2018年は優勝賞金1億円超えで開催!RAGE初の世界大会レポ

12月24日(日)、CyberZが主催するe-Sports大会「RAGE」の初となる世界大会「RAGE Shadowverse World Grand Prix GRAND FINALS」が開催された。熱い対戦が繰り広げられた会場の模様や、エンディングで発表された重大発表についてお届けしよう。

シャドバ世界一は紅茶/PaR選手に

クリスマスイブの東京・高田馬場。

e-Sports大会「RAGE」初の世界大会「RAGE Shadowverse World Grand Prix GRAND FINALS」が開催された。

日本人選手12名に加え、台湾、韓国、北米、欧州の4つの地域から12名の選手が集結。

前日23日(土)のDAY1を勝ち抜いた8名の選手により、優勝賞金50,000ドルを巡って手に汗握る試合が演じられた。

24日のトーナメントに進出した選手たち。左からMeow944(イギリス)、SOS(日本)、Surre(日本)、紅茶/PaR(日本)、Akamarured(ポルトガル)、JaZe(アメリカ)、ふぇぐ(日本)、FanTaSy(カナダ)、日本勢4名、海外勢4名により争われた

大会の模様は、YouTubeやAbemaTVなど、世界各地9プラットフォーム19チャンネルにて生放送も実施された。

RAGE Shadowverse World Grand Prix GRAND FINALS全編(日本語放送)

GRAND FINALS試合ルール

  • 異なるクラスの3つのデッキを事前に登録
  • 先攻・後攻は各試合でランダム
  • 1試合最大5バトルのBO5(Best of 5)。先に3バトル勝利した選手が試合に勝利
  • 各バトルで事前に登録したデッキから好きなデッキを使用する(2バトル目以降、すでに勝利しているデッキは使用不可)

どちらが勝つかわからない、緊張感のある試合が続き、決勝戦へ駒を進めたのはポルトガルから参戦したAkamarured選手と日本の紅茶/PaR選手。

決勝戦の模様は以下の再生ウィンドウから視聴していただきたい。

試合はAkamaruredが2バトル連勝し、このまま一気に優勝を決めてしまうかと思われたが、紅茶/PaRがそこから怒涛の3連勝!

鮮やかな逆転劇を見せつけ、初の世界大会王者に輝いた。

紅茶/PaRには、優勝トロフィーと賞金50,000ドルが授与された

World Grand Prix 2018(仮)が開催決定

大会のエンディングでは、RAGEのプロデューサーを務めるCyberZ執行役員の大友真吾氏と『Shadowverse』プロデューサー木村唯人氏が登壇。

そこで、World Grand Prix 2018(仮)の開催が早くも決定したことが発表された。

RAGEプロデューサー 大友真吾氏

『Shadowverse』プロデューサー 木村唯人氏

さらに、優勝賞金は今回の50,000ドルを大きく上回る100万ドル、日本円にして1億円超(2017年12月25日時点)になるというビッグニュースも明かされた。

スクリーンに映し出される「$1,000,000」の優勝賞金に会場はどよめいた

全世界から24名の選手を招待して開催。春に開催されるRAGE 2018 Springの優勝者、準優勝者が招待されることも決定

2018年に向けて、e-Sportsの新団体の設立、プロライセンス発行など、慌ただしい動きを見せる日本のe-Sports業界に新たに話題をもたらした。

高額の賞金大会についての是非は、各方面でさまざまな意見が見られるが、RAGEがより注目を集めるのは火を見るよりも明らかだろう。

『Shadowverse』という人気タイトルで人が集まり、選手の1手1手に歓声が沸き起こる会場の様子を見るに、興行として成り立っているようには見受けられたが、それが持続可能なものなのか、将来どうなっていくのか筆者には想像がつかない。

2018年以降も、5年、10年とその動向に目を向けていきたいところだ。

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