インディーズ・クリエイターたちが見据えるビジネスとエンタテインメントの未来とは
「インディーズゲームとビジネスの境界線」
ゲスト
- 楢村匠(ゲームクリエイター)
- 末弘秀孝(ゲームクリエイター)
- 渡部健(ゲームクリエイター)
- 住田康洋(ゲームプロデューサー)
- 黒川文雄
今回のテーマ
6月26日開催の黒川塾は、アプリ・ゲーム業界向け開発&運営ソリューション総合イベント「Game Tools & Middleware Forum 2018(GTMF2018)」と共同開催イベントです。
さらに、黒川塾開催6周年特別企画として、大阪(6月)と東京(7月)に開催をいたします。
今回の黒川塾60は、一般にインディーズゲーム・クリエイターやプロデューサーの現状にフォーカスします。
我々が、インディーズゲームという名称から想起するものは、ゲームを自らの意志で開発するクリエイターやプロデューサーですが、それぞれのゲームコンテンツにはイマジネーションがあり、それら具現化するための開発力が必要です。
さらに、それらを収益化するためにはマーケティングなどのビジネスバランスも問われます。
趣味に端を発し、ゲームへの愛が昂じて、プレイヤーからインディーズゲーム・クリエイター、プロデューサーとなり、いかにしてコンテンツとして世に送り出すのか、それらは、どのようなスケールでビジネス展開を行っているのか、そして、インディーズ・クリエイターたちが見据えるビジネスとエンタテインメントの現状と、その未来とは何かを語っていただきます。
今回のゲストは、インディーズの雄、NIGOROディレクターとして活躍する楢村匠氏、クラウドファンディングを活用し開発資金を募るSweryこと末弘秀孝氏、大手ゲーム会社を退職、自らゲームをプロデュースする住田康洋氏、渡部健氏、すでにインディーズゲーム・クリエイター、プロデューサーとして実績を重ねたメンバーに登壇をいただきます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
登壇ゲスト(敬称略)
楢村匠(ならむらたくみ)
NIGOROディレクター(兼グラフィッカー兼コンポーザー兼レベルデザイナー)
2001年にMSX好きの開発者を集め制作した「La-Mulana」が海外で高い評価を受け、インディーゲーム開発チームNIGOROを立ち上げる。
La-Mulanaは2011年に完全リメイクされWiiウェア・PCでリリース、2013年4月にSteamで販売開始。
2012年12月に台湾にて開催された「2012台北遊戲App開發者論壇」に講師として参加。2013年3月にGDCにて講演。
2014年2月に続編となるLa-Mulana2の制作資金をKickstarterにて26万ドル(約2,600万円)集め、現在製作中。
末弘秀孝(すえひろひでたか)aka Hidetaka Swery Suehiro
1973年生まれ。
大阪を拠点に活動するゲームクリエイター。
1990年代にSNKからキャリアを始め、2002年に株式会社アクセスゲームズを設立。2010年には現代のカルトクラッシックと称される「レッド・シーズ・プロファイル」を発表。
続く2014年にはマイクロソフトから『D4: Dark Dreams Don’t Die』を発売し、北米、欧州で最も影響力のあるクリエイターの50人に選出される。
2016年11月、「大阪から世界中のあなたへ!」をスローガンに株式会社White Owlsの代表取締役に就任。
2018年現在、最新作である『The Good Life』と『The MISSING』を発表し、精力的な創作活動に奮励している。
住田康洋(すみたやすひろ)
株式会社ポラリスエックス代表取締役
1992年バブルの勢いに乗り株式会社カプコンに入社。最初の担当業務は欧州向けスーパーファミコンタイトルの印刷物の管理。
その後20余年カプコンにお世話になるも、四十路半ばで周りの声に耳も傾けずカプコンを退職し、現在は京都の片隅でゲーム会社を運営。
自らの名前をタイトルに冠した第一弾スマホゲーム『中年騎士ヤスヒロ』のヒットに支えられ、現在もチャレンジを続ける。
最近では念願の任天堂タイトルに着手し、NintendoSwitch向け第一弾タイトル『サリーの法則』が週刊ファミ通のクロスレビューにて「ゴールド殿堂入り」を果たすなど、プラットフォームを拡大して奮闘中。
