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『ファイブキングダム―偽りの王国―』先行プレイ!マニュアル操作で広がる無限の戦略性に期待大

2018年夏配信予定の『ファイブキングダム―偽りの王国―』のメディア向け試遊会が開催された。「ネオタクティクスオートバトル」と題した戦略性の高いバトルなど、ゲームの核となる要素に触れることができたので、その内容をレポートしていこう。

ただのセミオートにはとどまらない自由度の高いバトルを体験!

『ファイブキングダム―偽りの王国―』は、繁栄をもたらす「リフルクリスタル」をめぐる、5つの国の戦いの物語を描いたファンタジーRPG。

日本での配信に先行し、2017年に韓国、2018年5月に台湾でサービスが開始されている本作。

プロデューサーの石井英貴氏は、「クオリティーの高いグラフィック」「戦略的なバトル」といった元々ある良さを残しつつ、現在は日本向けに再設計している段階であると語る。

ストーリーやキャラのボリューム、ゲームバランスなどは韓国版のものとはかなり異なるものになるとのことだ。

こういったカルチャライズは大変だが、日本ならではのコンテンツも盛りだくさんとなるのでぜひ期待してほしいと挨拶を締めた。

『ファイブキングダム』プロデューサー石井英貴氏。サービス開始日の明言はなかったが、今夏中の配信を目指して奮闘しているとのこと

メディア向けに行われた試遊会では、クエスト、バトル、育成のひと通りの流れを体験することができたので、その内容を紹介していこう。

※記事内のゲーム画面は開発中のものです。

オートで遊べる手軽さと、マニュアルで介入できる戦略性を両立させたバトル

ゲームは、クエストを消化しながら物語を進めていく流れになる。バトルが始まると、キャラは近くにいる敵に向かって自動で移動し、攻撃を行っていく。

クエストはWave形式で進行。敵、味方がかなり入り乱れて行動するが、滑らかに動く印象だ。カメラのアングルや拡縮が変えられるほか、設定で画質やパフォーマンスなども調整可能

基本的にはオート進行ということになるが、プレイヤーがキャラの位置を移動させたり、任意でスキルを発動させたりすることができるのが「ネオタクティクスオートバトル」たるゆえん。

特に、キャラを自由に移動させられることで、敵、そして味方の位置に応じた立ち回りが問われることになる。本作の戦略性を大きく高める要素だ。

画面左下のコントローラーアイコンをタップすることで、マニュアル操作へと切り替えることができる。これにより、キャラの移動、スキルの発動などをプレイヤーの任意のタイミングで行えるようになる

各スキルにも範囲が存在するため、最適な場所、タイミングで使うと勝利がグッと近づく。特に必殺技である「オーバーアーツ」は、強力な攻撃、補助効果などが得られる

移動の際は、任意の場所を選択していく。前衛を敵近辺に寄せて、敵を引きつけている間に、後衛の遠距離攻撃でたたくのが基本的な戦略の1つだ

クエストでは巨大なボスが出現することも。強力な範囲攻撃なども行うため、その場に立っているだけでは勝てない。ここでも移動がポイントとなる

マニュアル操作のおかげで、戦場内ならどこへでも移動できることになり、さまざまな陣形、戦略がとれる。多少の戦力差はうまく操作することでカバー可能だ。

オートによる手軽さと、マニュアルによる戦略性をバランスよく取り入れられたバトル。ほかのタイトルにはあまり見られない魅力であるといえるだろう。

PvPやレイドなどさまざまな楽しみ方ができるバトルコンテンツ

1時間の試遊会では堪能しきれないほど、バトルコンテンツが豊富であるところも本作の特徴。

プレイヤー同士のランキング戦である「決闘」、巨大ボスに複数で挑む「レイド」など、ほかのプレイヤーといっしょに楽しめるようなものも多く存在している。

スクロールが必要なほどのコンテンツ数。それぞれで入手できる強化素材などがすみ分けされているため、育成面も歯ごたえのあるものになりそうだ

2つのパーティーが完全オートで戦う決闘。マニュアル操作で介入できない分、編成がより重要となる

レイドは体験できなかったが、多人数参加型の大がかりなものになる。各プレイヤーが状況に応じて役割を担っていく、リアルタイムならではの面白さが味わえそうだ

また、エンドコンテンツの1つとして、ギルド同士で戦う「ギルド戦」も存在している。

全容は明かされなかったが、ギルド内でコミュニケーションをとりながら、仲間とともに戦っていくようなコンテンツにも期待したいところだ。

チャット機能はもちろん、研究所やギルドスキルといったギルドならではの育成要素も存在。ギルド内コンテンツはかなり充実している印象だ

登場キャラは150以上!新しいキャラも作り出せる!?

登場キャラは150種類以上(戦闘に参加できる3Dキャラは130ほど)。担当する豪華声優陣が物語、バトルを熱く盛り上げてくれる。

フルボイスで進行する物語パート。直属の上司の裏切りにより、窮地に追い込まれる主人公トリスト。彼を中心とした冒険の物語が展開されていく

キャラによって前衛、後衛など得意とする戦い方が異なるほか、敵との属性相性も設定されている。クエストごとに、適切なパーティーを編成して挑むことが重要となる

キャラは基本的にガチャからの入手になるが、ガチャがすべて、という内容にはならないように気を配っていると石井氏。

素材を集めて「創生」したり、複数のキャラを組み合わせて「転生」させたりなど、コツコツとプレイしていくことでもキャラ入手は可能になっている。

「転生」はキャラ2体を組み合わせることで新たなキャラを作り出すことができるコンテンツ。ここでしか入手できないレアキャラも

ミライアカリに加えてVOFAN氏が手がけたキャラも参戦決定!

試遊会では、すでに発表されているヴァーチャルYouTuberの「ミライアカリ」のほか、イラストレーターVOFAN氏の手がけたキャラが参戦することも新たに明かされた。

このほか、アニメとのコラボなども予定しているとのことなので、王道RPGとしてだけではなく、キャラゲーとしても楽しめるタイトルとなりそうだ。

試遊会の時点でミライアカリはすでに使用可能。3Dモデルの出来やド派手なオーバーアーツにはぜひ注目していただきたい

物語シリーズの表紙でもおなじみのVOFAN氏のキャラ。死神っぽいこの娘がゲーム内でどう動き回るのか、今から待ち遠しい!

ミライアカリが参戦したり、声優にAKBグループの都築里佳さん(SKE48)、坂口渚沙さん(AKB48)、三田麻央さん(NMB48)を起用したりと、配信前から注目すべき内容の多い本作。

RPG好きの筆者としては、ときに手軽に、ときに戦略的に戦えるバトルが非常に魅力的に映った。

オートだけでクリアできてはつまらないし、オートがまったく役に立たなくても手軽にならない。この両立、ゲームバランスの調整はかなり難しいものになると想像できる。

ただ、そこを乗り越えられるとかなり楽しめる作品になる、そう思えるだけのものを今回の試遊会では確かに垣間見ることができた。

ぜひ実現できると信じて、リリースを心待ちにしたいと思う。

(C)Mirai Akari Project
(C)2018 liica Inc.
(C)CREEK & RIVER KOREA Co., Ltd.
(C)4:33 Creative Lab.2018 liica Inc.
※ゲーム画面は開発中のものです。