下で売り注文、指定した値段以上で買い注文がない場合、いつまで経っても約定しないことがある。
どうしても欲しいメンバーの株は、成行注文で売り注文があったらすぐに約定。
売り買いでエールを稼ぎたい株は、指値注文で計画どおりに取引するようにすると、うまく資産運用していけそうだ。
ダイヤで確実に株ゲット!
基本的にはエールでの取引がメインだが、ゲーム内仮想通貨である「ダイヤ」を指定数分だけ消費すると、売り注文がなくても株を買える。
人気メンバーの株はなかなか売られることがないので、この方法での入手が多くなりそうだ。
気配値を見て上手に売り買いしよう!
株について一切知らない筆者が、一気にプレイしやすくなったのが「気配値」についての知識を得たときだ。
気配値とは、各株の詳細や取引時に確認できる、買い方と売り方(※)の希望する値段のことをいう。
※買い方とは買い注文をいれた人、売り方とは売り注文を入れた人を指す
上記の表を例にすると、買いたい側は最高63YLで122株分を指値注文しており、売りたい側は最低65YLで19株分だけ指値注文していることがわかる。
この状態で、買いで成行注文を出すと19株分まで1株65YLで手に入り、20~28株分は70YLで約定、売りで成行注文を出せば、122株分までは1株63YLで約定するといった具合だ。
レベルアップ&ダイヤで株の保有枠を拡張!
本作は保有できる株の数に上限が設けられていて、スタートしたてはエールがいくらあっても、思いどおりに取引できないことが多い。
まずは推しメンの株集めより売り買いを優先して、どんどんトレーダーレベルを上げよう。
約900種類収録! 写名刺を集めよう
「Aikabuチャレンジ」を達成したりエールやダイヤを消費したりすることで、本作限定の撮り下ろし写真を使用したメンバーの名刺「写名刺」が手に入る。
現時点でもメンバー1人につき8枚、合計896枚もの写名刺が収録されている。
中には演出込みの写真もあり、設定すればログイン時や利確時、損切(※)時などに好きなメンバーの演出を見ることも可能だ。
※利確は保有株を売って利益を確定させること、逆に損切はこれ以上損失を増やさないために保有株を売って損失を確定させることを指す
メンバーが社長を務める会社の株を1株、48株保有することでも写名刺がもらえるので、まずは推しメンの株を48株そろえることを目標にしてみよう。
ランダムで写名刺が手に入る「シャメダス」の演出も面白く、運がいいとアンコールが入って追加の写名刺がもらえることもある。
AKBグループの情報を得るツールとしても
デイリーチャレンジには、株式についての知識を深めるもののほかに、メンバーについての4択クイズがある。
報酬を2倍にするダブルアップチャンスもあり、ゲームを楽しみながら自然にAKBについての知識を試したり深めたりできる。
また、プレイ中は帯状のフィードにその日に起きたAKBグループの関連ニュースが常に流れるため、いち早くAKBの情報を仕入れたいという方にもおすすめのタイトルになっている。
慣れると面白さが染み出てくる期待作
株の知識がまったくないと、ゲームを開始した直後は何をしているかすらわからない状況だったが、なんとなく取引を繰り返していくうちに、仕組みがつかめていった。
まだまだわからないことが多く、ほとんどの株がフィーリングで買った株だが、高騰してエールが増えていくのが単純に面白く、合間合間に気づけば株価が気になっている自分がいる。
AKBグループについてそこまで詳しくない筆者でも楽しめたので、ファンならますます楽しめるはず。
少しずつ株について学びながらプレイしてみよう。
プレイヤーが多くなるほど株の値動きは激しくなり、より面白みが増してくるはずなので、今後の盛り上がりにも期待だ!
- 使用した端末機種:iPhone 6
- iOSのバージョン:10.2.1
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円