渡部健(わたなべけん)aka Nukenin
1981年生まれ。岩手県出身。東京大学学際情報学府を卒業後、2005年に任天堂にプログラマーとして入社。
『ピクミン3』や『Splatoon』でグラフィックプログラマーとして活躍。2015年に退社した後、5ヶ月ほどイギリスへ語学留学する。
その後、世界20カ国以上を放浪したのち帰国。2016年夏頃より、インディーゲーム開発者として活動を始める。今までに約2年間で出したアプリの数は10を超える。
2016年冬より、他の任天堂を抜けた同期2人とゲームを出すようになり、Nukeninと名乗り始める。
2017年秋にリリースした『ネコの絵描きさん』がGoogle Indie Games Festival 2018のTop 3に選出される。踊れるゲームプログラマー。
【主催・司会 ナビゲーター・コメンテーター・黒川文雄】
東京都生まれ。アポロン音楽工業を経て、ギャガコミュニケーションズ(現在のギャガ)にて映画配給宣伝、セガエンタープライゼス(現在のセガ)にてゲーム宣伝を革新的に進化させ、ゲーム内広告を世界で初めて展開。
デジキューブにてゲームソフトのコンビニ流通を開拓、デックスエンタテイメントにてFLASHを用いた世界初のネット型対戦カードゲーム『アルテイル・ネット』を展開、ブシロードにて取締役副社長、製造管理、海外販売、オンラインゲーム開発。
NHNJapanにては家庭用ゲームメーカーとの大型の共同タイトルを企画開発、運営まで。DMMオンラインサロン「黒川塾」も開催中。
あらゆるエンタメジャンルに精通したメディアコンテンツ研究家であり、本イベント・キュレーター。
コラム連載など、多岐にわたる人脈と長年のナレッジの蓄積で新たな地平を切り拓いてきました。参加する皆様方とともに成長をしていきたいと思います。
黒川塾とは
音楽、映画、ゲーム、ネット、IT、すべてのエンタテインメントの原点を見つめなおし、来るべき未来へのエンタテインメントのあるべき姿をポジティブに考える会です。
開催時期に合わせてゲスト・テーマを決定し、参加者とそれらを共有し、現状分析、動向を研究し、新たな化学変化を起こし、まだ見ぬ方向性、あるべきエンタメ像を創造するものです。
参加者においては、新たな気づき、明日からの活力になる勉強会、企画開催を心がけます。
音楽、映画、ゲーム、ネットワークなど、すべてのエンタメビジネスに精通した「黒川文雄」がナビゲートするエンタメ小宇宙。「エンタテインメントの未来を考える会」(黒川塾)開催決定です。
明日からのエンタメビジネス、自らのライフスタイルへの気付きを与え、与えられる会にしたいと考えます。毎回 多才なゲストを招待しての事例紹介、クロストーク、リスナー参加型の質疑応答形式もあります。
【開催日程】
- 2018年6月26日(火)
18:30 開場 19:00 開始(開演)90分程度
終了後 30分程度懇親交流会あり(予定)
【開催会場】
- コングレコンベンションセンター(グランフロント大阪内)
〒530-0011 大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館 B2F
電話:06-6292-6911
【参加費】
- Peatix 事前申し込み 一般:3,000円
- 当日料金 一般:3,500円
- Peatix GTMF2018出展社・スピーカー向け:2,000円
- 当日GTMF2018出展社・スピーカー向け:2,500円 ※1ドリンク代込み
ぜひ足をお運びください!
あらゆるジャンルのクリエイター、プロデューサー、ディレクター、起業家、営業、販売促進などすべてのポジティブなマインドをお持ちの方を歓迎します。
もちろん、それらの職業の方に限定するつもりはありませんので、一般の方も奮ってご参加ください。
エンタメ業界に所属していなくても結構です。ここが何かの「入口」になるかもしれませんし、「出口」になるかもしれません。
積極的な参加をお待ちしております。
【問合せ先】
- 運営責任者:黒川文雄 kurokawa.fumio@gmail.com
- 運営協力:GTMF運営委員会 担当 大和智明 contact@gtmf.jp