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エヴァ・マリオカート・ドラゴンボールがVRで登場!VR ZONE SHINJUKU発表会レポート

6月13日(日)にバンダイナムコエンターテインメントが、VRを利用したエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」のオープンに先がけた記者発表会を開催。施設や新たなVRアクティビティの内容と、その後行われた先行体験会の模様をお伝えしていこう。

新宿を中心に世界展開を目指すVR ZONE

発表会の冒頭、常務取締役である浅沼氏が登壇。VR ZONE SHINJUKUが、2017年7月14日にグランドオープンすることを明かした。

株式会社バンダイナムコエンターテインメント常務取締役 浅沼誠氏

VR ZONEでは、バンダイナムコのコンテンツ力、開発力、アミューズメント事業で培った体感型のインターフェースなどを結集させ、これまでにないVR体験、夢のような体験を実現させるという。

バンダイナムコの持ちうるノウハウすべてを集約させた施設、それがVR ZONE SHINJUKU。本プロジェクトへの力の入れようがうかがえる

浅沼氏は、「SHINJUKU」という世界中の人々が集う街で、VRエンターテインメント施設という新しいコンテンツによって、驚きや喜びを世界に向けて発信していきたいと語る。

VR ZONEというバンダイナムコの新しい挑戦にご期待いただきたいと熱く抱負を述べ、挨拶を締めくくった。

続いて、アミューズメント事業部事業部長の堀内氏から、事業計画や今後の展開などについて説明が行われた。

株式会社バンダイナムコエンターテインメント執行役員 AM事業部 事業部長 堀内美康氏

VR ZONEは今後、新宿を拠点に全世界へ「VR ZONE Portal」という小型の店舗を続々と展開していくという。

VR ZONE Portalを文字通り入口として、世界中の施設が結びつき、VR ZONE SHINJUKUが大きな発信力を持つフラッグシップ店舗となるように努めていくとのことだ。

国内外各地へと展開予定のVR ZONE Portal。1号店はなんとロンドンで、今年の夏にはすでにオープン予定だ

VR ZONE SHINJUKUの動員数目標は2年弱で100万人。

それに向けて、ただVR機器やコンテンツがあるだけの施設ではなく、ナムコや協力他社とともに、日本生まれのVRらしい手厚い”おもてなし”のサービスを提供していくと堀内氏は語った。

新宿歌舞伎町、ミラノ座の跡地に建設されるVR ZONE SHINJUKU。暫定利用の期間として2019年までを予定している

施設内には魅力的なVRアクティビティが目白押し

事業計画の発表に続いて、VR ZONEではおなじみのコヤ所長、タミヤ室長こと、小山氏、田宮氏が登壇。

VR ZONE SHINJUKUで提供される具体的なVRアクティビティについて身振り手振りを交えて説明を行った。

左から「VR ZONE Project i Can」エグゼクティブプロデューサーの小山順一朗氏、マネージャーの田宮幸春氏

VR ZONE SHINJUKUは広さがなんと1100坪ほどという。大きな施設の中でさまざまなVRアクティビティを「みんなで楽しむこと」「夢の世界を楽しむこと」の2点をテーマとしたものになっている。

先日発表されたエヴァVRに加え、ドラゴンボールVRやマリオカートVRなど、超人気どころといえるコンテンツが10を超える。ここではいくつか抜粋してご紹介していこう。

ドラゴンボールVR

『ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波』は、”ついにかめはめ波が撃てる”ようになったコンテンツ。

手の間に「気」がたまり、おなじみのポーズを真剣に行うことで、直径4メートルほどのかめはめ波が撃てるとのこと。

小石が浮き上がったり、地面がえぐれたりと、ある種の恐ろしさすら感じられるほどの迫力が味わえるものとなっている。

マリオカートVR

ハンドルのついた筐体に乗り、カートを運転していく『MARIOKART VR マリオカートアーケードグランプリ』。

バカでかいパックンフラワー、ドッスンなどを肌で感じながら、360°動画どころではないという驚愕の臨場感のレースが楽しめるものとなっている。

従来のシリーズとは違い、甲羅やバナナといったおなじみのお邪魔アイテムを自分でつかみ、投げることができるのが特徴。

まさにマリオカートの世界に入り込めるコンテンツとなっているようだ。

エヴァンゲリオンVR

すでに発表されている『エヴァンゲリオンVR 魂の座』だが、VR ZONE SHINJUKUでは発進以降のシーケンスも楽しめる。

3人で共闘して使徒と戦うことが可能で、第10の使徒ににらまれるとパニックになるほどの迫力であるという。

撃破後の十字架なども表現されているほか、たとえクリアできずにやられてしまってもそれはそれで楽しめるとのこと。ぜひ体感してみたい!

