今年の社員体験はゲームのPR!
小学校3年生から高校3年生を対象に行われた今回の1日社員体験。
毎年、異なるテーマのワークショップで社員体験ができるイベントで、今回はネクソンの人気タイトル『メイプルストーリー』のIPを使って、キャラクターデザインと動画制作の2チームに分かれ、PRの動画制作が行われた。
一昨年はゲーム制作、昨年はゲーム実況動画の制作というテーマだったのだが、今回のPR動画制作では、「ゲームのPR」という、よりゲーム会社の社員らしい体験ができるテーマではないだろうか。
キャラクターデザインは、ドット絵作成ツールの「Piskel」を使用。
「夏っぽい」をテーマに、それぞれ悪戦苦闘しながらも、個性的なキャラクターを作り上げていた。
キャラクターデザインチームが作ったキャラクターは、PR動画制作チームが作った動画にて、「この夏追加される新キャラクター紹介」という設定で登場することに。
動画制作はMacの「iMovie」を使って行われ、テロップやBGMの追加、エフェクト、トランジションを駆使した演出に加え、自分で声を吹き込んでナレーションを加えるなど、本格的な動画制作に取り組んだ。
保護者へ向けたパネルディスカッションも
今回は、初の試みとして、子どもたちの付き添いで来場した保護者へ向け、ネクソンで働く社員らによるパネルディスカッションも行われた。
- 中西啓太氏(モバイル運用部 部長)
- 鈴木恵慈郎(モバイルマーケティング部 モバイルマーケティング室 室長)
- 水野太介(制作部 プロダクトデザイン室 室長)
の3名が登壇し、保護者から寄せられた、ゲーム会社で働くことへの質問に回答した。
「小中学生のうちに学ぶべきことはなにか」という質問に、中西氏は「私は、歴史など社会科目が嫌いだったが、いま、仕事で歴史系のゲームに関わるようになって、しっかりやっておけばよかった」と実体験を紹介。
「ゲームの仕事をするにあたって、特にこの科目を勉強しておけばよかったというものはないが、基本的なところはきちんとやっておくに越したことはないと感じています」と、アドバイスをおくった。
鈴木氏は、「ゲーム会社に入ると、毎日ゲームのことを考えるので、ゲームが好きでないとだめだと思います」とし、「ゲームが好きだという気持ちを、途切れさせないであげてほしい」と想いを語る。
また、鈴木氏が携わるマーケティングなどは、実際に働いてみないとイメージしにくいところもあるとし、「普遍的な考える力が大事かと思っています。目の前に置かれた状況のなかで、どう行動するのかを考える必要があるので、お子さんがなにか行動をしたとき、どう考えてその行動に至ったのか、という聞き方をするといいのではないか」と述べた。
水野氏は、「専門職であっても、コミュニケーションスキルは必須」とし、実務上で必要になるヒアリングに備え、聞く力を鍛えることを勧めた。
その他、ゲームを長時間プレイすることはどう思うのか、女性がゲーム会社で働くにあたり女性ならではの視点はあるのか、などのさまざまな質問に3人が回答し、パネルディスカッションを終えた。
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