“感情を揺さぶる”RPG『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』新作発表会レポート

株式会社gloopsは11月14日、今冬配信を予定しているスマートフォン向け新作RPG『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』の発表会を都内にて開催した。発表会には代表取締役社長の池田秀行氏、プロデューサーの上田朋宏氏によるゲーム紹介のほか、メインキャラクターの声優を務めた内山昴輝さん、下野紘さん、種田梨沙さん、川澄綾子さんを交えたトークセッションも行われた。

現時点における最高のブラウザゲーム

まず登壇したのは代表取締役社長の池田秀行氏。池田氏は『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』を、現時点における最高のブラウザゲームと語り、本作への強い期待と自信がうかがえた。
また、『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』をきっかけに、縮小傾向にある現在のブラウザゲーム市場を盛り上げていきたい、との意気込みも語られた。

株式会社gloops 代表取締役社長 池田秀行氏

遊ぶ人の“感情を揺さぶる”

続いてプロデューサーである上田朋宏氏からは、本作の世界観やキャラクター、ゲームシステムなどが紹介された。

株式会社gloops プロデューサー 上田朋宏氏

上田氏はゲームシステムの紹介の前に「エンディングのないモバイルゲームでは何十時間、何百時間も費やしながら、運営が終わると何もカタチに残らない。そこから見い出せるゲームの価値とは、それによって得た体験と感動である。」と語り、本作には遊んだ人の心に何かを残す、“感情を揺さぶる”RPGという熱い想いを込めているとのこと。

続いて上映された『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』のプロモーションビデオは、モバイルゲームとは思えない非常にクオリティーが高く、やなぎなぎさんがボーカルを担当した主題歌『zoon politikon』の、切なくも力強い楽曲と鮮やかなグラフィックが相まって、ゾクゾクと鳥肌が立つのを感じた。まさに“感情を揺さぶる”ような、心に何かを訴えかけるプロモーションビデオだ。

https://youtu.be/7Y0wkPf3HAU

緻密な世界観とキャラクターの設定

『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』は、今から300年後の未来、人々に”魔法”という恩恵と”樹獣”という脅威を与え続ける巨大な樹「ラプラスの樹」をめぐる壮大かつ王道のストーリーだが、主軸となるストーリーが存在せず淡々とクエストを進めるモバイルゲームも多い現在、緻密に練られたストーリーとキャラクター設定は新鮮にも感じる。

上田氏の説明によると、本作では没入感とリアルさのあるストーリーおよびキャラクター作りを強く意識したとのこと。決して単純ではない世界とそれを取り巻くキャラクターの多面性やさまざまな問題、これらを体験することでユーザーは『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』の世界に、深く入り込むという。

また、いわゆるリスト型のクエストを廃したことも、没入感やリアルさに大きく貢献しているように思う。広大な世界を自由に操作し歩き回り、様々な人と出会い会話し、物語を進める、というコンシューマ機のRPGでは当たり前だったことを、モバイルゲームでも行えるのはうれしいポイントではないだろうか。

クエストはいわゆる「リスト型」ではなく、街を自由に歩き回って話しかけたキャラクターから受注する。クエストも物語のひとつとなり、そこには「リアルさ」が生まれる

上田氏のゲームシステム説明が終わったところで、本作のメインキャラクターの声優を担当した内山昴輝さん、下野紘さん、種田梨沙さん、川澄綾子さんが登壇し、トークセッションとなった。

ここではキャラごとの性格や置かれている状況、そして思惑などがさらに掘り下げられることとなったが、中には声優陣も知らなかった設定もあったようで、キャラクターひとりひとりが相当に細かく作り込まれていることがうかがえた。

メインキャラクター声優陣によるトークセッション。「私の○○に見えて□□なんです」というテーマでのトークでは、川澄綾子さんが自転車に乗れないことを暴露し、大いに湧いた

さらに各キャラクターのセリフにもこだわり、物語を進めるための「説明セリフ」にも、単純な説明ではなくそのキャラクターの感情や状況が込められたセリフでなければ採用しない、という厳しいルールを設けたとのこと。『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』の世界観は、モバイルゲームでは過剰とも思える作り込みから成り立っているのだろう。

50人以上のサブキャラクターも登場。設定はモバイルゲームとしては異例のボリュームで作られており、非常に細かく作り込まれている

その後、声優陣によるゲーム体験も行われた。本作は最大4人のマルチプレイにも対応しているので、それぞれ自分が演じたキャラを使用し、クエストにチャレンジ。流石はメインキャラクターを演じている4人なだけあって息はピッタリで、『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』開発陣でも難しいようなクリアタイムをマークし会場を沸かせた。

声優陣によるマルチバトルの実演。上田氏も驚きの記録をマークした

これで新作発表会は終了となったが、会場ではその後も『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』の試遊会が開催。わずかな時間だが、実際に手にとって遊ぶことができた。筆者は「マルチバトル」を試遊することができたが、グラフィックは美しくサクサクと動作していた。

3頭身ほどにデフォルメされたキャラクターを自由に操作し、攻撃や防御、回復などを行うリアルタイムアクションバトルで、プレイヤーは使用しているキャラクターの職業に合わせた役割を遂行することになる。例えばヒーラーがサボればパーティはあっという間に壊滅してしまうし、オフェンスが活躍しないといつまでたっても敵を倒すことができない。マルチバトルでは、互いの連携が重要なポイントになりそうだ。

ネイティブアプリではなくブラウザゲームということで、エフェクトの派手さや動作の軽快さに多少の不安があったが、実際に触れてみるとそれは見事に裏切られストレスなく遊ぶことができた。ストーリー、キャラクター、音楽、ゲームシステムのどれもが、高いクオリティーで作り込まれている、今冬期待の1本になりそうだ。

“感情を揺さぶる”RPG『LAPLACE LINK  ラプラスリンク 』新作発表会レポート

ちなみに現在事前登録を受付中で、登録者にはゲーム配信時にSR「南方アオイ(CV:釘宮理恵)」がプレゼントされるほか、11月中にオープンベータテストも開始される予定だ。

事前登録特典 SR「南方アオイ」

スタッフ&キャスト

  • メインキャラクターデザイン:toi8
  • BGM:伊藤 賢治
  • 主題歌:やなぎなぎ『zoon politikon』(ゾーンポリティコン)
  • 出演声優:内山昂輝(イツキ役)、川澄綾子(シュクナ役)、種田梨沙(ハルカ役)、下野紘(ユウト役)ほか

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