攻殻機動隊 ARISE

VRといえばこのタイトルをやらないわけにはいかない!というほどマッチした世界観の『攻殻機動隊 ARISE Stealth Hounds』は、銃を片手に対戦を行うバトルアリーナ。

作中でおなじみといえる光学迷彩が完全に再現されており、プレイヤーは姿を消すことができる。

消えた相手を、音を頼りに撃っていく、攻殻機動隊ならではの戦場の緊張感が味わえるコンテンツとなるようだ。

このほかにも、お台場でおなじみとなっていたガンダムやボトムズなども楽しむことが可能。

食事を楽しむ本格的なカフェなども併設されるので、友だちや家族連れでワイワイ楽しめる空間となりそうだ。

ナムコのおなじみのキャラクターを模した料理も出品予定。パックマンマドラーは持ち帰りできるらしい!

入場は予約制だが、その日は何時間いてもいいという斬新なシステム。6月16日より予約開始なので、気になる方はチェックしてみよう

マリオカートVRとハネチャリを先行体験!衝撃の臨場感

発表会の後に行われた先行体験会では「マリオカートVR」と「ハネチャリ」をプレイすることができた。

いずれも風を肌で感じる、言葉では言い表せないほど衝撃の臨場感を堪能することになった。

アイテムを実際に投げつけられるマリオカートVR

マリオカートVRはカート型の筐体に、頭にHTC VIVE、手に感知センサーを装着して乗り込む。

残念ながらプレイ画面の撮影がNGだったので、雰囲気だけでもご堪能いただきたい。

筐体にはM、Lといったあの方々のイニシャルも刻印。センサーを装着した手は、VR空間内でおなじみの手袋になっている

カートの筐体は本格的なもの。右がアクセル、左がブレーキとなる。前面のファンから風が吹き付けるので、疾走感が非常に出ていた

印象的だったのはアイテムを使う場面。パン食い競争のように風船にぶら下げられたアイテムをつかみ、投げたい方向へ本当に投げつける。

片手で運転しながら、アイテムを利用するのはなかなか難しいが、上手に当てられたときは非常に爽快!実際に自分の体を動かすVRならではの体験であるように感じた。

多くの人がプレイしたことのあるマリオカートだけに、かなり人気コンテンツになるはず。そう確信できるだけの驚きを味わうことができた。

飛ぶことの楽しさと恐怖を味わえるハネチャリ

「ハネチャリ」は名前のとおり自転車のような筐体に乗り込み、空を自由に飛んでいくコンテンツ。

鳥人間コンテストのような滑空する爽快感と、高いところから落ちていく恐怖感が両方味わえるものとなっている。

最大4人でプレイすることができ、お互いがボイスチャットで会話できる。ペダルをこぐことで前進することができる

ハンドルは左右への方向転換のほか、倒したり引くことで上昇、下降が行える。こぎながらだとなかなかうまくいかなかった

こちらはプレイヤーが見ている画面。高いところから風を感じながら落ちたり、迫りくるがけにぶつかりそうになったりと、慣れるまでかなり怖い!

ハネチャリでは、悲鳴が聞こえたり、激突するほかのプレイヤーが見えたり、危ない場所を教え合ったりなど、多人数プレイならでは面白さを味わうことができた。

そして5分ほどペダルをこぎ続けるのでいい運動にもなる。スポーツジムにこれがあったら通うかもしれない!

かつてない臨場感に衝撃を受けたのだが、正直、実際に体験しなければこの凄さはご理解いただけないように思う。気になる方はぜひVR ZONE SHINJUKUを訪れて、実際にプレイしてみてほしい。

(C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.